ハム将棋とは (ハムショウギとは) [単語記事]

ハム将棋とは、ブラウザ上で遊べるフリーの将棋であった。2020年 2月現在、対局できない。

概要

ハムスターが将棋の相手をしてくれるFlashで作成されたブラウザゲーム。作者はHozo氏。

対局はハンデとして2枚落ち～裸玉（玉のみ）～逆ハンデを選べるが、落とす駒が独特で、飛車・角の大駒を残して先に金駒から金→銀→桂馬→香車→飛車→角→歩と順に落とすようになっている。また、王手を放置すると王を取られるため、見逃しやすい初心者は注意しなくてはならない。

自駒と相手駒の利いている場所を教えてくれるガイド表示機能があるので、利きを見落としがちな初心者に優しい。

そして、ハムスターにはいつでも餌のチーズをあげることが可能となっている。

そう強くはないがめちゃめちゃ弱いわけでもないので、ネットでは駒の動きを覚えた後はまずハム将棋で対局してみようとよく勧められる、将棋普及の隠れた功労者である。

元々はインフォシークの無料ホームページサービス「インフォシーク is web ライト」上にて提供されていた。しかし、2010年 10月末日にis web ライトサービス終了がアナウンスされると、ハム将棋もサービス停止するのではないかと心配され、惜しむ声が多数寄せられた。結局同作者の他のゲームと共に無料ホームページ「land.to」、ついで「xrea.com」へ移転となった。

将棋を始めたばかりの頃に出会うライバルとして記憶に残り続け、将棋の腕が上がってからもたまにハムと対局（いじめ）にいっている人もいるようだ。

また、プロ将棋棋士でテレビ番組「銭金」でも紹介されたことのある戸部誠六段もハム将棋で対局したことがあり、逆駒落ち（自分が駒を落とす）の10枚落ちでギブアップしており、10枚落ちで勝てる人はいるのか？とも、3年前のブログで語っている。→戸部流ブログ