「名古屋はええよ!やっとかめ」とは、大名古屋帝国の国歌である。
1985年につボイノリオが歌い、一部で熱狂的なブームを巻き起こした。ふざけたような歌詞だが、1980年代の名古屋といえばソウルの裏金工作によるオリンピック誘致失敗、構造不況、イベントの名古屋飛ばし、出張先で行きたくない大都市ワースト1位のレッテルなどもあり、踏んだり蹴ったりであった。そんな元気のない名古屋に発破を掛け、名古屋人としての誇りを持って欲しいとして生まれたのがこの曲である。
作詞作曲は、タイムボカン・究極超人あ~る・燃えよドラゴンズ!・このまちだいすき等で知られる山本正之。人気に火が付いたのはFLASH黄金時代あたりからであり、今日では名古屋を紹介するときにイントロが流れることも少なくない。
一般的にはつボイ歌唱版が有名だが、山本正之がセルフカバーしたものも存在する。セルフカバー版は歌詞が異なっている部分があり、1番では「あわゆき ういろう」なのが「てんむす ういろう※」になっていたり、2番目も「食い倒れとる」から「芸人がいばっとる」に変わっている。ちなみに山本正之自身は三河地方、安城市の出身であり、ついつい三河名物も挙げてしまったらしい(あわゆきは岡崎市の銘菓、かきつばたは知立市の八橋など)。
※天むすも名古屋名物(というより名古屋駅の名物)だが、発祥は三重県津市
概要
東京や大阪はもうあかん。未来の首都は名古屋で決まり!という曲。だが、本当にあかんと思ってるのは東京だけであり、大阪とは案外仲良くやっている。むしろ福岡が目の敵にされている。
ちなみに、「やっとかめ!」(80日目)は久しぶりという意味。
補足
- 女子大小路は名古屋市の繁華街、栄にある歓楽街。しかし、今女子大は移転したので存在しない。
- NASAの暗号に名古屋弁は使っていないが、戦時中に特定の方言を暗号に使った事実はあるそうな。
- 信長は厳密には清洲町(現清須市)出身。
- FLASHに出てくる名古屋章は名古屋出身ではない。
- FLASHに出てくる銀の柱はもともとつくば市にあったモニュメント。
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関連項目
- 8
- 1900pt