「さようなら、水星のお上りさん。」とは、アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第17話において、ミオリネ・レンブランが最後に発した言葉である。
学園のホルダーであるスレッタ・マーキュリーはミオリネ・レンブランの婚約者となる権利を持ち、ミオリネが17歳の誕生日を迎えるのを待っていた。その直前、ミオリネからグエル・ジェタークと決闘するように言い渡される。これはミオリネにとって誕生日に欲しいものが『勝利』だった、というのは建前。
誕生日当日に決闘を用意した目的は、スレッタがエアリアルから降りるよう仕向けることだった。
その方法はエアリアルにバックドアを利用した強制シャットダウンのシステムを仕込み、アプリとして動作出来るようにしたこと。アプリはスレッタが製作したキーホルダーがアイコンとなっており、彼女は何の疑問も無く学園の端末にアプリを導入した。
結果、エアリアルはスレッタに「ごめんね……」と告げて動かなくなり、決闘はグエルの勝利で幕を閉じる。
「ごめんなさい。私……エアリアル……突然、動かなくなっちゃって……その……」
「知ってる。」
「え?」
「だって私がやったから。」
「どう……して……」
「アンタに負けて欲しかったからよ。いい弾除けになったわ。」
ミオリネはキーホルダーを返した上で、動揺するスレッタを無視してホルダーを剥奪。
悲鳴を上げた彼女にこう告げるのだった。
「さようなら、水星のお上りさん。」
ここまでの流れだけだと、ミオリネが婚約者であるスレッタを一方的に見捨てたように見える。
しかし、そうせざるを得ない要素が幾つも重なってしまったのだ。
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最終更新:2025/08/14(木) 07:00
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