ニコニコ大百科

ネロはアヴィリオを信頼してたし、アヴィリオは復讐相手だがその過程でネロに友情のようなものが芽生えていたのかも
そしてネロを殺せなかったアヴィリオと、アヴィリオを殺したネロ
「復讐で友を殺せるか？」がテーマらしいし最後のシーンはこの二人の対比という見方もできそう

アヴィリオはすでに友を殺してるし、その辛さを知っている。
だから友になっていたネロを殺せなかった。
ネロは友人に手をかける経験をまだしてないから引き金を引けた。

映画一本を見終わったみたいな満足感と寂しい余韻を引き摺る最終回だった。

面白かったと言っていいのか分からん作風だが素敵な作品だった
最後のは7年前殺せなかったアヴィリオを殺したって描写で良いんかね
他でも言われてるけど最後のネロの笑顔はアヴィリオ殺した後には見えないんだが

一挙で一気にまた観たいところ

最後のネロの笑顔はアヴィリオを殺した後には見えないってちょくちょく見るけど、それは死を否定的に見過ぎだと思うんだよなあ
そもそもこの復讐劇自体7年前のネロの甘さが引き起こした部分もあり、かつ止められなかったのもアヴィリオを信じ過ぎたネロの甘さが要因のひとつとなっているし（そういうところが慕われる理由なんだとも思うけど）
もしあそこでアヴィリオを殺せなかったら結局ネロは甘いままでその甘さの為に死んでいった部下や家族が報われ無さ過ぎだと感じる、本当に無駄事になってしまう
あれだけファミリーを大事に思いアヴィリオに友情を感じていたのなら尚更あそこで撃って全てを終わらせ自分もみんなのところに逝くのが誠意だと思う
まあ俺はただ単にここまでやっておいて二人の個人的な感傷で終わらせてほしくないだけなんだけどさ

>>62
もしコルテオが生きていたら普通にネロも殺してたと思うわ、ただそのあとアヴィリオの胸に苦しみが突き刺さるだろうけどね
ネロに自分を殺させるってことはネロにも親友を殺させるってことだから一応復讐にもなるんだよな、そして自分は友の手で安らかにあの世へ逝けるわけだ

「この内容だったら1クールに延ばさずに2時間映画でやればよかった」という感想を見かけたんだが、それだとタイトルの意味の何割かが機能しなくなるんだよな…。
そう考えると、ヴィンセントが言っていたような、煙を楽しむんじゃなく時間を楽しむ葉巻のようなアニメだったのかもしれないとも思えてきた。

個人的にはラストシーンのネロは「アヴィリオを撃ってアンジェロを生かした」解釈を推す

追手が追い付くシーンからあの砂浜の足跡のシーンだから素直に解釈すれば
海岸でアヴィリオが死んでその後ネロも死んだんだろうけど
捻くれた解釈でキャラを生かすのも僕は大好物です

アヴィリオを生かそうがアンジェロを生かそうが、どちらも生きる気力を失ってるからなあ
ぶっちゃけ生かしてても残酷だろう
それがネロにとっての復讐であることも考えられなくはないが、同じ痛みを知ってしまった以上なおのこと情に厚いネロは逝かせてやるんじゃないかな

解釈は自由に出来るEDだけど、どの解釈選んでも物悲しいのには変わりないからな。

たしかに普通なら友人を殺してああいう笑顔はしないと思う
ただ、ネロはかつてアヴィリオの家族を殺し、アヴィリオは復讐のためネロの全てを奪った
そんな関係でありながらも最後は奇妙な友情をお互いに感じてたこと考えると「俺もすぐそっちに行くからよ」って考えもできる

あと、OP歌詞で「憎しみが消えてしまったら君を殺せないから」
これはアヴィリオの事を言ってるんだとしたら
ネロは逆に「憎しみが消えてしまったから君を殺せる」というのもありえそうかなと思った

ああなってしまった以上生き残ってしまうのも残酷だって感想を見るけど
だからこそ復讐に溺れた人間の末路として死ぬより悲惨な道を選ばされるってルートもあると思った
アヴィリオにとって自分の死で復讐が完成するっていうんなら最後ネロに撃たれてしまえば一人勝ちなわけで
それをネロも理解していて、かつ、あの時点でまだアヴィリオを完全には許していなかったとすれば
むしろアヴィリオを生かす事によって復讐に対して復讐で返してやった、だから最終的にはアヴィリオの事を許せた、なんていう展開もあるんじゃないかなって考えた
最後の笑顔は、アヴィリオを許して友人に戻れたって表情に見えるんだよなやっぱり

真相は製作者も決めてないんだろたぶん
自分なりの真実を思い描けばいいさ

手紙の送り主が記事に載ってないのはどうかと思うから誰か追加お願いします

これぞまさに隠れた名作ってやつなんだろうな
お話し的にもちょうどいいところで終わったんだけど、もう少しこの雰囲気の中にいたかった。
そういう気分にさせられたわ

最終話は至極客観的に見ていろんな解釈が出来る作りだと思うが、動画コメントを見ると「この解釈が絶対だ、それ以外は人格破綻者だ」という旨のものがあってなんだかなぁってなった

ノベライズ楽しみ

俺の考えは>>72の考えと少し似てるかもしれない

＞アヴィリオにとって自分の死で復讐が完成するっていうんなら最後ネロに撃たれてしまえば一人勝ちなわけで
＞それをネロも理解していて

ここは同じ考え。でも俺はだからこそネロはアヴィリオを殺したんじゃないかと思った
アヴィリオの復讐を完遂させてやるために
まあ正直これは自分でもあんまりしっくりこないんだけどね
ネロがアヴィリオを殺したのは間違いないと思ってるんだが
ネロがアヴィリオを一方的に殺したんだとしたらそれは凄く悲しい結末だと思うから
そうじゃないと思いたいだけなのかもしれない
てか助手席の缶詰はどこで手に入れたものなんだろう

