名古屋県とは、名古屋である。名古屋までしか覚えていないのである。多分、県なんじゃない?
概要
落ち着いて聞いてほしい。
名古屋は、実は市である。名古屋市は愛知県西部(尾張地方)に位置する愛知県の県庁所在都市である。愛知県名古屋市なのである。そんなことは愛知県民なら知っているし、岐阜県民も三重県民も知っている。静岡県民だって知っているはずだ。「新幹線で通過するだけだから良く知らない」とか言われても困るのである。「東京は東京都だし、大阪は大阪府だし、名古屋は名古屋県・・・」そんな訳ないのである。
せっかくこのページを開いたのだから、良く覚えておいてほしい。愛知県の名古屋市なのである。
なお似たような扱いを受ける地として横浜県、神戸県、金沢県などがある。
→「日本の都道府県の一覧」
因みに、名古屋市を中心とする都市圏の中京圏は、名古屋圏と呼ばれることもあるため、「ナゴヤケン」と言われたからといって直ぐに否定的に反応するのは考えものである。
名古屋県は実在した?
名古屋県というのは明治維新後の一時期確かに存在していた県であった。
尾張藩が名古屋県を経て現在の愛知県となるまでに以下の経緯を辿っている。
赤い部分:名古屋県 残りの部分:額田県 |
1868年 尾張国の尾張藩の一部であった犬山城とその城下が明治新政府の維新立藩によって犬山藩となる。
1871年 明治新政府による廃藩置県によって尾張国の尾張藩は廃止され、新たに名古屋県へと改定される。
1871年 犬山県を名古屋県に統合。
1871年 三河国全体と尾張国の知多郡が額田県として統合される。
1872年 名古屋県が県庁所在地の愛知郡の名前を採用して愛知県へと改称される。
1872年 愛知県と額田県が合併して現在の愛知県となる。
そして現在の愛知県は県西部を尾張地方と呼び、県東部を三河地方と呼び、名古屋城のあった名古屋市を県庁所在地にしている。
名古屋城の内堀と外堀の間にあった広大な空間には現在、愛知県庁、名古屋市役所の他、名古屋地裁、中央官庁の中部・名古屋支所などの県と市と国の官公庁がひしめいてなお余裕のある贅沢な土地の使い方をしている。
ちなみに愛知県庁舎は愛知県出身の漫画家鳥山明の作品に登場するレッドリボン軍本部のモデルにされたとかされてないとか言われている。
また、現在の尾張徳川家の第21代当主は美術史家として徳川美術館の館長を務めている。
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関連項目
- 日本国:旧国名一覧
- 愛知県
- 名古屋 / 名古屋市
- 中京圏(名古屋圏)
- バカ日本地図
- 名古屋はええよ!やっとかめ
- 神戸県 / 兵庫県 神戸市
- 金沢県 / 石川県 金沢市
- 博多県 / 福岡県 福岡市 博多区
- 横浜県 / 神奈川県 横浜市
- 仙台県 / 宮城県 仙台市
- なえき / 名駅
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