まりかちゃん乙とは、4コマ漫画専門雑誌「まんがホーム」で連載されている、日本の4コマ漫画である。
著者は「俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している」の挿絵や、「武蔵野線の姉妹」で知られるユキヲ氏。
内容は、一見美少女だが、その実変人と呼ばれてもおかしくない奇行、ネガティブな発言で周囲を振り回す「まりかちゃん」を主人公とした4コマギャグ漫画である。
本作の特徴としては、メタ的要素がかなり強いことであり、しばしば自分たちが漫画のキャラであることを自覚した発言をしている。単行本の「おまけまんが」でも、主人公のまりかが本作の単行本を手に取り読んでおり、他のキャラもそれについて特に言及せず、受け入れている。
~登場キャラ~
〇九鬼 まりか(くき まりか)
ただし、前述にある通り、一度口を開き、何かをすれば、奇行とネガティブ発言のオンパレードで、周囲からは「黙っていれば可愛いのに」と思われている。
その奇行の一部としては、
・袋を被り、「モーレツー!!!」と言いながら道の角から飛び出す(この時、友人であるりのを驚かすはずだったのだが、その日転校してきたゆなを驚かしてしまうことになる)。
・アイスの日と言うのが恥ずかしくて「あぼーん」と言ってしまう。
・祭りの際、盆踊りの太鼓を飛び入りで(それはもう楽しそうに)叩いた。直前に、「人前で踊るなんて恥ずかしい」と発言しているのだが……。
・リレーでアンカーを任されたが、転んでしまい、そのままゴールに向かわずクラスメイトに土下座をした。
・子供の頃、お絵かきで「人類が絶滅した後に現れるであろう生物」を描き、兄を若干引かせた。
・その兄を「匹」扱いする。
・同じく子供の頃、かなり過酷(わずかな食糧を奪い合うと言ったもの)な設定で人形を遊びをしていた。
・一人しりとりで「積み木の連発」と言う謎の単語でループに陥った。
……などなど、とにかく多数である。
発言も後ろ向きだったりする割には、目立つ行動を起こしたり、妙に自信が見え隠れしていたりと、言動が一致しないことも多い。
趣向も特殊で、あんこが苦手で三食パンのあんぱんだけ食べなかったのに、何故かあんまんは食べれたり(本人いわく、あんぱんの餡とあんまんの餡は違うし、なによりパンに入っていないから、らしい)、世界絶滅種動物ストラップを「可愛い」と評して携帯に付けていたりと、どこかズレている。
ただ、その一方で、自分の奇行を恥ずかしがったり、周囲を振り回してしまったことを反省したりと、時折常識を覗かせることもある。このことから、奇行に走ってしまうこと自体は本人もよしとしてるわけではないようである。
また、友人に対して、または好意を持っている人物に対して素直になれない節があるらしく(りの曰く天邪鬼)、からかったり、煽ったりする発言が多い彼女も、親友であるゆなに対して感謝を告げる場面が見られたりする。
以上の事から、言動こそは変わっており、周囲を振り回してしまうが、その実、天邪鬼ながらも友人との関係に感謝出来る、良い子であることが分かる。
ただ、やはり基本的には、“ウザい”と言う言葉がしっくりくる、残念美少女であることに揺るぎはない。
まりかが通う高校に転校してきた、ごく普通の女子高生。さりげなく主人公であるまりかより先に登場している。
転校初日からまりかの奇行に遭遇してしまったが、席が隣りなったということもあり、その日からまりかの“友達”になる。
基本的には常識人で、まりかの奇行に驚いたり引いたり呆れたりするが、それに対してエグイ言葉を浴びせることもある。ただ、本人に悪気は一切ないようであり、まりかのことも本当の“親友”として見ている。
ただ、ゆなのキャラ弁に対し、せいらが「可愛くて食べ辛いよね」と言ったことに「そうだね」と返事をしつつ、躊躇なく箸を突き刺したことから、「意外と容赦ない」と評されたこともある。もしかすると、潜在的なSっ気があるのかもしれない。
また、本作ではまりかに次いで(むしりまりかより率先して)メタ発言が多く、まりかが風邪で学校を休んだ時は「まりかちゃん乙と言うタイトルなのに、まりかちゃんが出ないのはまずい」として、授業そっちのけでまりかの家に向かったことがある。
