トミー(ウマ娘) 単語

トミー

1.7千文字の記事

スーパースターを待たせるワケにはいかないからね!
60分前行動を心掛けている!

トミーとは、漫画ウマ娘 シンデレラグレイ』の登場人物である。

概要

ニュージーランド雑誌記者男性ガタイの良い体と温厚そうな容姿を持つ。ボディラインの見えるタイトなシャツとズボンを着て野球帽を被りアンダーリム眼鏡を掛け、仕事中は一眼レフカメラを構えている。
オセアニア最強ウマ娘と呼ばれるエラリープライドやその分であるフォークインの担当記者をしている。

作中の活躍

125R『私は誰…?』中の回想シーンにて初登場する。
姉妹入らず中のエラリーフォークインの元に約束の取材時間より1時間く登場し、マオリ語で勢いよく挨拶エラリーに咎められると記事冒頭の迷言を吐き、そのまま取材を始めようとする。
エラリー日本で行われるG1レースジャパンカップ」に招待された際には「JCでの勝利オセアニアの悲願」「エラリープライドが出走する今回はうかもしれない」と大きな期待を口にし、ニュージーランドレース関係者達と共にテレビ観戦した。しかしそのレースエラリー世界の強を前に8着に敗れる。

8…着…?
エラリー理なら… どうすれば…

悲嘆に暮れる彼の眼は隣に座るウマ娘フォークインを捉える。以前より「第二のエラリー」と呼び一定の評価をしていた彼女の両肩を強く掴み、衆人環視の中血走った叫んだ。

君だ…
フォ…フォークイン

君だ!!!
君が… えてくれ…!!
エラリーの代わりに君が…!! を…!!
悲願を…!!

翌年のジャパンカップを前にフォークインが正式にニュージーランド代表に選ばれると、その記者会見で「第二のエラリーと称されているそうですが 彼女を越えることはできそうでしょうか!?」とあくまで関係の第三者かのように質問。フォークイントレーナーから「彼女でダメなら二度とJCには出場しない」という発言を引き出し、フォークインを二重三重に追い詰める結果をもたらした。

人物・評価

レース心か愛し、それ故に一人の少女が背負うには重すぎる期待と役割を背負わせてしまった人物。とはいえ、これは競争ウマ娘達のを描く本作においてどの登場人物に多かれ少なかれ共通する人物性ではある。それでもその中で彼が注されたのはその特筆すべき強引さと独善性と後述する既視感によるものだろう。

元々な取材対であったエラリーからはその強引さから煙たがられていたが、フォークインしみを込めて「トミーおじさん」と呼んでいた。しかし彼女を「第二のエラリー」と呼んでいることについては彼女自身の自を暗に軽んじられていると感じており、その上で唐突に「ニュージーランド最後の希望」という過大な役割を押し付けてきたことで、彼女の中で「都合よく希望を背負わせてくる大衆」の徴となってしまった模様である。
フォークイン自身はジャパンカップで共に出走した当時日本最強と呼ばれたウマ娘である本作の主人公オグリキャップとの対決を経てトラウマしたが、後日オグリとの別れ際に

…きっとこれからも方は 色々なものを背負わされ続けるだろうけど
せいぜい頑んなさい アタシのようには…ならないでね

と『シンデレラグレイ』終盤の物語行方を暗示するかのような発言をしており、フォークインに「色々なものを背負わせた」代表であるトミーは結果として本作のテーマ徴する存在となったと言えなくもないかもしれない。

余談

トミーの登場後、彼の外見と性格がゲームひぐらしのなく頃に』に登場する、同じ愛称を持つ人物である富竹ジロウに酷似していると一部読者の間で話題となった。また、『シンデレラグレイ』の作画と本作オリジナルキャラクターデザインを担当している久住太陽氏のTwitterアカウントで当時行われた投稿から「意図的な表現ではないか」という強い疑念が持たれている。

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