フクロオオカミ(けものフレンズ)とは (ケモノフレンズノフクロオオカミとは) [単語記事]

フクロオオカミ(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームなどの各種メディアミックスプロジェクト『けものフレンズ』に登場するアニマルガール又はフレンズ(動物が女の子に変化した擬人化キャラクター)である。

概要

オーストラリアのタスマニア島に生息していた有袋類の肉食動物・フクロオオカミのフレンズ。オオカミの名が付いているのはアゴと体の構造がイヌ科動物に似ていたからであり、オオカミとはそんなに関係は無い。

無口で感情の起伏が少ない大人しい女の子。喋るのが少し苦手らしく、会話はたどたどしく度々間を置きつつ喋る。また、言葉よりも無口のままボディランゲージで気持ちを伝えようとする事が多い。ただし、その動きは不気味さを感じさせる独特なモノで、「体力を吸われる系の踊り」と表現されるほど怖く歪な動きだった。

感情を伝える事が不器用だが、本質は優しく思いやり溢れる性格であり、他者のために遂力してくれる慈愛に満ちた女の子。あまり速く走れない仲間は居れば移動速度を合わせて一緒に動き、仲間の笑顔のためなら荒地とも奮闘し勝利する。周囲の喜びが彼女の原動力で、みんなが嬉しそうにしていると嬉しくなる。

母性が強い性格でもあり、仲間達(特に幼い面が強いフレンズ)を子どもと見て接しているフシがある。「子ども」との触れ合いはまるで我が子を見守りながら遊びに付き合う母親のよう。エプロンに付いている袋を「子ども」で一杯にするのが今の夢。

誰かの役に立ちたいという思いもあり、元が肉食動物としては弱い部類に入る(ディンゴに負けた)としても、セルリアンとの戦いでは決して引かず勇敢に戦う。

ヘトヘトな人を見つけると心配になり「・・・袋、入る？」と癒してあげようとする優しさも持つ(ただし、有袋類の袋の中はとても臭く雑菌だらけらしい)。

コアラやアカカンガルーといった同じ有袋類系フレンズと親しい関係。また、ミナミチスイコウモリ(ナミちー)・ニホンジカ・ノロジカ(ノロ)とよく一緒に遊んだり・悪戯に付き合ったりと親友兼保護者関係にある。

外見の特徴

既に絶滅した動物のフレンズ共通(トキは例外)の特徴として、瞳にハイライトが入ってない。また、有袋類系フレンズ共通ファッションである、ポケットが付属したエプロン(有袋類の袋を表現)を掛けている。そのエプロンはフリルで装飾された、薄茶色と黒色の縞々模様(元動物の体色を再現)。

髪の色・髪型は薄茶色のセミショート。後ろ髪部分は縞々模様が描かれていると思われるが、ゲーム中では映らず詳細は不明。

服装は白色の長袖ブラウスとオレンジ色のミニスカートで、襟をオレンジ色のリボンで締めている。オレンジ色のニーソックスと白色ローファーを履いている。お尻からは体と比較してひっそりとした、縞々模様の細長い尻尾が生える。

ネクソン版での扱い

クール属性のレアリティレベル3のフレンズとして登場。コストは300・攻撃タイプは近距離・サイズはM。有袋類系フレンズが集合したグループ「エプロン愛好会」に所属している。専用スキル「お腹からブレイブボイス」は発動から25秒の間、自身と同じクール属性フレンズ全員の移動スピードを35%アップさせる。喋るのが苦手な女の子が下記の特訓で会得した、必死に大声を出す奥義で仲間をパワーアップ。

最近友達のナミちー・ニホンジカ・ノロに避けられ、嫌われたと思うあまり悲しくなって「トキの歌を一日中聞くことになった時に浮かべる表情」を浮かべるフクロオオカミ。そこでコアラが一肌脱ぎ、「みんなに好かれる練習」を行う事に(その練習の過程ですごく大きな声を出せるようになった)。

練習しても寄って来たのはセルリアンばかりで、気を落とすフクロオオカミ。そこに今まで会うのを避けていたナミちー・ニホンジカ・ノロが登場。実は何時も一緒に遊んでくれるお礼にと花束を用意しており、サプライズで渡そうとしてバレないように今まで避けていたという。仲間からの感謝のプレゼントにフクロオオカミは感動し、自然と素敵な笑顔を見せるのだった。

期間限定イベント「ぶっちぎり芋ほり伝説！」では「ジャパリ農園」なる農園を経営している事が判明。サーバルとアルパカ・スリが荒地を「緑で覆うため」として種類も分からず種(サツマイモの種だった)を撒きまくった場所で偶然にも土地を耕し野菜を育て初めたが、その土地でサツマイモが僅か数日で大成長し豊作となる。このままではサツマイモに土の栄養が全部取られて他の野菜が枯れてしまうとして、サーバル達に早急に全部収穫してほしいと要求する。