全国痛凧連合[ぜんこくいただこれんごう]とは、愛する嫁(婿)を凧に描いた「痛凧」を作り、空にあげ、愛でる…
目的は、ただそれだけ。そんな日本の任意団体である。自己満とかゆーな。
全国の支部を統括する…と言っても、そんなにギッチギチな縛りのある団体ではない。凧糸というものは基本、デコピーンと張っていなければならないのだが、こと連帯に関してはユルめ、ユルい。様相的には現・イオン(イオングループ)がその名を名乗る前のジャスコの頃、のような「連邦的」な連携である。「グループガバナンス」的なものがあるとすれば、色違いで揃いの法被(はっぴ、後述)くらいである。この法被も、用立てしているのは埼玉支部の人であり、それを各都県の支部に供給しており、代表は(本業と)凧の製作と事務活動に専念している。これ実話。
参加者は、作りたい凧の形状に、これまた描きたいキャラを描き、(他の迷惑にならない限りで)好き勝手に飛ばしている様子が、ニコニコ動画などにいくつかアップロードされた内容などから伺える。
凧は凧でも、あげるのは「痛凧」の記事で説明した通り、日本各地に伝承されている各種の「和凧」に、これまた我が国が誇る、現代日本の二次元サブカルイラストを施したもの。
読みは「いたたこれんごう」(「た」が清音)でなく、「いただこ~」と濁る。(例)「おおだこ」(=大凧)「かくだこ」(=角凧)「やつだこ」(=八つ凧・茨城県日立市周辺の土着凧)「するがだこ」(=駿河凧・静岡市平野部周辺の土着凧)
茨城県に本拠を構える団体だけあって、2010年春に茨城県水戸市で開催された「コミックマーケット」の特別イベント「コみケッとスペシャル5in水戸」へのオブザーバー参加も果たしている。
また、メディア登場も数回。「痛車グラフィックス」誌・某全国紙の地方面・「茨城新聞」・とある年の黄金週間最後の某日、FNN系「スーパーニュース」首都圏域ローカルアワーでチラっ、ほか。
なお過去、某有名テレビ番組の題材としてオファーがあり、実際に茨城の痛凧制作現場までカメラクルーが入ったところまで行ったらしいのだが、出演者の笑いや、視聴者ウケを狙うロケハンシナリオが、代表の意にとても相容れることはできない内容であったらしく、最終的にはお引取り願ったとのこと(いわゆる「取材拒否」行為でない)。その台本のあざとさに満ちていたであろう内容はもとより、連綿と続く和凧の伝統を汲みつつも、その新しい姿を模索する代表の真摯さが垣間見えるエピソードである。和凧の伝統としては色物やってるように見えても、根っこは真面目なのだと言いたい気持ち、こちらこそが真の意味での「お察しください」。
参加者が集結し凧あげに参加する際は、上記画像のとおり法被を着て行うのが習わしとなっている。現在までに、茨城=濃紺、栃木=菜の花色、埼☆玉=緑、東京=江戸紫、横濱=煉瓦色、静岡=青、の存在がそれぞれ確認されている。決してスク水色やレモン牛乳色とか静岡の学校指定新スク色などとは言わないように。痛凧連合に限らず、凧の揚げ手が法被を着る目的については、外部から見た有り体な見方である「団結力の誇示」などは二の次三の次で、代表的な実利は「過度な日焼けの予防」その他利点が多数あり「昔の人は理に適っていることをしていた」と感心させられることしきりだという。埼玉の間の「☆」は「らき☆すた」利権特権とのこと。
和凧の世界には、日本最大規模である「日本の凧の会」をはじめ、全国各地に「(地名)凧の会」などの愛好会が存在する。
全国痛凧連合には、これら団体と重複して会員登録を行っている参加者および、家業の伝統凧師でありつつ「痛凧」に参加する者も在籍している。
また、サラリーマンかつカレンダー通りの休暇が思うように叶わないサービス業種勤務にもかかわらず、苦労して休暇などをやりくりしつつ、二次創作は「痛凧」一本で活動(もしくは、過去に活動していた同人ジャンルから離別)する参加者もいるそうだ。
凧あげ中はともかく、お昼時や終了後のまったりとした20~30分間に、「なぜ、彼らは痛凧に魅せられているのか」を聞いてみるのも、興味深いだろう。痛凧のための休暇なら、上司におべっかとか同僚へのえげつない根回しとか屁でもねぇやw
なお、彼らが製作する痛凧は、そのほとんど全てが「一品もの」であり、(もちろん著作権の関係もあるのだが)有償での頒布・販売などには応じていない、ということを付記しておく。
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最終更新:2025/12/11(木) 11:00
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