千とは、数字の1000を表す漢数字である。また以下のことを表す。
人名
- 千利休(1522年 - 1591年) - 戦国時代、安土桃山時代の茶人。茶聖
- 千宗旦(1578年 - 1658年) - 茶人。表千家3代目
- 千宗室 - 裏千家の家元名
- 千昌夫(1947年 - ) - 演歌歌手
漢字として
- 意味・字形
- 1000、たくさんの。
- 字形
- 一+人の合文。古くは1000を表す語と人は同じ声だったようで、1000を人で表した。千は1000が1つ分という意味の字である。甲骨文ではほかにも二千、三千を表す、人+二、人+三という字も使われている。
- 〔説文解字・巻三〕には「十百なり。十に從ひ人に從ふ」とあり会意とするが、十と人でなぜ千なのかは書いていない。ほかに人を声符とした形声字という説がある。
- 音訓
- 音読みはセン(漢音、呉音)、訓読みは、ち。名のりに、かず、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校1年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 千を声符とする漢字には、仟、阡、谸、汘、秊(年の古文、禾+人の会意説もある)などがある。
- 意符
- 千をもとにSI接頭辞キロのついた単位を表す国字が作られている(粁、竏、瓩)。
- 語彙
- 千億・千客万来・千金・千軍万馬・千言万語・千古・千石・千古不易・千載一遇・千差万別・千山万水・千思万考・千紫万紅・千姿万態・千手観音・千秋万歳・千秋楽・千乗万騎・千変万化・千里・千里眼
- 参考
- 片仮名のチの字形のもととなった。
関連項目
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