一迅社とは (イチジンシャとは) [単語記事]

株式会社一迅社とは、日本の出版社である。

概要

旧社名はスタジオDNA。コミックZERO-SUMを出版していた一賽舎と合併した後、現在の社名となった。
社名は一賽舎から「一」、スタジオDNAのDNA＞遺伝子＞ジーン（gene）から似た音の当て字で「迅」を取って合体させたものである。

旧スタジオDNAの頃から、ゲーム系のアンソロジーコミックを精力的に出し続けている。一賽舎合併と前後する時期、宙出版が事業縮小に伴い手放した男性向け作品アンソロジー部門を吸収しており、ToHeartなどの葉鍵全盛期から、月姫、メルブラ、ひぐらし、といった同人ゲーム時代を渡り、現在に至る。

このアンソロジーの仕事で人気を集め、それをもって他社の商業誌（主に芳文社の4コマ誌）への連載へと移行していった作家も数多く存在している。

2016年 10月14日、講談社が一迅社の全株式を取得して完全子会社化することが発表された。

アニメ化や中古問題、処女厨議論などで色々と物議を醸した『かんなぎ』、
おなじみ御三家「東方」のコミック版で、隔月刊茨歌仙こと「Febri」に連載された『東方茨歌仙』、
連載終了から随分経った今でも記事の掲示板で激論を交わされている『東方儚月抄』、
衝撃のBパートで話題になった？『30歳の保健体育』、
Twitter、生放送等で出しゃばり過ぎな公式や「＼ｱｯｶﾘ～ﾝ／」でニコニコ動画配信後たちまち有名になった『ゆるゆり』などが知られる。