機関車のぼうけん(原題:Enterprising Engines)とは、映像作品「きかんしゃトーマス」の原作となる「汽車のえほん」(原題:The railway series)シリーズの第23巻である。
著:ウィルバート・オードリー/挿絵:ガンバー&ピーター・エドワーズ
概要
汽車のえほんシリーズ第23巻。英国では1968年に出版された。日本では1980年に出版されたが、2004年ごろに品切重版未定となった。しかし、2010年12月に「汽車のえほん」シリーズ65周年記念としてミニ新装版が発売された。更に2020年12月には「新・汽車のえほん」版が発売された。
オードリー牧師執筆分の物語で、本線を舞台にしたものはこれが最後となる。
収録作品
| 邦題 | 原題 | TVシリーズ対応回 |
|---|---|---|
| ヘンリーと炭水車 | Tenders for Henry | 第72話 たんすいしゃがほしい |
| ヘンリーの大かつやく | Super Rescue | 未映像化 |
| 大だっそう | Escape | 第73話 オリバーのだっしゅつ |
| 小西部鉄道 | Little Western |
キャラクター
- ヘンリー:1話ではフライング・スコッツマンにヤキモチを焼き、炭水車を欲しがる。その結果、ダックに騙され、処分予定の6台の炭水車を牽かされてしまう。2話では汚い炭水車を牽かされた影響で不調だったが、故障した7101号と199号を救援するという獅子奮迅の活躍を見せた。この巻ではヘンリーのカッコ良い姿を思う存分見ることが出来る。
- ゴードン:蒸気機関車がどんどん処分されていく現状に心を痛めていた。兄弟であるフライング・スコッツマンがソドー島に訪れ、励まされる。
- ジェームス:チョイ役。1話で気分が悪いというゴードンをからかう。
- ダック:1話で、炭水車を欲しがっているヘンリーを騙し、処分予定の6台の炭水車を牽かせることに成功する。ドSである。
- ドナルド:1話に登場。ダックと共謀し、ヘンリーを騙しにかかる。
- くま(7101号):ソドー島に助っ人にやってきたディーゼル機関車。散々蒸気機関車のことを馬鹿にする199号をたしなめるなど、性格が良い。2話で特急列車の牽引中、排出機が故障してしまうが、ヘンリーに助けられる。その後、ソドー鉄道に残ることになり、ディーゼル機関車特有の唸り声から「くま」というあだ名で呼ばれることになる。
- ダグラス:3、4話に登場。英国本土の鉄道から逃げ出そうとしていたオリバーの脱走に手を貸す。
- オリバー:3、4話に登場。スクラップにされることになってしまい、英国本土の鉄道から逃げ出そうとしていた。ダグラスの活躍により、無事脱走に成功し、ソドー鉄道に迎え入れられることになる。
- フライング・スコッツマン:実在する、英国で最も有名な機関車。憂鬱になっているゴードンを元気づけようとトップハム・ハット卿がソドー鉄道に呼び寄せた。
その他のキャラクター
- にくのかんづめ(199号):ソドー鉄道に助っ人にやってきたディーゼル機関車。散々蒸気機関車のことを馬鹿にしていた。ところが貨物列車の牽引中、故障してしまい立ち往生。信号手から(動くことが出来ないので)「にくのかんづめ」というあだ名をもらってしまう。その後、英国本土に送り返されたようだ。
- 殺し屋ディーゼル:脱走したオリバーの追っ手。オリバーとオリバーの乗務員は殺し屋ディーゼルの目を掻い潜って逃げてきた。
関連動画
朗読動画
関連項目
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- なし
兄弟記事
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- 赤い機関車ジェームス
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