ダウンタウン熱血物語とは (ダウンタウンネッケツモノガタリとは) [単語記事]

ダウンタウン熱血物語とは、テクノスジャパンが発売したファミコン用ソフトである。

概要

ダウンタウンシリーズの1作目であり、後のシリーズに出てくる重要人物や必殺技などは、ほとんどこのゲームが初出である。くにおくんシリーズの歴史上、極めて重要なソフトである。

テクノスジャパンが倒産した後、2004年にアトラスからゲームボーイアドバンス用ソフトとしてリメイク版が発売された。

ストーリー

花園高校の番長「りき」の彼女、真美が冷峰学園生徒にさらわれるという事件が起こる。りきは冷峰学園に向かう途中、熱血高校の番長にして永遠のライバル「くにお」と再会する。２人は真美を助けに、冷峰学園に向かうのであった。

システム

冷峰学園に支配された学校の生徒を倒しながら、冷峰学園にいる真美を救出するのが目的である。

基本的には横スクロールのアクションゲームであるが、お金やアイテム・必殺技などが存在し、RPG要素も含まれている。

戦闘: パンチやキックや落ちているアイテム（石ころや棒、木箱やゴミ箱など）で敵を攻撃する。敵は画面に最大二人までしか現れない。
お金: 敵を倒すとお金を落とす。一定時間を経過すると消滅するので、敵と交戦中に拾いに行く必要がある。
お店: アイテムや本を買うことができる場所で、喫茶店や本屋などがある。また、道中には謎の店が存在しており、バランスブレーカーアイテムを販売している。謎の店は後の作品「くにおくんの時代劇だよ全員集合!」に引き継がれた。
アイテム: お店でアイテムを買うことができ、それによって能力を上げることができる（例：魚屋でかつおのたたきを購入→くにおはかつおのたたきを握り締めた！→パンチ力アップ）。レベルという概念が存在しないため、これが攻略のひとつのポイントである。
必殺技: 本屋に売っている本を使用することにより、必殺技を覚えることができる。「まっはぱんち」「まっはきっく」「すくりゅう」などほとんどの必殺技は、後のシリーズに引き継がれている。
ボス: 中ボスなどのボスキャラクターは、特定の場所でザコキャラクターを全て倒すと登場する。音楽が変わったら登場の合図。
データセーブ: ファミコン周辺機器「ターボファイル｣を使用することでセーブが出来る。またパスワード機能もあり、ターボファイルが無くてもステータスだけは再現することが出来る。
パスワード: パスワードは現在、完全に解析されている。またパスワードを使ったバグ技も存在する。