作者のユキヲ氏曰く「巻を重ねる毎に、まりかの可愛さとウザさを増していきたい」とのことだが、同時にゆなの容赦のなさや黒さも増している気がしているのは、著者だけであろうか。
まりかの友人の一人。また、まりかのクラスの委員長でもあり、三つ編みと眼鏡属性を完備している(ただし、途中から気分でコンタクトを付けるようになってしまった)。
ゆなと同じく、常識人。ただ、ゆなと違って意外性のある一面を見せることは全くなく、この作品で唯一の“純粋なまともキャラ”と言って良いかもしれない。しかし、周囲が周囲なので、ゆなには「りのさんも何かあるんじゃ」と思われしまったことがある(その時のイメージはSM嬢だった)。
まりかとの付き合いは、少なくともゆなよりは長く、まりかの奇行や発言に対して注意したりする姿がよく見られる。場合によっては、何も言わず、ただ心の中で(ウザい)と一言思うだけのこともある。
スタイルはかなり良く、水着回ではその抜群のスタイルを読者に見せつけた。無論、まりかを含めた他の三人も負けていないが、何よりも巨乳で、まりかの「胸の大きさと頭の良さは反比例すると言うのはウソだった」と言う発言から、更に成績も良いらしい。
ちなみに、バイトもしているとの発言もあり、お弁当も自分で作っている。
まりかの友人の一人。お嬢様であり、読者モデルもやっている。口調も丁寧で、常に敬語である。
しかし、怒ると途端に口調が荒っぽくなり、「全裸にして校門に吊るすぞ!!」など、内容もかなり過激になってしまう。そのため、普段は常識人だが、ゆなからは「ヘンな人」と言うレッテルをこっそり貼られてしまっている。
また、字もかなり雑で、本人でないと読めないほどであり、ゆなも「何かと普段とのギャップが多い子」と評している。ついでに、お洒落の一環として上履きをデコ(大きく「せいら姫」と書かれていたり)っており、これもまたゆなから「どうかと思う」と少し引かれているようだ。
そんなギャップの激しい彼女だが、“お金持ちなのに庶民的”と言うギャップはウケが良いようで、男子からは「可愛いのに気取ってない」と人気を集めている。具体的な“庶民的”の例としては、お弁当に焼きそば単品と牛丼屋で貰える紅生姜だけを持ってきた、と言うのが挙げられる。
まりかとは良く言い合いを(と言うよりも、まりかが煽ってそれにキレる)しているが、何だかんだで付き合いは続いている。りの同様、まりかの奇行に(ウザい)と思うことも良くあるが、致命的な相違に繋がったことは、まだないようである。
彼氏は居ない。修学旅行での引率の時にカップルを見て、「それに比べて、自分はガキ共の引率でみじめだわ」と心の中でぼやいていた。
また、まりかは彼女のことを気に入っているようで、それを理由にバスで隣の席になった。このことをりのから聞いた彼女は、「ガキの引率も悪くないかもね…」と心の中で発言している。
以上がこの作品の登場キャラであり、メインはまりか、ゆな、りの、せいらの四人である。しかし、まりかだけ、もしくはまりかとゆのだけ、と言った回も少なくはなく、メインはあくまで「まりかちゃんの奇行、ネガティブ発言」である。
それ故、この作品を楽しむには、いかにまりかちゃんの“ウザさ”を受け入れ、笑ってあげられるかにかかっている……のかもしれない。
まぁ、とりあえず
「結局みんな まりかのこと好きでしょ?」(二巻表紙より)
このまりかちゃんの言葉に「イエス」と言えれば、あなたはもう、まりかちゃん乙と言う作品の虜になっていることは間違いないかと思われる。
まりかちゃん乙に関する動画はまだないみたいです。
まりかちゃん乙にコミュはまだないみたいです。
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最終更新:2025/12/24(水) 04:00
最終更新:2025/12/24(水) 03:00
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