パッショーネ 単語

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パッショーネ

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曖昧さ回避

パッショーネPassione)とは

本項では3.について記載する。

概要

イタリア全域を活動領域とする巨大ギャング団。
第五部における物語の中心的な存在で、本作の主人公ジョルノ・ジョバァーナおよびブローノ・ブチャラティ以下同部の登場人物のほとんどはこの組織の構成員か関係者で占められている。

組織のボスは創設者でもあるディアボロと呼ばれる男で、かつて偶然発見した人間スタンドを与える“弓と矢”を後にDIOの配下となるエンヤ婆に売り込み、それで得た資を元にこの「パッショーネ」を立ち上げたとされる。
また、この時見つけた“矢”は複数あり、その内の一本は手元に置いてこれを入団志願者への試験に利用する事でその志願者の一部を常人では敵わない“スタンド使い”に仕立て上げて組織の戦増強も進めていた。

構成員の総数は情報では756人で、イタリア各地にあるホテルから運送会社、建築業者、レストラン、賭博場、果ては葬儀屋まで様々な職種や企業に対して強い支配を持ち、それらから大な額の資を“みかじめ料”として吸い上げており、しかも幹部の一人は刑務所を自身の住居にしていた事から的な機関に関しても相応のを有している事が伺える。
加えてブチャラティく構成員の大半はおおっぴらにギャングとして活動して立つ事はせず、大体は表向きの顔を持って一般人を装っているという。

創設当初は一応「義賊としてのギャング団」を標榜していたらしいが、最初からただの方便に過ぎなかったのか、途中で方針が変わったのか現在では極めて強い拝義および利益義に近い考えに基づいた組織運営が成されているようで、上記のような関連業者や下組織からの資徴収のみならず、建前上は「やっていない」としていた麻薬の製造と密売も裏で行い[1]、このパッショーネ製の麻薬ヨーロッパ各地に出回った結果イタリアどころかヨーロッパ全体の治安状況が大きく悪化する事態となっている。

構成員への評価の基準も昇格の条件もずばり“”であり、組織に多額の資を納め、かつその時の都合が良ければそれだけでさらに上の地位に昇る事ができるなど、とにかくを稼いでそれを組織にげる事のみを“成果”や“貢献”と考えているような節もある。

もう一つ、この組織の最大の特徴としてボスであるディアボロに関しては例え如何に高い地位にいる幹部であってもよほど特別な存在でない限りその具体的な情報を知る事は禁忌とされており、それを破ってボス情報を探ろうとした者、知ってしまった者は酷い拷問の末に殺され、挙げ句その死体は見るも残な状態にされた上で“見せしめ”として関係者の元へ送られるという。

このように腐敗していた当時のイタリア社会よりも悪質なブラック企業同然の体制[2]であった事からこの現状に不満や反感を抱く者も増えつつあり、それが元で構成員同士の小競り合いが遂には組織全体を揺るがす一大内部抗争にまで発展していった。

最終的にブチャラティ隊の一人だったジョルノボスを打ち倒し、事実上失脚させた事で彼が新たなボスの座に着いた。
以降その組織体制は大きく変わり、彼の理想とする形のギャング団へと生まれ変わったとの事。

構成員

所属表記はジョルノ入団時点のもの。
(GH/GR)は外伝小説の『ゴールデンハート』および『ゴールデンリング』、(PH)は『恥知らずのパープルヘイズ』で初登場。

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関連項目

脚注

  1. *この事をブチャラティは「自分にとって一度の裏切り」としている
  2. *もっとも、それはギャングというものに独自の理想を抱いていたジョルノブチャラティ、自分達の待遇が悪いと感じているリゾットらから見た話であるが
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