三とは、数の3を表す漢数字である。≡は別の字。また以下のことを表す。
- 三 - 三河国のこと。三州
漢字として
- 意味
- 3、三番目、三回、なんども、3つセット、三倍。
- 字形
- 横棒3本による指事。
- 〔説文解字・巻三〕には「天地人の道なり。三數に从(したが)ふ」とあって、三本線は天地人を表すという易の考え方に従った説明をしている。〔説文〕は、一の説明では天地を造分するといい、二については地の数であるという説明をしている。
- 音訓
- 音読みは、サン(漢音、呉音)、訓読みは、みっつ、み、みたび。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校1年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 部首
- 〔説文〕では部首として扱われている(が、含まれているのは三だけ)。
- 語彙
- 三悪・三衣・三畏・三韻・三慧・三易・三衣一鉢・三縁・三猿・三音・三河・三夏・三家・三戒・三槐・三界・三界流転・三角・三革・三学・三鏡・三月・三冠・三韓・三寒四温・三帰・三教・三軍・三計・三経・三卿・三権分立・三元・三元牌・三絃・三五・三公・三皇・三綱五常・三顧之礼・三国志・三才・三々五々・三思・三時・三者三様・三者鼎談・三汁七菜・三十六計・三線・三晋・三振・三心二意・三省・三聖・三尺秋水・三千世界・三蔵・三族・三体詩・三都・三拝九拝・三宝・三昧・三位一体・三面六臂・三門・三友・三礼・三老五更・三論
- 参考
- 片仮名のミの元となった。三の大字は参(參)。
異体字
- 弎は、〔説文〕に「弋に从ふ」とある古文。JIS X 0213第四水準。JIS X 0212補助漢字。
- 𢦘は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。〔竜龕手鑑〕〔五音篇海〕に「音、三」とある。
- 叁は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。
互換文字
書として
関連項目
- 3
- 0pt
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