阿散井恋次（あばらい れんじ）とは、漫画『BLEACH』の登場人物である。
CV：伊藤健太郎（少年時代：木内レイコ） / 演：森山栄治→鯨井康介
概要
護廷十三隊六番隊副隊長。南流魂街78地区「戌吊」出身。身長188cm、体重78kg、8月31日生まれ。赤い長髪に面妖な刺青が特徴で、いつも頭にゴーグルか手ぬぐいを装着している。粗暴で口が悪いが、仲間想いで女は殺さない主義。目標は朽木白哉を追い抜く事。また斑目一角が卍解を会得してる事を知る数少ない人物でもある。尚鬼道と食レポが絶望的に苦手な模様。
朽木ルキアとは同郷で、鎌を持ったハゲに猛追されてる時に助けてもらったのをきっかけに仲良くなる。そして十年後他の仲間達が落命した状況で、ルキアと共に死神になる事を決意する。真央霊術院では試験で成績の良いエリートが集結する一年第一組に入れてもらう。2066期生。ちなみに雛森桃、吉良イヅルとは同期で真央霊術院を卒業した後は三人揃って五番隊に入る。
その後戦闘力の高さを着目されて十一番隊に転任になる。（もっとも恋次の転任は藍染惣右介が仕向けた事である。）ルキアが死神の力を失っている二ヶ月ぐらいの間に、六番隊副隊長になった恋次はルキアを連れ戻すよう厳命され、朽木白哉と共に現世に行き石田雨竜と戦う。
石田雨竜に大勝した恋次だが、次は黒崎一護と戦いそこそこてこずる。白哉が一護を瞬殺しルキアを連れ戻した後は、尸魂界にてルキアの処刑を阻害しようとする一護と再び激戦になり、敗れてルキアの救済を一護に託す。傷が癒えた恋次は一護の修行場に行き卍解の体得に成功。
ルキアの救出に向かうが白哉に妨害されバトルになる。しかし白哉とは格が違いすぎて敗北する事になる。（だが白哉に健闘を讃えてもらえた。）
藍染が護廷十三隊を離反した時には藍染の魔手からルキアを死守するために、一護と共同戦線を張るが結局大敗する。
破面篇ではイールフォルト・グランツに勝ったり、ザエルアポロ・グランツに苦闘したり、ヤミー・リヤルゴに負けたりとちょこちょこ活躍している。更に死神代行消失篇ではジャッキー・トリスタンとの勝負で珍しく勝利を収めている。また千年血戦篇では滅却師達と交戦したり一護と仲良く零番隊にもまれている。
第２回人気投票で３位になるなど読者からの人気は高い。
斬魄刀【蛇尾丸】
作中で初めて始解を披露した斬魄刀。読みは「ざびまる」。刀身に数多の関節部分が出来て斬撃と同時に刀身が伸び縮みする。伸ばしながらの攻撃は三回までで、三回攻撃すると自然に縮む。本体は蛇の尾を持った猿（CV：古澤徹）。猿は落ち着いた口調に対して蛇は口が悪い。解号は「咆えろ」。
狒牙絶咬
読みは「ひがぜっこう」。節の途切れた蛇尾丸の刀身を一斉に相手に飛ばす、刀身を折られた時の非常用の技。折れた斬魄刀が突然攻撃を仕掛けて来る為、相手の意表を衝いたり隙を作り出すには効果的だが、傷付いた蛇尾丸に無理を強いる為、斬魄刀本体への負担が大きく、連続しては使えない（本人曰く、この技を使った直後は暫く始解すら不可能になるとの事）。
卍解【狒狒王蛇尾丸】
作中で二番目に登場した卍解。読みは「ひひおうざびまる」。巨大な蛇の骨を模した刀身を持つ剣が出現し、恋次自身は獣の毛皮のような外套を纏う。剣とは言うが実際の意味に於ける刃は無く、恋次は骨の一本一本を「刃」と呼んでいる。攻撃方法は頭部から繰り出される牙や、その巨体を利用した圧殺攻撃である。刃節（関節）は恋次の霊圧で接続されており、本人の意思次第で切り離しも可能。また、その間はバラバラになった刃をある程度自由に操る事が出来る。
狒骨大砲
読みは「ひこつたいほう」。狒狒王蛇尾丸の口からレーザーのように巨大な霊圧の砲弾を発射する技。後述の双王蛇尾丸でも使用可能。
卍解【双王蛇尾丸】
蛇尾丸の真の卍解の名。読みは「そうおうざびまる」。実は蛇尾丸は恋次を半分しか認めておらず、今までの卍解は半分しか能力を発揮していなかったが、兵主部一兵衛に名前を教えて貰い、霊王宮での修行を得て完全に従える事に成功した。背から左腕を覆うように、狒狒王蛇尾丸時に恋次自身を覆っていた外套を巨大化させたような毛皮の塊が出現、右腕には手の甲側に手首で固定された幅広の刀身と、前腕を覆うように狒狒王蛇尾丸時に刀身の鋒であった蛇の頭骨の上顎部を小さくしたような篭手が現れる。恋次自身には肩当てや首当てが装着され、腰部には狒狒王蛇尾丸時の刀身であった蛇骨のような形状の腰紐が巻き付く。
蛇牙鉄炮
読みは「ざがてっぽう」。鋸状に変形したオロチ王を敵に突き刺し、そこに力を集約させて一気に炸裂させる技。発動時には、大口を開けて敵を噛み砕く巨大な蛇の顎状のエネルギー体が浮かび上がり、喰らった敵は完全に炭化して砕け散る。
蛇舌谺
読みは「ざぜっか」。オロチ王の刀身を始解状態の蛇尾丸のように伸ばして攻撃する技。
狒皮転生
読みは「ひひてんしょう」。地面に落とした狒狒王の毛皮を無数の狒狒王の腕へ成長させ、その腕で敵を拘束する技。
蛇骸絶吼
読みは「ざがいぜっこう」。狒狒王の腕でオロチ王の刃節を掴み、頭上で回転させる事で巨大な霊圧の円盤を生成し、それを敵に目掛けて投げ付け、大爆発を起こす大技。巨大なクレーターを残す程の威力だが、発動までに20秒のチャージ時間を必要とする。
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関連項目
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