海洋堂最大の誤算とは、「特撮リボルテック SERIES No.010 WOODY (ウッディ)」(以下ウッディ)を世に出したことである。
具体的には、その応用範囲の広すぎる表情が仇となった。
概要
まず始めに、特撮リボルテックシリーズとして製造されたウッディは、海洋堂の技術をいかんなく発揮した素晴らしい製品である。
原作設定が人形であることから、劇中に倣って目玉もボールジョイントで視線を動かすことができ、顔パーツ(笑顔、悪巧み)を付け替えることで表情豊かな映画のウッディを再現できるはずだった。
ところが、このウッディが思わぬ方向・方面にものすごいスピードで浸透してしまう。
それは、フィギュアと絡めたエロ、それも入れる側である。
昨今のオタク市場向けフィギュアは急速に拡張し、技術面から非常にそっち方面の再現度が上がっている。
それに拍車をかけたのが、何を隠そう“可動フィギュア”である。
武装神姫やfigma、リボルテックなどの可動フィギュアはその可動範囲が大きく(例えば武装神姫の謳い文句は「体育座り可能」)、それは人間の生命の営みを再現できてしまうほどだった。
また、女性キャラのフィギュアには叫び顔やテレ顔が付属していることも少なくなく、また、ウッディと同じく海洋堂が出しているクイーンズブレイドシリーズに至ってはやられちゃってる顔やMモードが付属しているなど、裸から合体状態までを再現するのに困らない状態だったと言える。
こういった環境に、ウッディに付属していた悪巧み顔が思わぬ形で作用してしまった。
エッチな事をフィギュアで再現したい大きなお友達は、悪巧み顔と視線の組み合わせが卑猥な表情に使える事を思いついたのである。実際、視線によっていやらしい顔からイッちゃった顔まで表現できるウッディは、ありとあらゆるエロシーンに対応できてしまった。
「女性キャラの可動フィギュアにとりあえずエロい体勢取らせてみたけど、やっぱり行為を再現したい」という人達にとって、このエロいシーンすべてに使えるウッディは、正にうってつけのフィギュアだったと言える。
余談ではあるが、相方として森の妖精やレイトン教授が出てくることもある。
以上のように、状況を鑑みればある意味で仕方ないと言える結果ではあるのだが、とりあえず、どうしてこうなった。
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