ゴ・ジイノ・ダ

ゴ・ジイノ・ダとは、仮面ライダークウガに登場する幻のグロンギである。

概要

2000年に行われた、小学館5誌応募者全員サービスにて配布された「仮面ライダークウガ超ひみつビデオ　仮面ライダークウガvsゴ・ジイノ・ダ」にのみ登場したイノシシ種のグロンギ(そのため本編未登場)。

ゲゲル内容:不明(東映撮影所の人間を殺害する事らしいが、人数・制限時間ともに不明)

警察からは未確認生命体第40号と呼称されており、時系列的にガメゴとバダーの間に出現したと思われる。二つ名は剛力怪人で、キンピカシール絵本では「最強怪人」と書かれていた。スチルでは生身の五代雄介を襲っていたり、クウガに顔面を殴られたりしている。また、変身ヒーロー物のルールを破り雄介が変身する前に襲いかかって苦戦させている。

ビデオでは何故か人気の無い東映の撮影スタジオ内に出現し、クウガを待ち構えていた。そして、通報を受けて暗がりのスタジオ内へと入ってきた五代雄介と戦闘になる。「俺は当たって砕く、ゴ・ジイノ・ダだ！」と威勢よく名乗ると、得物である二又の槍を振りかざしクウガに襲い掛かる。緒戦は優勢に戦いを進めていた。安物の小道具なのか、槍先がひん曲がっているシーンがある。持ち前のパワーでクウガを天井近くまで投げ飛ばし、槍を投擲してトドメを刺そうとしたが失敗。ここからは槍を捨てて肉弾戦を挑んだ。しかし肉弾戦は苦手なのか、殴り合いでクウガに圧倒され地上へ吹っ飛ばされたところをマイティキックを受けて爆発、死亡した。

尺の都合上、仕方の無い事だがゴ集団の割に倒されるのが非常に早く、しかもライジングではない普通のマイティキックで倒されている事から「ゴ怪人最弱」と言われてしまってたりする。また爆発の規模もメ集団程度であった。ゴのゲゲルには必ずいるはずのラ・ドルド・クの姿も無く、本当にゴなのか怪しい。

ジイノのスーツは後にゴ・バベル・ダに改造され、現存していない。

月刊ヒーローズ版仮面ライダークウガでの活躍

月刊ヒーローズにて連載中の漫画版仮面ライダークウガにて、まさかのピックアップ。

登場当初は仏頂面のコンビニ店員として生活していた。さすがの読者もまさかこの冴えないオッサンがよりによってジイノだとは思わなかっただろう...。警察からは未確認十五号と呼ばれている。

勤務中、客がトイレに捨てた赤ん坊を発見。なつかれた彼は赤ん坊に「アカ」と名付け、育てることを決心する。グロンギの貴重な授乳シーン。

その後バルバからゲリザギバス・ゲゲルの開始を迫られ、行動を開始する。

彼のゲゲルのルールは以下の通り。

• 四日で400人殺害する。
• アカを抱えたまま、彼を傷つけることなく行う。
• アカが泣いていないときは、リントを殺してはいけない。

具体的な殺害方法としては、
1.対象(通行人)にアカを抱いて貰う。
2.アカが機嫌を損ねて泣きだしたら変身する。
3.対象が驚いたりアカをあやそうとしたりしている間に殺害する。
4.そのままアカが泣き止むまで殺戮を続ける。
という、少々回りくどいもの。通行人は通行人でちゃんとアカを抱いてくれる優しい人ばかりなだけに不憫である。

開始後は公園から駅へと向かい、瞬く間に87人を殺害。対未確認新兵器の刀を携えた駿河と一騎打ちになるが、あっさりとその刀を折ってみせた(その後はアカが寝てしまったため、ルールに則り撤退した)。
その後、新たなアギトとの闘いやアカの世話などをこなしつつ、324人まで殺害に成功したがー。

その殺害の素早さやアギトを圧倒するパワー、まさに最強怪人の名に恥じない強さだと言えよう。

ゴ怪人らしく現代生活に完全に溶け込めており、アパートを借りて生活している様子やスマートフォンでの情報収集、体調の悪いアカを病院に駆け込むなどどこからどうみても普通のおっさんである(まさかコンビニ勤務も真面目に生活費を稼いでいたからだろうか)。

関連項目

• 仮面ライダークウガ
• グロンギ