ワラキアの夜[Warachia]とは、MELTY BLOODシリーズの登場人物。
ファンの間ではワラキア、ワラ、ワラキー等と呼ばれる事が多い。
CV:増谷康紀
別名“タタリ”。
死徒二十七祖(死徒は人間から吸血鬼になった生物のことを指す)の第十三位。
一般的に「存在する」とされるが、誰も見たことがない正体不在の吸血鬼。
その正体はある周期で条件を満たした場所に具現化する一つの「現象」であり、あらかじめ定めていた特定の場所における人々の恐れや噂を操り、流布される共有常識を局地的に増大・収束させて一つの明確な決まりごとにまで育て上げた上で、噂や不安・イメージの通りの姿・能力をカタチにし具現化させることができる「カタチを周囲の人間の心のカタチにする固有結界」
簡単に言うと、現代におけるマスメディア(テレビ、新聞、ネットなど)で特定の情報を流し、その特定の情報を集めて不特定多数が見えるような形(例:ブームなど)にしてしまうことを指している。
タタリはもはや生き物ではなく現象なので、タタリが出現した時に被害を抑えたりする事は可能だが、タタリ自体を排除する事は出来ない。自ら現象になることで、ある意味での不老不死に到達したと言うブッとんだ吸血鬼。作中では、その特性から台風に例えられた。
「ワラキアの夜」の通称はこの現象が初めて起きた地域からつけられたもので、正式名称は不明。Unknown(正体不明)である。
「ワラキアの夜」になる前の名前はズェピア・エルトナム・オベローン。
世界三大学院の一つ、アトラス院という学院の院長を務めた天才錬金術師。研究の末、「世界が滅びる」と言う未来の「答え」に辿り着いてしまい、どうにかそれを覆そうと手段を模索したが、願い叶わず狂ってしまった。
その後自己の強化のために吸血鬼となり、「答え」を覆すために第六法と言う奇跡に挑んで敗北した、とされる。タタリの姿自体は保険だったそうだ。
同じ死徒二十七祖のネロ・カオスについては、元学者同士という縁からか「彷徨海の鬼子」と呼び、興味を示すシーンがある。
タタリの特性を舞台劇に例え、まるで劇作家か芝居監督のような喋り方をする。
普段は冷静かつ知的に振舞っているものの、戦闘時などには狂人らしい色々とキてる台詞を発することも特徴的。
上記のような台詞を早口かつ裏声でまくし立て、カットカットと17回叫ぶだの廻せ廻せと連呼するだのといった具合。
余談だが、CVの増谷康紀氏は収録時に一度もNGを出さなかったそうな。演じた方も演じた方である。
タタリとしては様々な形態(他キャラクター)の姿を取って出現するが、ワラキアの夜としては、タタリと化す前の吸血鬼ズェピアの姿で登場する。
メルティブラッドシリーズの初期では、投げから超必殺技(アークドライブ)で10割と言うバランスブレイカーな性能を持っていた。ボスだから仕方ない。
現在は下方修正がかかった事でまともな性能になっている。
比較的大型でリーチに優れるキャラクター。かつ、似たようなネロ・カオスのように動きが遅いと言うわけでもない。タタリの力としてか、遠野秋葉(赤主秋葉)、七夜志貴、ネロ・カオス、アルクェイド(ワルク)の影を召還して攻撃したりも出来る。
反面一撃必殺の大火力には基本的に欠ける為、押し負けやすい。また、先述のように大型キャラであるため当たり判定が大きく、加えて長いリーチを支えるマントにはしっかりと食らい判定があるため、油断すると大量のダメージをもらってしまう。切り返しにゲージが必要なのも辛いところ。
機動力とリーチを生かし、中距離を維持する戦い方をしたい。
ラストアーク発動のあかつきには、ぐりぐりとレバーを回そう。意味はないが。
『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』第6巻にて登場。名前はズェピア・エルトナム・アトラシアと微妙に異なっている。
『月姫』世界と別物とされた『Fate』世界では死徒とはなっても発狂せずにアトラス院の院長を続けている。二十七祖にもなっていない。そもそも『Fate』世界では死徒二十七祖と言う枠が存在していない。
アトラス院特有の演算によって並行世界の事はある程度知覚しており、『月姫』世界の自分がどのようなことになっているかも知っている。
動画(二次創作界隈)では主に台詞を活用した暴歌ロイドの面と格ゲーの皮を被った二次創作エンジンの面がある。
暴歌ロイドとしてのワラキアの夜はMELTY BLOODシリーズのキャラでは一、二を争うほどの狂気っぷりであり、特殊な台詞回しや七夜に勝るとも劣らないトビっぷりの連続は視聴者を腹筋崩壊させることであろう。また、音声の組み合わせで他の単語を作るという人力ボーカロイドでも行われている手法でも大いに笑わせてくれることであろう。
逆を言えば、動画製作者の腕が試される暴歌ロイドでもあると言える。
某二次創作エンジンにおけるワラキアの夜については該当ページをみてね
。
あと、空気を読まずに長話や口上を続けるものに対しては容赦なくカットする存在とされているが、詳細は不明である。
「─────────────────────────────
─────────────────────────────
─────────────それはね、シオン。答えを見たからだよ」
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最終更新:2025/12/10(水) 10:00
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