雰囲気は良いけど人死に過ぎで暗い話で…みたいなコメが最終回にきて付いてるのに驚いた
いや別にそれは良いんだけどあのテーマや始まり方で一体どんなアニメになると思ってたのだろうと純粋に疑問に…

正直言ってこの作品にはこういう２通りの解釈の存在するラストは求めてなかったので、最初は困惑した。
最終的には確信を持って自分なりの解釈を見つけることができたので、自分の中では名作として消化できた。
しかしながら、こういう終わらせ方を選んだことは本作の評価に影響するかもな、と思う。
こういうラストって、視聴者がひとつの答えを選べなくても問題ないような、つまり大多数が「まぁどっちだったとしても良し！」と思える場合にのみ肯定的な評価を得られるものだと思う。トトロが現実でも子供の空想でもどっちでも「素敵な話だね」となるみたいに。
じゃあ91daysの最終話は視聴者がそういう受け取り方をするだろうかというと、俺はそうは思わなかったり。ネロとアンジェロはどういう形での決着を選んだか？視聴者心理としてはやはり明確な答えを見つけたがるだろうと思う。
だから自分の解釈を見つけてそれに確信を持てた人はいいけど、そうじゃない人には「最後の最後でハッキリしない終わり方したな」っていう読後感になりゃしないかと。

手本もないのに台本通りにサクサク殺せますか？
なんて馬鹿を晒すまねすらしねえわけだな。
アッカ・ラレンティアシリーズにも期待してるってさ
("・∀・)ｲｲ!!("・∀・)ｲｲ!!("・∀・)ｲｲ!!("・∀・)ｲｲ!!("・∀・)ｲｲ!!
("・∀・)ｲｲ!!("・∀・)ｲｲ!!("・∀・)ｲｲ!!("・∀・)ｲｲ!!("・∀・)ｲｲ!!

91　Forward
　アヴィリオ

本名はアンジェロ・ラグーザ、練習に燃える青年。7年ものあいだ引きこもりだったが、ネロに弾が無いからとりあえず球を蹴ろうぜと名門聖蹟高校サッカー部へ誘われる。ある手紙を受け取ったことをきっかけに、「ヴァネッティーファミリーを見返したい」という気持ちが芽生え、聖蹟桜ヶ丘駅周辺をぶらぶらする。
記事内参照用URL :

>>81
うまい！座蒲団10枚！

最終回のオチは、無理やり深く見せようとしてる安易さみたいな感じがしてあんまり好きではないけど、作品全体としては名作の部類だよね。
もうチョイ評価されてもいいと思うのに。
もちろん、バッカーノやガングレイヴと比べてしまえば一段おちるかもしれんが、ゴッドファーザー系列の正統派マフィアモノとしてはいいクオリティだったと思う。　もうチョイこういう作品増えてくれないかなぁ・・・
まぁ、金にならんだろうし難しいだろうけど

アヴィリオは復讐を果たせば生きる理由を取り戻せると思ったけど、結局取り戻すことはできず、すべてが無駄ごとだったと言った。
それに対し、ネロは復讐に囚われることなく「生きるのに理由はいらない。ただ生きるだけ。」という別の答えを出した。
同じ境遇に立たされた二人が対照的な道を選び、一人は抜け殻になり死に、もう一人は前向きに生きようとしたと解釈した。

「どうして俺を殺さなかった？」→「死よりも辛い苦しみを与えるため」からの、砂浜のシーンで→「お前を殺したくなかったからだ」と本音を語ったアヴィリオに対して、
「生きる理由を取り戻せなかった。すべてがむだごと」→「そんな言葉で片付けんじゃねぇ」からの、「生きるのに理由はいらない。ただ生きるだけ」と
生きる理由を復讐にしか見出せず、最後はそれを遂げた結果再び失ってしまったアヴィリオへ、また、これから生きていく自分にも言い聞かせるように言っていた印象だった。
アヴィリオがしたことは許されない。だけど最後までネロは真剣に向き合ってくれた気がする。

ネロがアヴィリオを撃ったのは友情ではなく、ファミリーのドンとしてのけじめだと思う。「ファミリーは何より大切。兄弟や友より」という台詞が何度か出てきてたし、ネロはドンとして撃たなければならない立場。
7年前は目をギュッと瞑っていたネロが今度はしっかりと見据えて撃ったのは良かった。
また、猫背で俯きながら歩いていたアヴィリオが銃口を向けられる前に真っ直ぐ背中を伸ばして歩いていったのは、二人の間で暗黙の了解があったんじゃないかと感じた。
言葉は交わさなくともお互いやること、やらなければならないことをわかっているようだった。

ネロの足跡がアヴィリオの足跡を追い越していたのはやっぱり寿命の差を表していて、アヴィリオより少しだけ長生きしたと解釈した。波が足跡をかき消す描写は普通に考えれば命が消えるということだと思う。悲しい時に雨が降るみたいな、オーソドックスな描写として捉えた。

最後にパイン缶を見て笑ったのは、アヴィリオとの旅のことを思い出してももう笑えるようになった、
つまりアヴィリオに対する憎しみは消えていて、思い出の品を見て笑みを零せること、二人の友情を象徴しているのだと思った。

いろんな解釈ができてすごくいい作品だと思う。

懐かしいな。放送前に一人めっちゃ楽しみにしてた思い出がある。期待以上の内容だった。

こういうアニメは本国イタリアで実写化してほしい