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この人が元軍人であったかはわからないが…
国防が国政で重要な位置を占めるであろう同盟ではウォーリックみたいな軍人出身の政治家が支持を集めると思うし、少なくともきちんと兵役の義務は若い頃に果たしてたんだろうな
末期の時期の徴兵逃れしまくってる政治家たちがどうやって票を集めたんだか不思議

>>1
徴兵逃れといってもいろいろで、ブッシュ・ジュニアはベトナム戦争を州兵になって前線回避してたらしい。
また、実際にベトナム戦争に参加して捕虜にもなったジョン・マケインは共和党候補選で「マケインは捕虜中にアカに転向してた！」という中傷を流されて敗北した。

トリューニヒトとかはどうしてたんだろうね？

アッテンボローが語ったところによるとトリューニヒトは首都勤務を希望して前線には出なかったみたいだけど兵役は一応勤めてる

ただこういうのって選挙じゃどうしてもマイナスになる気がする
エドワーズ委員会調査によるとそれすらしてない政治家の子弟も多らしいし、
自分の子弟を兵役逃れさすのも…

もっとも反戦派の誇張もいくらか入ってるかも知れないけども

元ネタは東晋の宰相　謝安かな？
国家存亡の危機に面した最高位の人間の発言としては、武官とは違う深い教養が見えて面白い

フィクションの人物にそんなこと言われても＾＾；

そう言えば、司令官リン・パオ、参謀長トパロウルって人事はこの人が決定してるんだよね。国防委員長のヤングブラッドすっ飛ばして。
で、ヤングブラッド当人も、人選についてはともかく、任命したこと自体にはなにも言ってない。
この時期のヤングブラッド、入院でもしてたのかな。それとも視察か何かで首都を離れてたとかの場合は、議長が任命権を行使できるのか。

いずれにしても、ヤングブラッドとのやり取りを見てると、実力で議長の座を掴んだ海千山千の名政治家だな、というのが伝わってきて良いです。

最高評議会議長は同盟軍総司令官でもあるから特に重要な人事の最終決定は議長がするんじゃないかな
もちろん国防委員長と相談もするだろうけど
クブルスリーが怪我した後の代理の打診をトリューニヒトがビュコックにしてたし

>>5

フィクションだと承知の上で、あれこれ考察するのが歴史絡みの物語（スペース・オペラとはいえ）の面白みってものよ

この人は本編のロイヤル・サンフォード議長との対比なんだろうな
建国以来の未曽有の危機にあって落ち着き払いつつ博打を打ったしたたかさと
支持率目当てに画餅の出兵案に乗って政治生命と国力に致命傷を負った盆暗さ

トリューニヒトとの対比っぽいヤングブラッドとのやり取りを見ると
この人の現役時代に生きてたら、その間はトリューニヒトも大人しくしてただろうなと思う

まあ若手というだけで一緒にしたら改革政治家のヤングブラッドに失礼だし
亡命という手段がなさそうな時代だったらトリューニヒトとはいえ
国防に尽力したとは思うけどね（自己保身の延長で）

ふと思ったんだが、この時代の同盟には地球教の影響は皆無だったはず。
同盟が肥大化と腐敗した要因に銀河帝国からの亡命者の存在が作中で指摘されてたけど、地球教（と、その意を受けたフェザーン）によって内部腐敗が進んでいたのかもしれない。

温和な調整役と目されていた政治家が危機に面して剛腹な決断力を発揮するのは好きだ
沈黙の艦隊の竹上登志雄とか
本人の資質とともに国難が覚醒を促す部分もあるのかもしないな