概要
脱出ゲームとは、文字通り脱出をテーマにしたゲームの通称である。主にプレイヤーないしゲーム内の主人公が部屋や屋敷、孤島や異世界などの閉鎖空間に閉じ込められた状態から脱出することがゲームの目的になっている。ポイント・アンド・クリックのアドベンチャーゲームから派生したジャンルであり「パズル・アドベンチャー」とも呼ばれている。
主にプレイヤーの視界もしくは動ける範囲の設置物を最大限に活用するとともに、一部の設置物は所持アイテムとして持ち運び使用することで脱出を目指すといったルールの作品が多い。アイテムを設置物に使うほかに、アイテムを別のアイテムに対して使用するシステムを搭載したゲームもある。アドベンチャーゲームという形式から一人称視点で操作するゲームが多く見られるが、RPGツクール系の作品などではシステム上三人称視点となっているゲームもある。
脱出なら何でも脱出ゲームというわけではなく 「暗号やギミックなどの謎を解明して先へ進む」というゲームデザインを指して呼ばれるジャンルとしての意味合いが強い。よって、脱出をテーマにしたものやパズルシーンがあるものでも「バイオハザード」や「スレンダーマン」のようなアクションが中心となる作品は一般的に脱出ゲームという呼称は使われておらず、そのようなゲームの場合は「サバイバルホラー」という呼称が使われている。(ホラーゲームの記事も参照)
ただ、アドベンチャーゲームの形式でなくても、ニコニコ動画で有名になった「青鬼」のようなアクション要素と思考要素をミックスした作品の場合、コミュニティ間では脱出ゲームとして扱われていることもあり、線引きは曖昧とも思われる。
根本にあるポイント・アンド・クリックのアドベンチャーゲームという形式は昔から根強い人気を持つゲームジャンルのひとつであり、現在ではインディーゲームや自作のフリーゲームも多く作られている。Flashで制作されたブラウザ上で遊べる作品も多く、インターネット上においては2000年代に流行して多数の脱出ゲームが制作された。
また、近年では「リアル脱出ゲーム」などと呼ばれるアミューズメント施設などで実際の迷路や密室を使った体験型のゲームイベントやアトラクションほか、そのような内容のバラエティTV番組なども数多い。
記事のあるタイトル・シリーズ
※コミュニティ間や記事内で脱出ゲームとして扱われているものアクション性があるものアドベンチャーゲームでないものも含みます
フリーゲーム
- 青鬼
- 誰か開けてモナー
- コープスパーティー
- BLACK LABO
- DEAD ROOM
- Erinyes
- spook-amusement -狂気の幽園地-
- 勇者の脱出ゲーム
- 恐怖のアイス屋
- ミオとモジャビーを救え!幽霊屋敷の謎
リアル脱出ゲーム
関連動画
関連マイリスト
関連項目
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