Tree of Savior(ツリーオブセイヴァー)とは、imc Gamesが開発し、日本ではオンラインゲーム大手の運営ネクソンジャパンが提供している2Dグラフィックと3Dギミックが合わさったオーソドックスなMMORPGである。
概要
日本でMMOオンラインブームを巻き起こしたラグナロクオンライン(以下RO)の生みの親であるキム・ハッキュ氏が開発に深く関わっており精神的後継作、次世代のRoとして一躍話題作となった。
日本では2016年9月28日にNEXONにて正式サービス開始されたが、2019年11月28日に開発元であるIMC Gamesによる運営に移管され、Steamによる配信となった。基本プレイ無料で、アイテム課金式である。
なお日本だけでなく世界各国で展開している。英語版は開発元のimc Gamesが直接パブリッシャーとなってSteamで配信しており、北米・欧州・東南アジア・南米サーバーが稼働している。韓国ではNEXON Koreaが、台湾ではX2GAMEが提供している。
従来のMMOのようなお使いクエストも多いが、フィールドでのPT狩り募集も多く見られここ最近の2DMMOの中では比較的人が多く成功した分類だったが問題も抱えていて、「多数のBot、ラグ、職バランスの崩壊」などどこか初期のRoを彷彿とさせるゲームバランスとなっていた。
そのため、韓国では2018年12月6日にシステムのかなりの大規模な改変が行われ、日本にも2019年2月27日に適応された。このアップデートを「Re:Build(リビルド)」と公式で呼称されている。また、このアップデート以外にもこれほどの規模ではなくても幾度かの大規模なシステム改変が行われている。
NEXON時代
上記のゲームバランス崩壊から、主人公のボイスの変更が追い打ちとなり、現在はサービス当初よりも人は減った。
現運営
当初の予定では、NEXON時代のデータを引き継がずに新サービスになる予定だったが、データ引継ぎ対応をするように方針変更され、データ引継ぎを行ったユーザーの集まるダリア鯖と新規ユーザーの集まるラダ鯖の2つに分離されている。
クライアントに関してはNEXON時代のものより軽量化されている模様。
システム
キャラクターのレベルシステムはベースレベル/クラスレベルに分けられており、ベースレベルが上がることで ステータスポイントを取得、クラスレベルが上がることでスキルポイントを取得し次の職業へ転職する事が可能になる。
この職業による組み合わせをビルド(Build)と呼び、やりたいことに対しての理想に近いものを組み立てていくという方式である。
基本クラスにはソードマン、アーチャー、ウィザード、クレリック、スカウトの5種が存在し、この5種から選択することになる。転職する職業はこの基本職から派生していく形となり、基本職と3つの派生職の組み合わせでビルドを作っていくことになる。順番は自由だが一つずつ転職していくことになる。
例):「スカウト(基本職)」→「コルセア」→「バレットマーカー」→「ソーマタージュ」
後述するが、かつてはクラスシステムには、ランク(R)とサークル(C)というものが存在していたが、この2種のシステムは現在は廃止されており、ほとんどの職の前提クエストが不要となった。そのため、一度転職すればクラスレベルの条件があったりはするものの、スキル振りにあまり制限がなく、レベルさえ一定以上に到達すれば一部除いて自由に選んで次のクラスへの転職が可能である。
旧仕様(リビルド前)
まず基本クラスとしてソードマン、アーチャー、ウィザード、クレリックの四種があった。現在存在するスカウト系列はリビルド後に独立したもので、旧仕様では他の職業の一部にいくつかの職が点在していた。
初期クラスはランク1となり、その後転職するにつれランク2,ランク3と転職した回数に応じてランク数が増えていく、また上位職になればなるほど転職する条件に必要なランク数が高くなるため、最初から上位職に転職できるという訳ではなかった。
クラスサークルというクラスの段階のような物が存在し一度その職に転職するだけでは履修、獲得出来ないスキルも存在するため同じクラスへ何度も転職する必要がある場合もあった。
例 【R1】ウィザード→ 【R2】ウィザード→ 【R3】パイロマンサー→【R4】リンカー→【R5】ウィザード→【R6】リンカー
上記例題ビルドはウィザードがC3、パイロマンサーがC1、リンカーがC2のランクが6で止まった職ビルドである。
関連動画
関連項目
関連リンク
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