パエッタとは、銀河英雄伝説の登場人物で、自由惑星同盟軍に所属する軍人の一人である。
CV.徳丸完(石黒監督版)、ふくまつ進紗(Die Neue These)。
作中では第2艦隊、第1艦隊の艦隊司令を勤めていた。外伝にあたるレグニツァ上空遭遇戦~本編序盤のアスターテ会戦まではヤンの上官だった。座乗艦はパトロクロス(第1艦隊時代も同じ艦と推定)。
基本的に独断型の提督で、ヤンが幕僚であった時期はその意見を退け判断を見誤ることが多かった。
しかし決して無能ではない。自説にこだわり意固地になりがちなところこそあるものの、おかしな作戦を立案することは無く、状況に見合ったごく真っ当な論理で作戦を展開できる指揮官である。その結果で確実に功績を上げ同盟軍において中将まで上り詰めたと推測される。部下に服従を求め上司(国防委員長)にへつらうような面もあるが、いっぽうで剛直の性もあわせもち、自身への追従笑いには不快感をあらわにすることもあった。
作中で最初の戦闘となるアスターテ会戦で第2艦隊司令官として参加するが戦闘中に重傷を負い、指揮権をヤンに委譲している。その後第2艦隊は第13艦隊に吸収と言う形で解隊される。
アムリッツァ星域会戦後、軍再編でクブルスリーの統合作戦本部長就任に伴い第1艦隊司令官に就任した。第1艦隊司令としてはビュコック指揮下でランテマリオ星域会戦に参加し、これを最後の戦闘として戦後は退役した。
退役後は特に目立った活動、行動は見られなかったが新帝国暦3年3月21日から同月末に発生したオーベルシュタインの草刈りによって逮捕されラグプール刑務所に収監される。その後同刑務所内で発生した暴動に巻き込まれ死亡する。
上記のとおり無能でないことは周知の通りである。寧ろこの時代の自由惑星同盟軍全体でも有能な部類に入るのではではないか、とも囁かれている。
ランテマリオ星域会戦においては、ミュラー、ファーレンハイト両提督が指揮する倍近い戦力の艦隊と互角に渡り合った上で生還している。しかしこの時の戦闘内容には定かではない部分も多い為、検証と確認を要する。
外伝におけるレグニツァ上空遭遇戦では、「経験と理論学習のおよぶ範囲においては、充分に熟練した戦術家であった」と評されている。雲層中という特異な環境が同盟軍を助けたことや、至近距離での遭遇戦という状況も合わさり、ラインハルト相手に戦闘を有利に進め、一時は完勝も見えるほどであった。しかしラインハルトの奇策にまでは予測が及ばず、同盟軍を助けていた惑星環境を逆用されて敗勢となり、撤退を選ばざるをえなかった。このときは、局地戦の勝敗にこだわらないという点がラインハルトとの「逆転しえない差違」だとされているが、ラインハルトと比べ相対的に能力が低いという点をあげつらうのは流石に酷であろう。
後衛に配されていた第四次ティアマト会戦においては、突出したラインハルトの政治的孤立を読んだヤンから試金石として帝国軍本隊を攻撃するよう意見具申を受けたが、却下している。しかし、これはヤン自身もっともであると認めているように、証拠もなく、しかもラインハルトが孤立していなければむしろ同盟軍を危地におとしいれることになりかねない方策であったことから、これをもってパエッタの能力を判断するのは難しい。
別の視点からの考察としてゲーム上での能力を見てみたい。
ゲーム上では大方優秀な部類に入っている。能力的には突出した能力はないが各方面おいて高い水準であった。(特にボーステック製の銀河英雄伝説IVではシトレ元帥、ビュコック元帥に”近い”能力に設定されており、帝国軍の提督達と比較しても引けをとらない)。
これらのことからパエッタ自身は公式には有能であり優秀な人材と考えられる。元々独創性はあまり無く確実的な用兵家であり、その為に奇計や想定外の事態に弱いといったところだろうか。特に石黒監督版ではその面が強く表現されたために初めて見た人には無能な印象を与えてしまったとも見れる。もしかするとビュコックなどの老練または熟練の指揮官の下では遺憾なく手腕を発揮できたのかもしれない。
あくまでもこれらはひとつの見解でありパエッタの能力についてはまだまだ議論の余地があるようだ。
ニコニコ動画においてパエッタはビッテンフェルトなどに並びニコニコ動画内の銀英伝ファンから屈指の人気を誇り動画の一部では登場で弾幕が発生する程である。
アイドルマスターシリーズの高木順一朗社長(後に会長)と石黒監督版での声優が同じ為、「社長=パエッタ」などの表現も多く見られる。銀河英雄伝説関連の動画にも高木社長のセリフがコメントされたりしている。
掲示板
138 ななしのよっしん
2023/10/11(水) 21:17:45 ID: mdjD2cF961
これは完全な想像なんだけど、パエッタは第1艦隊残存戦力を率いて首都星ハイネセン防衛と損傷艦艇復旧のために留まってたんじゃないかな。
そこへ双璧艦隊の侵攻を受けて迎撃したけど衆寡敵せず、さらにトリューニヒトの停戦命令を受けて白旗を上げざるを得なかった、とか。
139 ななしのよっしん
2023/10/14(土) 19:05:58 ID: WxtEHt6TiP
ビュコックは司令長官の特性上直属艦隊が無いからそういう意味合いはありそう。
さすがに首都を空っぽにするわけにもいかんだろうし、下に居た事のあるモートンとか地方に居たカールセンに比べて元上官のパエッタを指揮するのはヤンの性格的にやりにくそうってのもビュコックが判断したのかもね。
あと、タイプ的に攻撃より防衛の方が得意そうだし。モートンとカールセンは思いっきり攻勢型の指揮官だというのも関係あったりするかも?
140 ななしのよっしん
2023/12/12(火) 20:21:36 ID: 90MED0QgX+
原作に「同盟軍には一枚の銅貨すら残っていなかった」とあるので
自分的には動かせる艦艇はみんなバーミリオンに投入した印象かなぁ…
まあそれから一年もたたないうちにマルアデッタにバーミリオンを上回る二万隻も動員できているんだが
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最終更新:2024/05/11(土) 11:00
最終更新:2024/05/11(土) 11:00
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