桐花賞とは、毎年12月下旬に岩手県競馬組合が水沢競馬場ダート2000mで開催する3歳以上による地方競馬の重賞競走である。格付けは岩手競馬MI。1着賞金は1000万円。
概要
正式名称は「農林水産大臣賞典 桐花賞」。中央競馬における有馬記念同様、出走馬をファン投票により選出するグランプリ競走として1975年に創設された。その経緯もあって現在でも度々「岩手競馬の有馬記念」と言われている。
グランプリというだけあり、出走馬も当時の岩手競馬を代表する優駿が集まる。トウケイホープ、カウンテスアツプ、トウケイフリート、グレートホープ、スイフトセイダイ、トウケイニセイ、モリユウプリンス、メイセイオペラ、トーホウエンペラー、バンケーティング、トニージェント、ロックハンドスター、ナムラタイタン、エンパイアペガサス、フレッチャビアンカ、ヒガシウィルウィンなど、岩手競馬所属馬限定の競走でありながら全国区で名を知られる競走馬も多い。
豪雪地帯の奥州市水沢の年末だけあり、ほぼ間違いなく不良馬場での開催となる。創設当初の10月11月では良馬場での開催もあったが、12月下旬に開催時期が移ってからはダートどころか雪2000mになることもしばしば。岩手競馬では前日から不眠不休で除雪をしまくって開催に漕ぎつけているらしく、意外にも走路の問題での中止は2021年の第46回が初めてだった[1]。ちなみにそんなに苦労してまで開催するくらいなら時期をずらせばいいと思うものだが、何度か正月に開催してみたものの岩手競馬のファンからは不評であり、大晦日に開催日が戻された経緯がある。
このレースの勝ち馬からはメイセイオペラ、トーホウエンペラーがGI(GI級)競走を勝利している。また掲示板からはテンメイがGI(GI級)競走を勝利している。
その他トウケイニセイやメイセイオペラを始めとする名馬たちの主戦を任された菅原勲騎手は現役中5連覇含む9勝を挙げた。
歴代優勝馬
関連コミュニティ
関連項目
脚注
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