密室謎解きバラエティ 脱出ゲームDERO!とは、日本のバラエティ番組である。
概要
密室謎解きバラエティ 脱出ゲームDERO!とは、日本テレビ系列で毎週水曜日19:00~19:55に放送されていたバラエティ番組である。
2009年8月1日に「サタデーバリューフィーバー」で放送された番組がゴールデンに進出した番組である。
(ゴールデン進出前:2009年12月19日~2010年2月6日 ゴールデン進出後:2010年4月21日~2011年3月9日)
この番組内で一部に津波を連想させる演出が含まれていたため、東日本大震災後は放送を見合わせていた。
(結果的にこの番組は打ち切りとなった。)
番組が終了してから3か月半後の2011年7月6日から日本テレビ系列で、「宝探しアドベンチャー 謎解きバトルTORE!」(現在の放送日時:毎週月曜日 19:00~19:56)としてリニューアルされて放送が開始された。
本番組では、用意された密室(以下ステージ)を脱出するために、6~7人のチームで構成された出演者たちがゲームを行う。基本的にステージの数は3つ。ステージ毎に脱出するための条件が異なり、脱出した人数に応じて賞金を得ることができる。
出演者
- 管理人
山里亮太(南海キャンディーズ)が担当。声のみで、ゲームの舞台となる密室の管理人として出演。AKB48のファンであるため、出演者の中にAKB48のメンバーがいるとやたらテンションが上がる。基本的に「管理人」と書かれた紙袋をかぶった状態で出てくるが、時々人間や架空のキャラクターの顔を借りることもある。 - チームリーダー
週ごとにリーダーは交代する。- オードリー
- 関ジャニ∞(メンバーの中から2人選出)
- 田村亮(ロンドンブーツ1号2号)
- チームメンバー
ゲスト出演者。AKB48のメンバーが出演することが多い。
全体ルール
昔はコレだったのだが…。10年12月22日よりチーム対抗戦に変更されている。番組では「バトルシステム」とされている。そのルールの説明を行う。
- 4~5人でチームを組む。AvsBチームみたいな編成でゲストvsレギュラーチームとなる。1人脱出につき1pt。2nd終了時、ポイントの高いチームが賞金10万円をかけて3rdステージに進出する。3rdは「天井の間」、「水の間」のどちらかである。
- 1stステージ:チームごとに行う。この際、「爆弾の間」、「遺跡の間」、「砂の間」、「壁の間」、「石像の間」からチームごとにランダムに振り分けられる。なお、1stで棒の間は行われなくなった。
- 2ndステージ:棒の間固定。なお、ルールが従来から変わっている。チーム代表3人が2本の棒へ乗る。ただし、チーム内で人員配置は自由にできる。ルールはターン制となり、1チームのみが脱出可能。なお、脱出成功時は1人で2ptとなり1stが0ptでも脱出人数次第では逆転可能である。それぞれの棒をA,B,C,Dとするが、A,Bで1チーム、C,Dで1チームとなっている。棒の長さのみ180cmと変わっていないが、パスが各チーム1回と少なくなっている。(※全員脱出失敗によるドローも存在するが、その際はどうなるか判明していない)
- 3rdステージ:天井の間or水の間。ルール自体は昔と変わっていないがボックスが2つになった。命の~は両方ともにルールが変わっていない。脱出ができると10万円がもらえる。
「棒の間」
選出されるメンバーは3~6人。密室に入ると、「プレゼント」と称して吸引カップ3本が渡される。
アラームが鳴ると、「命の棒」と名づけられた180cmの棒が出現、それと同時に床が無くなっていくため、メンバーは「命の棒」に乗らなければいけなくなる。その「命の棒」に乗った状態でクイズに答え、1人でも脱出できればステージクリアとなる。
ルール
- 脱出するためには、クイズに9問正解する必要がある。
- 4人以上で挑戦の際は、1つの棒に2人が乗る場合がある。その場合は、前の人が先に回答し、1周後、後ろの人が回答する。
- パスは全員で2回まで。
- クイズが出題されてから回答するまでの間、「命の棒」の長さはどんどん短くなる。
- 「命の棒」から落ちると失格。2人乗りの棒で回答権を持った人が先に落ちた場合、回答権は残った人に移る。その間も棒は縮み続ける。
- 挑戦者全員が失格すれば脱出失敗、逆に1人でも脱出成功すればステージクリアとなる。
- 2チーム対抗。3人ずつとなっている。
- 配置は自由だが、各チームの棒に乗らなければならない。スッポンは2本ずつ。
- 「命の棒」から落ちると失格。ただ、2人乗りの棒は身代わり作戦を敢行しても何ら問題はない。(その人は失敗だが)
