凶夢伝染とは、アニメ「Another」のオープニングテーマ曲である。
作詞:宝野アリカ
作曲・編曲:片倉三起也
歌:ALI PROJECT
2012年1月25日発売、ALI PROJECTにとって29番目のシングル曲である。さらに言及するなら、これまでのランティスからのリリース作品とは異なり、特殊レーベルであるMellow HeadやGloryHeaven経由ではなく、ランティス本体からの直接、リリースされている。カップリング曲は、「夜見のたそがれの、うつろなる蒼き瞳の。」「胎内ヒトガタ遊戯」の二曲。初回限定盤は、PVを収録したDVDが梱されている他、CDの4曲目に「凶夢伝染」のストリングスバージョンが入っている。
元々、「Another」の作品自体が、ALI PROJECTの世界観をモチーフにしていることもあって、本編とのシンクロ率も当然ながら非常に高い。原作者の綾辻行人も、「作品の全ての要素が入っている」と太鼓判を押している。歌詞も宝野がこめた邪悪さの中にある希望を潜ませた歌詞は一度目を通すとよい(特に原作読了後orアニメ視聴後)。
PVでは、宝野アリカが地中から這い上がるゾンビやせんとくん角を生やしたゴスロリのドールに扮して歌っている。リビングデット・ドールの目玉がぎょろりと動き出したり、本物の虫が蠢くなど、とてもグロテスクな作りになっており、黒アリワールド全開である。
ストリングスバージョンは、過去のストリングスアルバムと同じクラシック風のアレンジながら、悲鳴のような弦楽器の不協和音が、オリジナルバージョンを超える恐怖を醸し出している。必聴。
オープニングアニメーションでは、前半にスタッフクレジットの大半が集中しており、アニメ自体の動きは少なめ。しかし後半では、本編の伏線となるシーン、「夜見のたそがれの、うつろなる蒼き瞳の。」の関節人形、そして榊原恒一と見崎鳴を取り巻く登場人物のカットが目まぐるしく交差するスピーディーな展開になっている。
その中でも、キャラクターのカットシーンは、登場人物が死ぬたびに新しいキャラに差し替えられている。一瞬なので、リアルタイムで視聴した人でも、気づかなかった人はかなりいたらしい。どのタイミングで登場人物変わったかは、以下の通りである。
以下、ネタバレ注意!
※赤字は該当話で死亡するキャラクター、太字はOPで新たに登場したキャラクターである。
12話はテレビ放映時にOPがカットされており、Blu-ray・DVDで新規OP映像が初めて使用された(設定資料集にも、欠番カットとして、風見智彦・有田松子・柿沼小百合の原画がある)。なお、OP映像から外れたキャラクターの中で、唯一生存したのは猿田昇だけである(相棒の王子誠が死亡したため、風見に差し替えられている)。また、前日譚を描いたOVAの0話は1~3話と全く同じだが、最後のカット(水野沙苗の部分)を藤岡未咲に変えて欲しかったと思うのは編集者だけであろうか・・・
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最終更新:2025/12/06(土) 06:00
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