概要
奥州市 おうしゅうし |
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基本情報 | |
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国 | 日本 |
地方 | 東北地方 |
市役所所在地 | 岩手県奥州市水沢大手町一丁目1番地 |
市町村コード | 03215-8 |
面積 | 993.30km2(境界未定部分あり) |
総人口 | 106,206人 (推計人口、2024年10月1日) |
人口密度 | 107人/km2 |
隣接自治体 | 岩手県 花巻市、北上市、一関市、遠野市、和賀郡西和賀町、胆沢郡金ケ崎町、西磐井郡平泉町、気仙郡住田町 秋田県 雄勝郡東成瀬村 |
市の木 | モミジ |
市の花 | サクラ |
市の鳥 | キジ |
行政区画テンプレート |
岩手県の内陸南部に位置する「歴史息づく健康文化都市 産業の力みなぎる副県都」。
2006年(平成18年)に、水沢市、江刺市、胆沢郡前沢町、胆沢町、衣川村が合併し誕生した。
岩手県内第二の人口を擁する。
地域の中央を北上川が流れており、北上川西側には胆沢川によって開かれた胆沢扇状地が広がる。
西部には奥州市最高峰の焼石岳を主峰とする西部地域があり、ブナの原生林が多く残っている。
水沢江刺駅には新幹線がとまるが中心地からはやや離れている。宿泊施設もここら辺に集中している。
電車やバスの本数は細かくなく、冬場は日常的に遅延も発生するため、車は生活必需品。
南に世界遺産の中尊寺や毛越寺などを有する観光地として有名な平泉町、北に宮沢賢治の出身地で温泉といった観光資源に恵まれた花巻市がある影響で、それらへの通過点として扱われがち。
ブラックホールの研究と撮影で世界的に知られる国立天文台水沢VLBI観測所がある。
日高火防祭は、江戸時代に始まった4月後半に二日にかけて行われる日高神社の祭り。水沢地区の各町がそれぞれ囃子屋台をだし、火災除けを願いながら笛や三味線、太鼓などを演奏し町を練り歩く。
黒石寺蘇民祭は1000年以上の歴史を持つ、岩手の蘇民祭の名称で国の選択無形民俗文化財として選択されている、日本三大裸祭りの一つに数えられる勇壮な祭り。凍てつくような寒さの中で行われ、厄払いと五穀豊穣を願い、参加者たちが先を争って蘇民袋を奪い合う。
卵めんという、小麦粉に卵を練り混ぜてつくる麺が郷土料理の一つ。江戸時代に長崎からやってきたキリスト教徒が、オランダ人に習ったものを見よう見まねでつくり始め、この地に根付いた。元は「蘭麺」と言っていたという説もある。それ以外では前沢牛や奥州はっと、じゅうね餅などがご当地グルメ。
南部鉄器の鉄瓶や風鈴が土産物として人気でいろんな店舗に置かれている。鋳物製風鈴の生産量が多い市町村日本一でもある。昔から鉄器の製造が盛んで、今現在も盛岡市と並んで南部鉄器の主な生産地になっている。盛岡市の南部鉄器は、盛岡藩が江戸時代初期に地元で採れる砂鉄や粘土で茶釜を作らせたのが始まりだが、奥州市のものは平安時代に奥州藤原氏が鋳物師を招聘してはじまったとされる。その他では江戸時代中期に岩屋堂城の城主が地域の産業として発展させ、今も岩屋堂地区で製作されている、桐やケヤキなどでできた漆塗りの箪笥・岩屋堂箪笥が代表的な伝統工芸品。
著名な出身者はミュージシャンの大瀧詠一や二刀流で日本を沸かしアメリカに乗り込んだ大谷翔平、政治家の小沢一郎や漫画家の吉田戦車など。また、高野長英と後藤新平、斎藤実の三人は水沢地区で三偉人として扱われている。
はっとくんという、マイどんぶりとマイ箸を持ったおにぎり頭のマスコットキャラクターがいる。
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関連項目
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