湯の里知内信号場(ゆのさとしりうちしんごうじょう)とは、北海道上磯郡知内町字湯ノ里にある、JR北海道北海道新幹線・海峡線の信号場である。
旅客駅であった頃の知内駅(しりうちえき)についても当項で扱う。
概要
| 湯の里知内信号場 | |
|---|---|
| ゆのさとしりうち - Yunosato-Shiriuchi | |
| 基本情報 | |
| 所在地 | 北海道上磯郡知内町字湯ノ里48-13 |
| 所属事業者 | 北海道旅客鉄道 |
| 所属路線 | ■北海道新幹線 ■海峡線 |
| 駅構造 | 地上 |
| ホーム | 6線 |
| 開業年月日 | 1988年3月13日(海峡線・信号場) 2016年3月26日(新幹線・信号場) |
| 備考 | |
| 駅テンプレート | |
1988年に新湯の里信号場(しんゆのさとしんごうじょう)として開設されたが、同年の松前線廃止を受けての地元自治体の請願により、1990年に知内駅(しりうちえき)として旅客駅となる。
その後、北海道新幹線の建設工事と知内駅の利用者減少のため旅客営業を廃止し、2014年に知内信号場(しりうちしんごうじょう)となる。
さらに、2016年の北海道新幹線開業と同時に湯の里知内信号場(ゆのさとしりうちしんごうじょう)に名称を変更した。
貨物列車と新幹線が走行する三線軌条の本線が上下合わせて2線、緊急時に貨物列車が退避するための狭軌の副本線が上下に2線ずつの合計6線を有する。
道の駅しりうちが併設されている。2016年11月に展望台がオープンし、そこから新幹線が青函トンネルから出てくる様子、またはトンネルへ入っていく様子を拝むことができる。
旧知内駅の概要
| し り う ち | ||||||||
| 知内 | ||||||||
| Shiriuchi | ||||||||
| よしおかかいてい Yoshioka-kaitei |
きこない Kikonai |
|||||||
島式ホーム2面4線を持つ無人駅。
地元からの要望により1990年7月1日に旅客駅化された。これは1988年に廃止された松前線湯ノ里駅の代替という意味合いもある。
前述の通り、ホームは島式ホーム2面4線だったが、外側2線には柵がされているため、旅客列車が使用するのは内側2線のみである。外側2線は、列車の待避や青函トンネルが通行不能になった場合に列車を留置する目的で設置されている。
ホームは7両編成までの対応となっている。そのため、一部の列車ではドアが開かない車両もあった(ドアカット扱い)。
本州から北海道に渡って一番最初に停車する旅客駅であったが、普通列車が廃止された後は、当駅に停車する列車はスーパー白鳥及び白鳥の1日計2往復のみであった。
道の駅しりうち(物産館)が併設されているため、物産館が駅舎であるかのように見えるが、実際の駅舎はその横にあった。道の駅で一部の切符が委託販売されていたが、後に乗車駅証明書を発券する無人駅になった。
北海道新幹線の工事に伴い、2014年3月14日の廃止が決定。廃止前の3月1日からは道の駅しりうちにて、「さようなら知内駅来駅証明書(3,000枚限定)」が配布され、最終日となる3月14日には下り列車と上り列車の最終発着列車の見送りをJR北海道と知内町で実施。
廃止後に跨線橋やホームは撤去されたが、緊急時の貨物列車の退避施設とするため側線は残されている。
なお、奥津軽いまべつ駅と湯の里知内信号場は青函トンネルを共用する事となる貨物列車の待避施設という目的がある。
駅営業当時のホーム
| 1 | ■海峡線 | 木古内・函館方面 |
|---|---|---|
| 2 | 青森・新青森方面 |
駅営業当時の隣接駅
海峡線
| 隣の駅 | 当駅 | 隣の駅 |
|---|---|---|
| 吉岡海底駅 | 知内駅 | 木古内駅 |
※吉岡海底駅および竜飛海底駅は、見学専用駅であったため、実質的な青森県側の隣駅は津軽今別駅となる。
隣接駅・隣接施設
北海道新幹線(海峡線共用区間)
| 隣の駅 | 隣の施設 | 隣の施設 | 当信号場 | 隣の駅 |
|---|---|---|---|---|
| 奥津軽いまべつ駅 | 竜飛定点 | 吉岡定点 | 湯の里知内信号場 | 木古内駅 |
関連動画
関連項目
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