連とは、以下のことを表す。
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- 連(むらじ) - 姓(かばね)の一つ。畿内の豪族に与えられた「臣」に対し、特殊な官職を司る豪族に与えられることが多かった
- 連州 - 中国の地名。隋のころに設置された。現在は広東省清遠市連州市。
- 連 - 用紙を数える単位。1000枚 = 1連。reamの音訳。嗹とも書く
- 連 - 仲間、同好会のこと
- 連 - 植物の分類における階級の一つ。科の下、属の上。ラテン語tribusの訳語
- 連 - 阿波おどりのグループの呼び方。「~連」。代表的な連に「阿呆連」、「天水連」がある。また連という字が入らない連もある(例:娯茶平)。
人名
日本の苗字では、連(むらじ)姓が滋賀県大津市付近に分布している。古代のカバネに由来するものか。
- 連温卿(1894年 - 1957年) - 中華民国の社会運動家
- 連戦(1936年 - ) - 中華民国の政治家
- 王連(? - ?) - 後漢末から三国時代にかけての蜀漢の政治家
- 下元連(むらじ、1888年 - 1984年) - 日本の建築家
- 連(むらじ) - 日本のイラストレーター
- 田村連(れん、1949年 - ) - 日本の俳優、振付師
- 鏡音連 - 鏡音レン(VOCALOID)の中国語表記
漢字として
- 意味
- 手車、長い、及ぶ、交わる、しきりに、姻戚関係、鉛の精錬していないもの、(聯と通じて)つらねる、という意味がある。
- 字形
- 辵+車の会意。
- 〔説文解字・巻二〕に「員連なり。辵に從ひ車に從ふ」とある。「員連」の解釈について〔小徐本〕では、車を円形に連ねることだとしているが、段玉裁はこれは「負車なり」の誤りとし、手車(輦)のことだとしている。聯の意味で連が使われるようになって、手車の意味では輦が使われるようになった。
- 手車ではなく背負子のことという説もある。
- 音訓
- 音読みはレン(漢音、呉音)、訓読みは、つらなる、つらねる、つれ、むらじ、しきりに。名のりに、つぎ・まさ・やす、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校4年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 連を声符とする漢字には、漣、㦁、槤、蓮、謰、鏈、鰱などがある。
- 語彙
- 連合・連鎖・連勝・連接・連戦・連想・連続・連打・連中・連動・連敗・連綿・連理・連立
異体字
- 㜕は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。Unicodeにも連と同じとある。
- 璉は、〔集韻〕に「古、璉に作る」とある異体字。JIS X 0213第三水準。槤の異体字でもある。
- 𨘑は、〔五音篇海〕に「音連、義同じ」とある異体字。
- 簡体字は连。
他漢字からの書き換え例
関連項目
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