トランスフォーマー ザ・ムービーとは、戦え!超ロボット生命体トランスフォーマーの劇場版アニメである。
近年では単純に「ムービー」と言うとトランスフォーマー(実写映画)を指すことが多い。
よって、私にいい考えがある。本作を一言で表す時は「ザ・ムービー」とするんだ。そうすれば間違える人も少なくなる。
世界のアニメ史に残ると言っても過言ではない、名作アニメ映画。制作は東映動画、いまの東映アニメーションである。
今の業界から見ても作画技術・枚数・描き込みなどが半端ではないことになっていることで有名。
シリーズとしては初代と2010を繋ぐユニクロン戦争のことを描いた作品であり、2010への導入にあたり非常に重要な役割を持つ。
…のだが、日本ではザ・ムービーを即座に上映するということが出来なかったうえに、諸事情で本来予定していた公開日からも遅れに遅れることになった。
そのため、日本の子供達はCMでの「コンボイが死んだ!」という驚愕のキャンペーンや、2010の第一話冒頭でナレーションにいきなりこれまでの顛末などなどを聞かされ、唖然とするしかなかった。
本作もまたアメリカ主導であるため、いろいろツッコミどころがあるのがご愛嬌な作品だが、それだけにいろいろ胸を締め付けるような展開が多く用意されている。
最大の要素は、本編では引きずり下ろして細切れにされても、血祭りにあげられても死ななかったトランスフォーマー達が、あっけなく死を迎える点である。
コンボイの死だけに飽きたらず、ファンには馴染み深かったあんなキャラやこんなキャラが銃撃一発であっけなく死んだりする。正直ファンには辛いシーンが盛りだくさんなのだ。
特にシーズン1から活躍していた多くのキャラは商品展開上の都合なのか、率先して戦死扱いにされてしまっている。
辛い要素があるものの、やはり熱い展開、使い切れないくらい渡された何十億円単位の予算から生まれた神作画などと、トランスフォーマーのファンにとっては伝説と慕われる超クオリティの映画作品である。
ちなみに日本で公開されたのは、1989年。2010の放映からそれなりに後で、しかもチャリティ上映にとどまっている。
さらに不運なのは、本作のDVDが今は入手困難であることである。一応かつては発売されていたのだが……。
コンボイ死す…
しかし、熱き正義の心は
若き騎士に受け継がれた!
1986年にアメリカ合衆国で公開された劇場用アニメ『トランスフォーマー ザ・ムービー』のDVD。ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパンから2001年に発売された。
収録映像は1998年にパイオニアLDCからリリースされたLDと同様で、1989年に創美企画からリリースされたLD及びタカラからリリースされたVHSとは異なり、音声は日本語・英語ともにモノラルとなっている。
ジャケット裏には市川裕文によるシーン解説とスタッフ・キャスト紹介が収録されている。
| チャプター1 | アバン |
| チャプター2 | オープニング |
| チャプター3 | ロディマス&ダニエル |
| チャプター4 | デストロン軍団ATTACK!! |
| チャプター5 | コンボイ LAST BATTLE |
| チャプター6 | コンボイ死す |
| チャプター7 | さらばメガトロン |
| チャプター8 | ガルバトロン登場 |
| チャプター9 | スタースクリームの最期 |
| チャプター10 | 危険海域 |
| チャプター11 | 惑星ジャンキオン |
| チャプター12 | クインテッサ星人&シャークトロン |
| チャプター13 | ウルトラマグナス死す!? |
| チャプター14 | ダイノボットVSシャークトロン |
| チャプター15 | ジャンキオンVSジャンキオン |
| チャプター16 | ユニクロン 真の姿へ |
| チャプター17 | ロディマスVSガルバトロン |
| チャプター18 | ニューリーダー・ロディマスコンボイ |
| チャプター19 | マトリクス発動 |
| チャプター20 | エンディング |
| 映像特典 | 予告編 |
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/13(土) 15:00
最終更新:2025/12/13(土) 15:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。