- ターン制となっている為、1チームのみ残る。(だからといって全員戻ってこれるわけではないが、残りの人が脱出成功となる。)
- パスは1チームで1回限り。慎重な選択が求められる。
- ドローの条件もあるが、オンエア分ではなったことがないので処置は不明である。
クイズ
- 漢字イラストクイズ
物のパーツがそれぞれ漢字に変換されて描かれており、その物の名前を当てるクイズ。 - トリックアートクイズ
模様の中に隠されている絵を見つけるクイズ。 - 有名人顔4分割クイズ
有名人2人の顔を4分割し合成、合成した写真から誰の顔であるかを当てるクイズ。 - ブロックワードクイズ
高さが不均一に積み上げられたブロックを真上から見たときに、何という文字になっているかを当てるクイズ。 - 有名人名前分割クイズ
有名人の名前を4分割しシャッフル、シャッフルした状態から誰の名前であるかを当てるクイズ。
「砂の間」
選出されるメンバーは1~2人。基本的には1人ずつ脱出に挑戦する。
砂が敷き詰められた部屋に入り、メンバーはその砂の中に入る。砂から体が80cm出た状態で始まり、時間経過とともに沈んでいく。また、砂の中で体を必要以上に動かすと沈むスピードが速くなってしまう。オードリーの春日がこのステージに挑戦した際、砂の中で動いてしまってかなり速く 沈んでしまい、脱出に失敗したことがある。
ルール
- クイズに4問正解すると脱出成功。
- クイズは、6つのキーワードから導き出される人物を当てる連想クイズ。ただし実在の人物ではなく、何かのキャラクターや物である場合もある。
- 問題をパスすることはできない。
- 体が全部沈みきると脱出失敗。
「爆弾の間」
選出されるメンバーは2~6人。隣り合う別々の部屋に閉じ込められ、通信機を使って協力し合いながら脱出を目指す。
アラームが鳴ると同時に爆発までのカウントが始まる。その間に部屋に設置された3つの爆弾を全て解除できれば脱出成功となる。ちなみに、爆弾解除に必要なクイズは、挑戦者が爆弾のフタを開けてから10秒後に出題される。
ルール
- 爆弾のフタの中には、各挑戦者ごとに違うリード線が1本だけ入っている。
- 爆弾を解除するためには、出題される問題の答えと同じリード線のみを切る必要がある。
- 時間切れになった場合、全員の爆弾が起爆し、脱出失敗となる。
- 正解のコード以外を切断してしまった場合、
・残り挑戦者が3人以上ならば、コードを切った人のみ脱出失敗。脱落者とは、通信機による連絡も取れなくなる。
・残り挑戦者が2人ならば、2人とも脱出失敗。
「石像の間」
選出されるメンバーは2~3人。長細く、最奥部に石像のいる部屋に足かせをつけて閉じ込められる。
スタート直後、石像の前まで強制移動させられる。その後動き出す石像(ガブリン※)に追いつかれる前に、全てのクイズを解き、入口にある石像停止ボタンを押せば脱出成功となる。
ルール
- 進行経路には3つの壁があり、その壁をどかすにはクイズに答える必要がある。
- クイズは全て文字ブロックを使って解答する。
・第一問 逆さ言葉クイズ
与えられたブロックの中から、「右から読むと○○、左から読むと××」というように、与えられた二つの条件を満たす言葉を作る。
・第二問 穴埋めクイズ
上下左右の言葉とつなげて、その全てが単語になるよう、真ん中の空欄に入る言葉を作る。
・第三問 有名人名前並び替えクイズ
与えられたブロック全てを使い、有名人の名前を作る。
このクイズは、三問正解して初めて通過となる。 - 石像に「デッドゾーン」まで近づかれてしまったら、全員脱出失敗。
- 挑戦者が2人以上残っている時、「身代わり」をすることができる。
・身代わり
石像がデッドゾーンから60cm手前の「デンジャーゾーン」に侵入した際、挑戦者の一人が石像の鼻のボタンを押すと発動。
押した人は脱出失敗となるが、同時に石像がデッドゾーンの3m手前まで後退する。
「遺跡の間」
選出されるメンバーは3人。この3人が1組となる。棺の中のような感じの内装となっている。
横60cm、縦200cmの密室にそれぞれ入れられる。足にはおもりのようなものをつけられているため、壁を利用して最終段階まで耐えることは恐らく不可能であると思われる。
ちなみに、爆弾の間のようにほかの部屋と通信できる為、仲間間でしゃべることは可能。ただし、出題中に答えを仲間が言うことはできない。「背中からの落下」がコンセプトなので、「仰向け」の状態で開始している。
ルール
- 開始前、若干床が開く。(これが、初期段階となる。
- 「3問連続正解」を一回達成のたびに1ポイントとして扱う。3ポイント取得を目指す。
