概要
通常ではあり得ない高度・加速度・速度などで恐怖のあまり「絶叫」してしまう乗物。英語では「Scream Machine」と呼ばれる。
肉体にかかる負担を始めとした安全上の理由から、低身長や高血圧持ち、老人および妊婦は搭乗できない。
また原則として手荷物や眼鏡、ポケットの中身は全て「手荷物置き場」に預ける事が必須である。
絶叫マシンの種類
- ローラーコースター
絶叫マシンの代表格。日本では「ジェットコースター」の方が通りが良い。詳細は個別記事を参照。 - フリーフォール
高所まで引っ張り上げられ、その後垂直に落下する乗物。現在は乗員数を大幅に増やした「ドロップタワー」が主流。落下も重力任せだったり機械制御だったりと様々。 - ウォーターライド
水上のコースをゆったりと流れながら、ラストに斜面を一気に滑降する「ログ・フリューム」が主流。派手な水しぶきが上がる為、夏場に人気が高まる。 - 回転ブランコ
円形の骨組みからぶら下がったブランコがぐるぐる回りながら上昇・傾斜する乗物。高所を身一つでぶん回されるため、意外と怖い。 - バイキング
前後に揺れる船型の振り子。改良が繰り返されて新型がリリースされるにつれ、到達点や傾斜角度がエグさを増している。
著名な絶叫マシン
ローラーコースターについては個別記事を参照。
フリーフォール
ブルーフォール:八景島シーパラダイス(神奈川県)
高さ107mを誇る日本最高にして最恐のフリーフォール。
「大パノラマ107mからのさわやか体験」がキャッチコピーで、見晴らしは文句なく素晴らしい。しかしさわやかとは……
タワー・オブ・テラー:東京ディズニーシー(千葉県)
ハリウッドとパリのパークの人気アトラクションを踏襲しており、重厚なバックストーリーと呪いの偶像「シリキ・ウトゥンドゥ」が人気。
2006年のオープン以来屈指の人気を誇り、連日長蛇の列となった。ラストの大落下はTDS最恐の呼び声も高い。
ウォーターライド
カリブの海賊:東京ディズニーランド(千葉県)ほか
実のところスリルは控えめで「絶叫マシン」と呼ぶほどではないが、ウォルト・ディズニー自身が設計に携わった最後のアトラクションである。アナハイム、オーランド、パリ、上海にも同名のアトラクションが存在する。
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の原案で、2007年のリニューアル後はジャック・スパロウを始めとしたキャラクターが登場している。
ちなみに東京ディズニーランドには同じくウォーターライドの『スプラッシュ・マウンテン』があり、クライマックスの大滑降は園内最速の時速62kmを誇る。爽快なスリルが欲しい人は是非こちらへ。
ジュラシック・パーク・ザ・ライド:ユニバーサルスタジオジャパン(大阪府)
ハリウッド、オーランド、シンガポールにも同名のアトラクションが存在。アニマトロニクスによって再現された映画の世界を存分に体験できる。
ティラノサウルスの襲撃からの最高傾斜51度の大滑降、ド派手な水しぶきは同園の名物。
回転ブランコ
鉄骨番長:富士急ハイランド(山梨県)
日本最大の回転ブランコ。高さ59m、最高速度時速51km。
「鉄骨番長鉄骨番長ぐんぐんぐるぐるぐんぐんぐるぐる」という中毒性の高い謎CMで知られる。身一つで高い位置を飛ぶ為、スリルはかなりのもの。
Prater Turm:プラーター公園(オーストリア・ウィーン)
世界最大の回転ブランコ。高さ117m、最高速度時速60km。
恐怖感は相当だが、ウィーン市街を一望できる事から人気の高いアトラクション。まるで空を飛んでいるようだと形容される。
バイキング
フライングパイレーツ:としまえん(東京都)
日本初の大型バイキング。一艘あたり120人が搭乗できる。地上45mのスイングは迫力満点。
稼働当初は二艘同時に稼働していたが、2020年8月31日に閉園されるまでは片方のみの運航だった。端の席は遠心力の関係上、リアルに体が浮くと評判。
トンデミーナ:富士急ハイランド(山梨県)
大型の円盤座席が特徴のバイキング。座ると足がぶらぶらになる。
円盤座席は回転しながら左右120度でスイング。最高到達点では頭がほぼ真下に向き、そこから一気に時速102kmで振り下ろされる。「逆さ富士」が見られる為、意外と楽しい。ただし冬は死ぬ。
ちなみにナガシマスパーランド(三重県)の「ジャイアントフリスビー」は同型マシンである。曰く「乗っている人たちがまるでゴミのように見えはじめ、「人権の蹂躙」や「おざなり」といった言葉が脳裏に浮かぶ(ニコニコ大百科『ナガシマスパーランド』より抜粋)」
関連動画
関連項目
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