機関車トビーのかつやく(原題:Toby the Tram Engine)とは、映像作品「きかんしゃトーマス」の原作となる「汽車のえほん」(原題:The railway series)シリーズの第7巻である。
著:ウィルバート・オードリー/挿絵:レジナルド・ダルビー
概要
汽車のえほんシリーズ7巻。英国では1952年に出版された。日本では1973年に出版されたが、2004年ごろに品切重版未定となった。2005年には新装改訂版が出版された。2010年12月には「汽車のえほん」シリーズ65周年記念としてミニ新装版が発売された。更に2020年12月には「新・汽車のえほん」版が発売された。
なお、旧版のタイトルは「機関車トービーのかつやく」だったが、新装改訂する際にTVシリーズにあわせて「機関車トビーのかつやく」と改められた。
収録作品
| 旧版邦題 | 新版邦題 | 原題 | TVシリーズ対応回 |
|---|---|---|---|
| トービーとでっぷりしたしんし | トビーとふとっちょのしんし | Toby and the Stout Gentleman | 第21話 トビーとハットきょう |
| トーマスのもめごと | トーマスとおまわりさん | Thomas in Trouble | 第22話 トーマスとけいさつかん |
| トービーとジェームズ | トビーとジェームス | Dirty Objects | 第23話 きたないきかんしゃ |
| キンドリー夫人のクリスマス | キンドリー夫人のクリスマス | Mrs Kyndley's Christmas | 第24話 トーマスのクリスマス・パーティー |
キャラクター
- トビー:この巻が初登場となる。イングランドの廃線間際の路線で働いていた。その路線は廃止されてしまうが、トーマスと警察官とのトラブルにより、トップハム・ハット卿に乞われ、ソドー鉄道で働くこととなった。
- ヘンリエッタ:トビーの客車。古風ながら上品なデザイン。懐古趣味がある模様。
- トーマス:2話では警察官に牛避けの板が付いていないと指摘され、むくれていた。4話ではトビーと一緒にキンドリー夫人にお礼をする。
- ジェームス:3話でトビーに開口一番「なんて汚い機関車だ」などとのたまう。まあ、その後天罰が下ることになるのだが。
- トップハム・ハット卿:1話では休暇でトビーの路線周辺にやってくる。やはり鉄道から離れることはできないようだ。4話ではキンドリー夫人にプレゼントを贈る。粋である。
- キンドリー夫人:トーマスの支線のすぐ傍に住む老婦人。病弱で床に臥せっているが、トーマスの支線で土砂崩れがあった際には窓から赤いガウンを振ってトーマスに危険を知らせた。
モブキャラクター
- スティーブンとブリジット:トップハム・ハット卿の孫。スティーブンが兄でブリジットが妹。スティーブンは後にノースウェスタン鉄道(ソドー鉄道)3代目局長となる。
- 警察官:交通法規に厳しい警察官。トーマスの支線周辺に転勤してきたらしい。「夕べは寝てないから静かにしろ」などと傍若無人な振る舞いをした挙句、トーマスに牛避けの板が付いていないと因縁をつけてくる。
旧版と新版で異なる点
題名が一部漢字表記になり、2話の題名が旧版と新版で違う。
また、「トービー」の表記が「トビー」となった。
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関連項目
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