枇杷島分岐点とは、愛知県清須市にある名古屋鉄道の信号場である。
概要
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びわじまばし BIWAJIMABASHI |
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| 西枇杷島 下小田井 NISHI BIWAJIMA SHIMO OTAI |
東枇杷島 HIGASHI BIWAJIMA |
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位置としては東枇杷島駅-西枇杷島駅・下小田井駅の間にあり、名古屋本線と犬山線がここで分岐する。信号場なのでホームはないが、かつてここは枇杷島橋という駅があり、現在も運賃計算上の箇所として扱われている。信号場としての所属は西枇杷島駅ということになっている。
分岐点以西の名古屋本線から犬山線へ跨いで乗車する場合、乗り換えは東枇杷島・栄生・名古屋の何れかとなるが、運賃は当分岐点で乗り換えたものとした距離で計算され、この場合当分岐点から名古屋までの重複乗越運賃は不要である。ちなみに別途乗車の場合にはここ発着の乗車券が発券される場合もある。
構造
3.の回送線は名古屋本線西枇杷島駅構内から分岐して犬山線へ合流するが、普段列車の通過はなく主に車両の留置などで使われる他、パノラマSuper1000系、1600系などの方向転換に使われたことがある。3.の回送線の延長線上犬山線と並行する場所に有効長6両分の引き上げ線があり、日中の河和線・知多新線特急の折返し場所として使われている。
名古屋本線と犬山線は平面交差で分岐し、両方共列車本数は無茶苦茶多いためボトルネック箇所の一つとなっている。立体交差化をしようにも
- 分岐点のすぐ近くが庄内川で線路を地下化出来ない。出来たとしても非常に深い場所になる
- 分岐点のすぐ近くで東海道本線・東海道新幹線と立体交差するため、高架化も出来ない。出来たとしても非常に高い高架となる
- 住宅密集地である
以上の理由から現状維持が続いている。
ちなみに平面交差するのは本線豊橋方面と犬山線新鵜沼方面の線路で、もし両列車が接近した場合以下の取扱の何れかを取る。
ダイヤは極力分岐点の前後ですれ違うように組まれているが、実際は分岐点の進路開通待ちで列車が停止する光景はしばしば見られる。
真ん中に建ってた家
デルタ線の内側は名鉄の社有地である。しかしその中に名鉄の社有地でない場所があり、そこに家が1件建っていた。
この家は犬山線と名古屋本線をスイッチバック無しで結ぶ連絡線(前述の回送線)が建設された時、周囲にあった他の家は立ち退きに素直に応じたのだが、当時新築だった家を壊したくないという理由で家主が立ち退きを拒否したためこの家だけが残された。
テレビ朝日系で放送されていた「ナニコレ珍百景」に紹介されたこともあるが、2011年秋頃に解体された。
隣の駅
名鉄名古屋本線
| 種別 | 隣の駅 (豊橋・中部国際空港方面) |
当信号場 | 隣の駅 (名鉄一宮・名鉄岐阜方面) |
|---|---|---|---|
| ミュースカイ | 名鉄名古屋駅 | 通過 | 国府宮駅 |
| 快速特急 | |||
| 特急 | 国府宮駅(一部須ヶ口駅) | ||
| 快速急行 | 名鉄名古屋駅 (一部栄生駅) |
須ヶ口駅 | |
| 急行 | 栄生駅 | 須ヶ口駅(一部二ツ杁駅) | |
| 準急 | 二ツ杁駅 | ||
| 普通 | 東枇杷島駅 | 西枇杷島駅 |
犬山線
| 種別 | 隣の駅 (豊橋・中部国際空港方面) |
当信号場 | 隣の駅 (犬山・新可児方面) |
|---|---|---|---|
| ミュースカイ | 名鉄名古屋駅 | 通過 | 岩倉駅 |
| 快速特急 | |||
| 特急 | |||
| 快速急行 |
名鉄名古屋駅 (一部栄生駅) |
上小田井駅 | |
| 急行 | 栄生駅 | 上小田井駅(一部下小田井駅) | |
| 準急 | 上小田井駅 | ||
| 普通 | 東枇杷島駅 | 下小田井駅 |
関連動画
関連項目
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