ウグイス(鶯)とは、春先によく鳴き声を聞くことができる鳥である。
冬から春に移る季節に「ホーホケキョ」という鳴き声を上げ、春の訪れの目安となる。日本では昔から「梅に鶯」というように春先の風流なものとして愛でられてきた。
現在では野鳥の捕獲が禁止されているため捕まえることはできないが、以前はウグイスを育ててその声を競わせるという遊びも存在していたほどである。
ウグイスの糞は化粧品としても利用されており、現代でも流通している。
ウグイスの体色である緑褐色、茶色に黒を混ぜたような色は、「ウグイス色」と呼ばれ色の呼び名の一つとなっている。
しかし、鮮やかな黄緑色を「ウグイス色」と呼ぶこともある。これは、ウグイスとメジロを混同したことによるもので、本来ならば「メジロ色」と呼ばれているべきものである。
鉄道車両において「ウグイス色」と呼ばれるのは後者であり、正式には「黄緑6号」、他に「萌黄色」とも呼ばれる。
この色は1963年、山手線に投入された国鉄103系電車で初めて採用された塗装であり、それまでの「朱色1号」(オレンジ。中央快速線の101系)や「黄5号」(カナリアイエロー。山手線→中央・総武緩行線の101系)と合せ、ラインカラーの概念を国鉄に植えつけた色として知られている。
以後、「黄緑6号」塗装を施した車両(103系・201系など)は、横浜線、埼京線、川越線、八高線、関西本線、奈良線、おおさか東線、仙石線、可部線などにも投入された。それらの路線の中にも、この色がラインカラーとして定着したところが存在している。
なお103系から後継車両(205系・209系など)への置き換えの過程で、ラインカラーが「黄緑6号」から別の色に変更された路線も存在するが(埼京線など)、「黄緑6号」塗装の車両が最初に投入された山手線では黄緑色がラインカラーとして完全に定着しており、205系を置き換えたE231系でも帯には黄緑色が用いられている。
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最終更新:2024/09/10(火) 22:00
最終更新:2024/09/10(火) 21:00
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