- 不正解すると、回答者の床が一段階開放される。
- 制限時間は各問5秒で、時間内に一度のみ解答を受け付ける。
- 全員が床の開放に耐えられずに落下するか、3ポイント取得するまで、ゲームは行われる。
余談であるが、脱出成功はたったの二回(初登場で関ジャニ∞の村上が一人で、連続で2pt取得し脱出に成功したのが一回目。二回目はKAT-TUNの田口淳之介が一人で脱出。)。DERO!の中では初期石像の間と並ぶ脱出率の悪さである。
「壁の間」
化学工場のような部屋が舞台である。なお、クイズゾーンとチャレンジゾーン、セーフティエリアと分かれている特殊な部屋。全長は、クイズゾーンが壁3.6mの幅で、チャレンジゾーンは全長10m、幅3mとなっている。が…。
ルール
- クイズゾーンで全員に問題が出題される。ただし、腰にフックがかかっているので自由に動けない。
- 全員正解で1pt。3ptで一人分のフックが解除される。制限時間は各問題5秒で2択である。自由になった人はチャレンジゾーンにて以下の行動をする。
- 自由になった人は、特殊アームを使い脱出口の鍵を入手を目指す。なお、30秒経過すると壁が狭まり、潰そうとする。この際、何本入手しても良い。
- キーボックス(1,2,3とかかれている)に鍵を差し込み、回す。
- そうすると、セーフティーゾーンへの扉が開く。
- セーフティーゾーンへ間に合えばセーフ。
脱出条件
鍵が3本ある。(なお、2,3人目が鍵を挿していればその人が潰されてもセーフティーゾーンにいる人は全員脱出できる)
「天井の間」
選出されるメンバーは2人。壁から伸びている鎖の足かせを付けた状態で始まる。
アラームが鳴ったと同時に高度300cmのところにある天井が徐々に落ちてくる。高度が「天井限界点(0cm)」になった時点で脱出失敗。高度が「天井限界点」まで下がってくる前に「ダクトチャレンジ」に成功すれば脱出成功となる。
ゴールデン進出前は、足かせを外した時点で脱出口のロックが解除されており、足かせを外すことができた方がもう一方の仲間を見捨てて脱出してしまえば、1人分の賞金をゲットできるようになっていた。また、ダクトの一番奥にあるボタン手前のアクリル板もゴールデン進出前にはなかった。
脱出手順
- 用意された暗号を解き、3つある「BOX」を全て開ける。最後の「BOX」にはドライバーが入っている。
- 暗号を解く際、外にいるメンバーに助言を求めることができる「命のテレフォン」を一度だけ使ってよい。
ただし、制限時間は30秒。 - 手に入れたドライバーで壁にあるフタを取り、その中にあるリモコンで一時天井降下をストップさせる。
- その後、「A」または「B」と書かれたボタンのいずれかを押し、2人のどちらかの足かせを外すことができる鍵を手に入れる。その際、天井の降下は再開する。また、ダクトへの扉が開く。
- 足かせを外した方が「ダクトチャレンジ」を行い、ダクト奥のボタンを押すことができれば脱出成功となる。
「ダクトチャレンジ」とは、ダクトの中を進んでいき、一番奥にある天井降下をストップさせるボタンを押すゲームのこと。ちなみに、ボタン手前にはスライドさせないと開けることができないアクリル板が設置されている。さらに、その板には油が塗っており、滑って開けにくくなっているため、そこで時間切れになる人も多い。
「水の間」
選出メンバーは2人。
スタートと同時に密室内に水が流れ込む。「限界水位(水位200cm)」に達する前に「ラストアンサークイズ」を3問正解できれば脱出成功となる。
ゴールデン進出後は、最後の「BOX」に入っているリモコンを操作すれば一時的に放水がストップするが、ゴールデン進出前はストップしないようになっていた。
脱出手順
- 用意された暗号を解き、3つある「BOX」を全て開ける。最後の「BOX」にはリモコンが入っている。
- 暗号を解く際、外にいるメンバーに助言を求めることができる「命のテレフォン」を一度だけ使ってよい。
ただし、制限時間は30秒。 - 手に入れたリモコンを操作することで放水を一時的にストップできる。
- その後、管理人から出題される「ラストアンサークイズ」に3問正解することができれば脱出成功。
「ラストアンサークイズ」は一問多答形式で出題される。その際、放水は再開。また、問題をパスしたり、間違ったりすると30秒のペナルティが課せられる。
関連項目
※ガブリンという名前は、モバゲーで提供されているソーシャルゲームを進めていくと出てくる。
関連リンク
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