アメリカのレイセオン社によって開発された。水上艦や潜水艦のVLS、潜水艦の魚雷発射管から発射する。核弾頭を搭載した対地攻撃用(A型)、ハープーンの誘導システムを流用した対艦型(B型)、通常弾頭を搭載した対地攻撃型(C型)が存在したが、A型とB型は既に退役している。[1]
トマホークは全天候で使用でき、長射程、亜音速で飛行する。全長はブースター部を含んで6.25m、質量はブースターを含んで1510kg。ターボファンエンジンで飛翔し、飛翔速度は時速880km。射程は種類によって異なり、1250kmから2500km。誘導は慣性航法(INS)と地形等高線照合(TERCOM)で、新しいバージョンではGPSとデジタル式情景照合装置(DSMAC)も使用される(TERCOM…電波高度計で計測された高度と事前に蓄積された等高線地図の高度情報を比較することで中間誘導精度を向上させる。DSMAC…ミサイルに搭載されたカメラで撮影した地形画像と、事前に蓄積されたデジタル地形情報を比較することで終末誘導精度を向上させる)。[2]
トマホークは1972年の第一次戦略兵器制限条約(SALTⅠ)調印後に発見された抜け穴からもたらされた。
プロジェクトの正確な起源については諸説あるが、一般的にはヘンリー・キッシンジャー(当時は国家安全保障担当大統領補佐官)が国防総省に対して、SALTⅠで検討されなかったタイプの核兵器を探すように要請したことに始まると考えられている。
研究を経て、国防総省のシステム・アナリストは、核弾頭を備えた無人航空機であるジェット式巡航ミサイルならSALTⅠ条約に盛り込まれた条件を回避する兵器になりうるとの結論を出した。その後巡航ミサイルの各コンポーネントを開発する共同開発チームが米海軍と米空軍によってスタート、最終的に米空軍は米海軍と異なるミサイル(ボーイング製)を採用して共同研究チームは解散したが、両者のエンジンや弾頭、誘導システムといった大部分のコンポーネントは共通設計になっている。
Block Vaと呼ばれるバージョンで、海上を移動する標的を攻撃することができる。2021年に米海軍がレイセオン社との間で低率初期生産の契約を結んでいる。[4]
トマホークの輸出はこれまでイギリスに対してのみ認められていたが、2023年にオーストラリアへの輸出が承認されている。[5]
日本では令和4年(2022年)12月に閣議決定された防衛力整備計画においてトマホークの導入が明記された。[6]2023年11月にアメリカ国務省が最大400発の売却を承認しており、当初はブロックⅤを400発導入する予定だったものの、ブロックⅣとⅤが200発ずつに変更されている。
アメリカ陸軍のミサイル発射システムで、地上からSM-6やトマホークを発射することができる。元々トマホークの地上発射型は1987年のINF条約締結に伴って廃棄されていたのだが、条約が2019年に失効した為、改めて地上発射機が開発された。40フィートコンテナにMk41(4セル)が搭載されている。
掲示板
53 ななしのよっしん
2024/09/29(日) 02:43:51 ID: LofJaLiR3I
リバーズ・エンドっていうセカイ系ラノベで、途中まで陰キャ男女の慎ましい恋愛模様が描かれてたのに、
終盤に突然覚醒したヒロインを止めるため米軍の核弾頭トマホークが発射され、
ほぼ全員死亡エンドを迎えた時は笑った
54 ななしのよっしん
2025/06/16(月) 11:43:32 ID: ILe7H7mp6h
分散型海上作戦コンセプトで激推しされてるが日本もそっち方面に防衛力整備していくんかな
55 ななしのよっしん
2025/09/26(金) 20:54:32 ID: q+a/j2OzlC
護衛艦「ちょうかい」の米国派遣等について
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最終更新:2025/12/08(月) 11:00
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