Simon & Garfunkelとは、アメリカのシンガーソングライターデュオである。
概要
60～70年代アメリカの代表的なデュオ。右がPaul Simonで左がArt Garfunkel。
ギターと歌を中心と演奏でコーラスが非常に美しい。
二人はともに1941年に生まれ。Paulは生まれてまもなくニューヨークに引っ越す。そこはArtの3ブロック先だった。
パブリックスクールの卒業演劇でPaulとArtは知り合う。二人が初めてレコードを出したのは16歳のときで、
Paulが大学を卒業した翌年の1964年、Simon＆Garfunkelを結成。同時にPaulはソロの活動も行う。
10月にファーストアルバムを発表するが不振に終わり、これを受けてPaulは自身の音楽を磨くためヨーロッパに渡る。
そこで恋仲になったKathyは曲名や歌詞に度々登場するほど当時のPaulに影響を与えた。
そのころアメリカではファーストアルバムのThe Sound of Silenceにエレキパートを追加した曲がチャート入りしていた。
急遽帰国したPaulはS&Gのセカンドアルバム「The Sound of Silence」を作成。1966年にリリースされ、ヒットする。
1968年には青春映画のバイブルと言われる「卒業」の音楽を依頼され、
「Mrs. Robinson」を書き下ろす。また、The Sound of Silenceがテーマ曲として用いられた。
このときArtは映画撮影を通して俳優に興味を示す。シングルカットのMrs.Robinsonは全米No.1ヒットとなる。
さらに1968年のグラミー賞ではビートルズのHey Judeを破り、２部門を受賞。
また、卒業のスコアにもグラミー賞が与えられた。
1970年、S&G最後のアルバムとなったBridge Over Troubled Water(明日に架ける橋)がリリースされる。
1970、71、72各年度の最高売り上げを記録。計1000万枚以上の大ヒットとなり、1970年度のグラミー賞6部門を受賞する。
しかしこのアルバムのレコーディング中にArtが映画の撮影の予定を入れたことから
二人の溝が深まり、当初からPaulがソロ活動を行っていたことと相まって解散となった。
その後Paulはソロ活動を続ける。
Simon & Garfunkel時代のアルバムは6枚ともプラチナディスクを獲得、
Paulソロ時代のGracelandはMichael JacksonのThrillerと並ぶ80年代の大ヒット曲で
81年のS&G再結成コンサートでは53万人、91年のPaulのソロコンサートでは75万人を記録。
90年末には生中継で日本の紅白歌合戦に参加。
そして90年にS&Gが、2003年にはPaulがソロでロックの殿堂入りを果たす。
明日に架ける橋は年間チャートでシングル・アルバムともに1位というビルボード史上初の快挙を達成、
Paulが最も影響力のある100人のうちの1人として選ばれるなど、 功績については枚挙に暇がない。
PaulとArtは解散後、何度か再結成を試みたものの音楽に対する姿勢の違いから長くは続かなかった。が、対立はあくまで音楽性の問題だけであり「友人」としてはスキーに行ったり、時折会って食事などをしていたらしい。
2003年のグラミー賞受賞をきっかけに音楽面でもほぼ和解し、デュオとしての活動を再開。
最初の解散から41年後の2011年に70歳を迎える二人は今もステージに立ち続けている。
代表曲は、The Sound of Silence、Mrs. Robinson、Bridge over Troubled Water、Scarborough fairなど。
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