ロディマスコンボイとは (ロディマスコンボイとは) [単語記事]

ロディマスコンボイとは、タカラトミーが展開する玩具「トランスフォーマー」シリーズに登場するキャラクターである。

同名キャラクターが二名存在する為、ここでは「トランスフォーマー・ザ・ムービー」から登場するG1 シリーズのキャラクターを「G1ロディマスコンボイ」、「トランスフォーマースーパーリンク」に登場した方を「SLロディマスコンボイ」として分けて説明する。

また、「トランスフォーマーアニメイテッド」に登場したロディマスも、こちらで説明する（変形はHot Rodがモデルだが、玩具説明や地位の観点からRodimus Primeを元にしていると判断）。

G1ロディマスコンボイ（Rodimus Prime）

「ザ・ムービー」終盤、ユニクロンの体内にて、ホットロディマスが叡智の結晶「マトリクス」を開放してパワーアップした姿。ロボット形態では背が高くなり、（アニメでは）顔にほうれい線が入った以外はあまり変わっていないが、ビークルモードがスポーツカーから未来型トレーラートラックに変わっている。
武器はフォトンレーザーからフォトンエリミネーターになり、ビークル時のコンテナが展開して移動砲台「モビルディフェンサー」になる（劇中未登場）。

マトリクス開放によりユニクロンを倒し、またガルバトロンを宇宙の彼方へと投げ飛ばし、ユニクロン戦争を終結させた。
しかし、投げ飛ばしたガルバトロンが謎の生命体「スパークボット」によりその進路を変更され、東京へと墜落してしまう。
この事件を受けてロディマスコンボイは、一時的にマトリクスをウルトラマグナスに預け、ホットロディマスに戻り地上へと降り立った（ホットロディマスならびにトランスフォーマーキスぷれ参照）。

その後、ガルバトロンは改めて惑星スラルに飛ばされ、ロディマスも再び総司令官の座につく。
しかし、新米の騎士からいきなりリーダーとしてサイバトロンを統率することになった彼には、様々な苦悩や困難が待ち受けていた。
果たして自分にサイバトロンを指揮する資格があるのだろうか？　若さゆえに悩む。
何度も何度も司令官の座を投げ出そうとしてしまうが、それでも、ウルトラマグナス達の助けもあってしっかりとその任を勤め上げていく。
セイバートロン代表として、同じく地球代表であるスパイクとともに多くの惑星の同盟・条約締結などに奔走するのだった。

「2010」終盤、とある地球人がもたらした「宇宙ペスト」の猛威から宇宙を救うべく、当時死亡していたコンボイに全てを託す。
そして復活したコンボイの手によりマトリクスが開放されて以降は、元のホットロディマスとなるのだった。

その後、2011年、ヘッドマスター戦争に於いて再度マトリクスを手に入れ、ロディマスコンボイに戻る。
ベクターシグマを守る為に再び命を投げ出したコンボイの遺志を継ぎ、再び総司令官として活躍する。
しかし、セイバートロン星爆発を機に総司令官を辞職、後をフォートレスに任せて、チャー・ブラーと共に新天地を求め宇宙の旅を始めるのだった（このとき、マトリクスの受け渡しがどうなったかが不明）。

アニメではその後登場しなかったが（再登場の予定はあった）、テレビマガジンで連載されていた漫画版では最終回にて再登場。宇宙の旅の中でコンボイ、アルファートリン、そして地球の魂により変化した「新生マトリクス」の導きにより、平和と生きる喜び、人間のすばらしさを学んだと述べている。

声優は石丸博也。原語版はジャド・ネルソン（『ザ・ムービー』）、ディック・ゴーティエ（『2010』）。『2010』原語版ではテッド・シュワルツが演じる予定で、数話分の収録も行われていたが、コーディエの方がジャド・ネルソンに声が似ているとスタッフに判断され、変更になった。PS2のゲーム版『トランスフォーマー』ではピーター・ヴァン・ガムが担当。