ハイパーゲームス(Hyper Games)とは、バンダイが展開していたスキルトイのシリーズである。
1990年代末、「ハイパーヨーヨー」が空前の大ブームを起こしたことにより、バンダイは次のスキルトイとして「ジターリング」の販売を開始した。
その後、ディアボロ(中国独楽)の販売も行うこととなり、これらをまとめて「ハイパーゲームス」と呼び、バンダイ発売の各種スキルトイのシリーズをひとまとめにすることになった。
これらは多くが海外メーカーのOEMで、バンダイ制作のものは「ハイパーヨーヨー」の「ハイパードラゴン」シリーズと、パームボード、J-ROPEである。
ジターリングとハイパーディアブロについては、ハイパーヨーヨーと同じく認定レベル制度やフリースタイルの大会が行われ、合同のイベントが行われることも多かった。
それ以降の展開については多くが竜頭蛇尾に終わり、2000年頃には、第1期ハイパーヨーヨーと共に全シリーズの展開が終了した。
ハイパーゲームスのスキルトイは、結局ハイパーヨーヨーだけが残り、断続的に展開されている。
しかし、バンダイグループのスキルトイという系譜はその後も続いている。2014年から展開が始まっている「ケンダマクロス」や、2017年のハンドスピナーブームで展開された「フィンガースピナー」はその流れをくむものと言える。
第1弾。競技ヨーヨーのシリーズ。
ヨメガ・ダンカン・プレイマックス・ヘンリース・ラッセルのOEMと、独自シリーズ「ハイパードラゴン」で構成されていた。
ハイパーゲームスの筆頭格であり、認定トリックや大会、商品展開が最も多く行われた。
第2弾。リングを回してビーズを回し続けるスキルトイ。
ニュージーランドの玩具メーカー・アイランドエッジ社のOEM。
「ハイパーヨーヨーに比べて売れなかった」「ハイパーヨーヨーに比べて地味」など、何かとハイパーヨーヨーと比較されることが多い。しかし、いまだに話題にされるだけ以下のシリーズより恵まれている方とも言える。
第3弾。ジャグリング用具のディアボロ(中国ゴマ)のシリーズ。
オーストラリアのディアボロメーカー・ヨーホーのOEM。
ヨーヨーに「オフストリング」というスタイルがあったこともあり、ヨーヨープレイヤーに受け入れられた。そのため、90年代からヨーヨーをしているプレイヤーはディアボロプレイヤーも兼ねるケースが多い。
本シリーズで販売された「ヨーホー・ディアビッグ」は、2000年代まで多くのディアボロプレイヤーに愛用されていた機種である。ただし、普通はバンダイを通さず直接購入する。
→なわとび
ボールベアリング付き縄跳び。これにより、少ない力で高速でロープを回すことができる。
個人用と、ダブルダッチ用が存在する。
性質上、学校に持って行っても怒られないハイパーゲームス製品である。
ただし、公平性を欠くことから体育の授業で使用禁止になっていたケースもあるようだ。
現在、ボールベアリング付き縄跳びは、スポーツ用品店などで買える一般的な商品となっている。
指で操作する、ミニサイズのスケートボード。一般名称は「フィンガーボード」「指スケ」など。
本シリーズ展開前、フィンガーボードのちょっとしたブームがあり、それに便乗して出されたシリーズ。
発売前も、フィンガーボード自体はコロコロコミックなどでたびたび紹介されていた。
デッキアートは「デジモンアドベンチャー」シリーズと「コカコーラ」シリーズが展開され、各種パーツも発売されたが、結局後が続かなかった。
現在でもフィンガーボードのコレクターはおり、その一つとして細々と在庫が売られている。
カナダ・スピンマスター社の「AIR HOG」ブランドからのOEM。
専用の空気入れで空気を吹き込み、プロペラで走行する飛行機のおもちゃ。
ブーメランなどの展開も予定されていた。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/12(金) 11:00
最終更新:2025/12/12(金) 11:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。