標津町(しべつちょう)とは、北海道の根室地方にある町(地方公共団体)である。標津郡に属する。
概要
標津町(2021年4月1日時点) | |
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面積 | 約624.69km2 |
人口 | 5,025人 |
町の花 | ハマナス |
町の木 | ナナカマド |
隣接 市町村 |
根室振興局 目梨郡:羅臼町 標津郡:中標津町 野付郡:別海町 オホーツク総合振興局 斜里郡:斜里町、清里町 |
北海道北東部、知床半島の根元あたりにある町。根室海峡に面しており、その先に浮かぶ北方領土の国後島から約24kmほどの距離で、天気が良ければ町内から国後島を望むことができる。町名は町を流れる標津川から取られたもので、「大きい川」を意味するアイヌ語「シペッ(si-pet)」に由来する。上川地方にある同音の士別市との混同を避けるため、根室標津と呼ぶこともある。
隣にある中標津町とは元は同じ「標津村」という村に属していた。戦後間もない1946年に中標津村として独立、その後中標津は1950年に本村よりも先に町制を施行し、人口も4倍以上差が開いた上に空港まで出来たのと比較すると、本村であるはずの標津はあらゆる面で後れを取っている。なお標津が町制を施行したのは1958年である。
町域面積の約3/4が山林と原野、約1/4が畑と牧草地であり、宅地面積は町域の1%にも満たない。春から夏にかけて霧が発生しやすく、夏の日最高気温は平均して約20℃と冷涼な気候である。
主要な産業は漁業と酪農。サケやホタテなどが多く獲れ、その一部は町民に無料で配布される。
名所とか
- 標津サーモン科学館(サケの仲間を展示する水族館)
- 野付半島[1]
- メロディーロード(乗用車で走ると走行音が音楽を奏でているように聴こえる道路。町内に2か所あり、ひとつは標津町川北にある「知床旅情」を奏でる道路、もうひとつは標津町標津にある「しゃべる道路」である。これらを嚆矢として、全国に類似の道路が敷設された。)
- 標津町北方領土館
交通
道路
高速道路は通っていない。
鉄道
現在鉄道はない。かつて国鉄(JR北海道)の標津線があり、町内に根室標津駅と川北駅が設置されていたが、民営化後の1989年に全線が廃止された。その後は阿寒バスが旅客輸送を引き継いでいる。
関連動画
関連リンク
関連項目
- 北海道 / 道東 / 根室
- 北海道:市町村の一覧
- 日本の市町村の一覧
脚注
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