ジーナ・プレディとは (ジーナプレディとは) [単語記事]

ジーナ・プレディ（Geena Preddy）とは、「ワールドウィッチーズ」シリーズの登場人物である。

プロフィール

姓名：ジーナ・プレディ
- 身長：167cm
- 年齢：19歳（1944年末）
- 生年月日：1925年2月5日
出身：リベリオン合衆国
- 階級：中佐
- 原隊：リベリオン陸軍第352 戦闘航空群第328 戦闘飛行隊飛行隊長
- 所属：連合軍第506統合戦闘航空団＜ノーブルウィッチーズ＞B部隊隊長
使い魔：オオタカ
- 搭乗機：カーチン P-40、リパブリカン P-47、ノースリベリオン P-51D ”クライプス・オマイティ”
- 使用武器：AN/M2重機関銃
- 固有魔法：ホークアイ
- 二つ名：アンラッキー・プレディ

モデル

はじめ南西太平洋戦線で活動したが、僚機との衝突で負傷し療養を余儀なくされる。復帰後は欧州戦線に転属し、第352 戦闘航空群“ブルー・ノーズ・バスターズ・オブ・ボドニー”で部隊指揮官として活躍するいっぽう、一出撃で6機を撃墜する戦果もあげた。1944年 12月25日、味方の対空砲火の被弾により墜落、戦死。撃墜数26.83。

人物・能力

黒髪を後ろでまとめた、朴訥とした雰囲気の少女。服装はリベリオン陸軍航空ウィッチのベージュ色軍服の上に茶色のジャケットを着用している。どこか無愛想な印象があるものの実際にはクロスワードパズルを趣味とする穏やかで面倒見のよい性格の持ち主で、無駄遣いを好まず給料で戦時国債を購入するような堅実な人物。ただし、自分の身の回りに関する認識が甘く、特に忙しくなると自分の身なりを気にしなくなるような面もある。ブリタニア駐留経験が長いことからブリタニアの生活様式に慣れており、ブリタニア訛りで喋ってしまうほど。

訓練や部下の指導に余念がなく福利厚生にも気を遣い、派遣先では現地部隊との交流を重視するなど指揮官として高い資質を持つが、その指揮ぶりも性格にあわせて堅実なものでである。いっぽうで一人のウィッチとしても、遠距離視と高い動体視力の複合である固有魔法「ホークアイ」を活かした射撃など高い能力を示しているが、空では訓練・戦場問わずしばしば不運に見舞われており、「アンラッキー・プレディ」のあだ名を付けられてしまうこととなった。

戦歴

入隊後、はじめ紅海戦線で扶桑皇国と共同作戦部隊の一員として戦闘に参加したものの、僚機との衝突で負傷し本国での療養を余儀なくされる。その後、“ブルーレッグス”こと第352 戦闘航空群の所属となりP-40からP-47に使用機材を転換。欧州ブリタニアに派遣されボドニー基地を拠点にブリタニアの防空にあたり、じわじわと戦果を挙げるようになる。

P-51に履き替えたのちは一挙に撃墜ペースを上げ、1944年夏に第501統合戦闘航空団＜ストライクウィッチーズ＞の活躍によりガリアのネウロイの巣が消滅した後は、ジーナも第352 戦闘航空群第328 戦闘飛行隊を率いてガリアに進出し、ベルギカにほど近いヴァランシエンヌに拠点を置いた。

このころまでジーナは何かと機材の不調に悩まされており、ネウロイに決定打を与えられないこともしばしばだったが、クハネック軍曹が機付整備長となってからは各種機材の不調はまったく無くなり、これが撃墜数が伸びた理由ともなっている。進出まもない同年9月には、一回の出撃で小・中型ネウロイあわせて6機を撃墜する大戦果をあげて評判となった。

しかし、それからほどない12月25日、ベルギカ上空での戦闘中にリベリオン軍の対空砲火をストライカーユニットに受け墜落。一命は取り留めたとはいえ早期の戦闘復帰は難しいとされたが、ブリタニアやガリアでの長い戦闘経験を持つこともあり、中佐に昇進の上で折しも設立が準備されていた連合軍第506統合戦闘航空団にリベリオンからの要員として送り込まれる。

最終的には設立と編成をめぐる政治的混乱のために、506JFW本体へのリベリオンウィッチの参加は不可となったのだが、すでに送り込まれていたリベリオンウィッチは506JFWのB部隊としてディジョンの基地に分離配置され、ジーナがその隊長としてB部隊の指揮を執ることとなった。

対人関係

506B部隊の一員であるカーラ・J・ルクシックはブリタニア駐留時代の部下。このころネウロイの占領下にあったガリアにカーラが墜落した際は、ジーナが手をつくして救出に成功している。

機付整備長のクハネック軍曹は、単に信頼する整備員というだけに留まらず、同性ということもあって散髪（理容師経験を持つ）など身の回りの世話を始めとした私的な部分も任せるなど、個人的な副官役として全幅の信頼を置いている。本国でも名の知れたジーナのプライベートな一面を激写しようとするマスコミを、本人に全く気取られることなく撃退するのもクハネック軍曹の役目。

506JFWの名誉隊長であるロザリー・ド・エムリコート・ド・グリュンネとは、政治の影響を受けやすい506JFWの維持存続という点で一致しており、確執の激しいAB両部隊の融和を目指すという点でも共同歩調を取っている。