削除曲とは、音楽ゲームの楽曲で次のシリーズへの収録を見送ることになる曲である。まれにBMS出身アーティストの削除氏が作成した楽曲という意味でも使われる
問題になるのは「なぜこの曲が消されるのか?」という事。しかし、その理由は制作側から公表されない。
ユーザ側でいくつか仮説を立てるのが精一杯だ。
その仮説をいくつか紹介する。
現在の日本においての版権料というのは多大な金額であり、続編でも収録する場合は料金を上乗せされる。
その料金とプレイ頻度の割合が合わないと削除。その傾向が強くなっている。
最近では1作品あたりの稼働期間が長期化する機種もあることから、稼働途中に楽曲が削除されることもままある。
なお、音ゲーのオンライン化が進んだ現在では、収録期間をあらかじめ決定し、人気があれば追加料金を払って延長、そうでなければ期限をもって削除というパターンが主流となっている。
IIDXやREFLEC BEATに多いパターン、プレイヤーの多くは癖のある譜面をプレイしない事が多い。そのため選曲率が下がっていく。
また高難易度が好きなプレイヤーは、低レベルの曲を選曲しない。といった一種の方向性が起こっている。
他にも曲そのものに魅力がなく、一回選曲して二度と選曲しないユーザーも多い。
結果、選曲率が低い曲を収録し続けても意味がないと判断され、削除されてしまう恐れがある。機種内イベントや連動イベントで登場した楽曲も例外ではない。
また、jubeat saucerで行われていた楽曲入れ替えによって一時的にプレー不可になる楽曲もプレー頻度が少ないという理由で選定されることが多い。
もっとも先に考えられているのがこの説だろう。しかし基板にHDDが使用されている現在では大きな間違いである。
なぜなら特に大半のアーケードゲームは数年前から基盤としてPCを採用しているためである。
アーケード基板として使われているパソコンは細かな違いはあるものの、根本は家庭によくあるパソコンそのものである。
つまり処理装置の高性能化はもちろんのこと、安くて大容量が簡単に実現できるHDDが使えるようになった。
この流れは音ゲーも例外ではないため、今や容量圧迫による削除は考えられない事になる。
一番の理由としてはゲームを制作した会社の社員ではない外注の作曲者およびボーカリストの契約期間が切れるなど。他には楽曲を作った人・グループにとって知られたくない黒歴史とか、作曲者が提供先と物別れをしたとか、あと楽曲を作った人が何か不祥事をやらかしてしまったとか。
たとえば、BeForUはメンバーを一新。旧メンバーの楽曲を残したくないというレーベル側の意向かも知れない。
また、ぱんぱんミュージックを作った彼はゲームミュージックを批判している。
それより彼の会社で音ゲーを売ってしまった、かなり売れた。だから権利の問題で消された可能性が高い。
それからDDRの育ての親でダンエボの生みの親である彼。他社に移籍して音ゲーを制作したからか、幾つかの機種でやはり楽曲が削除されていたり、彼が映っているジャケット・ムービーが差し替えられたりしている。
そしてコイツだ。触れちゃいけない気がする。いや思い切った方がいいな。新堂敦士。
やってはいけない事をやってしまったお方。それはt・・・あれ、誰かやってきた様だ・・・。
ちなみに版権曲にも権利の問題ではなく不祥事で削除されてしまったと言われている曲がいくつか存在している。有名所だとDDRのマイケッシャやjubeatのKiss Kissなどだが、令和時代では後述するツユ関連が顕著。
また不祥事の内容によっては、即時削除は行わずに契約期間を延長しないというパターンになることも。この場合は時間差で削除されることとなるが、理由が明言されることはない。
2024/05/31に発生した、音楽ユニット「ツユ」のメンバーの1人である「ぷす」が殺人未遂で逮捕された事件の影響により、音楽ゲーム機種を中心とした媒体から「ツユ」およびぷすの関わった楽曲に対し一斉削除・配信停止を行う処分が行われた。この削除処分は明確な理由が記載されていることからも、今後同様な不祥事が起きた際にこのような制裁が起こり得る場合があるため、ここに記載しておく。
最初に対応したのがコナミのBEMANIシリーズであり、事件発生から翌週の06/06にお知らせを掲載した上で一斉削除に至った。beatmaniaIIDXでは31 EPOLISで収録された傷つけど、愛してるが史上初の初登場バージョンの稼働途中で削除される事態となった。
セガの音楽ゲームは機種にもよるが、上記の削除から翌月に削除が行われた。特にチュウニズム収録のアンダーキッズはなんと、2024/05/09に登場してから同年の07/18に削除されるという、期間限定配信が明記されていない楽曲で史上最速の削除曲という不名誉な記録を樹立することとなった。
これはjubeat saucerで行われていた楽曲入れ替えシステムに関するもの。ディレクター(当時)のまっする氏曰く、「楽曲を入れ替えていくことで収録曲の鮮度が高い状態を保ち、マッチング率を向上させる」目的で行われていたとのこと。
実際は(一部大人の事情で削除された版権曲を除き)一時的にプレー不可になるだけだったので削除曲とは厳密には違うのだが、「プレーできなくなる≒削除」と捉えるユーザーも多く、さらに一旦プレー不可になった曲が次にプレー可能になる時期が分からなかった(その時のプレー状況を見てスタッフが判断するため、すぐには決められかった)こともあり、賛否両論のシステムとなっていた。(ちなみに稼働当初に収録された千本桜が大人の事情によりわずか3週間で削除されたことも議論に拍車をかけていた)
なお、2014年の2月に楽曲入れ替えは終了。現在は先述の大人の事情で削除された曲を除いて全てプレー可能になっており、次回作の「jubeat saucer fulfill」でも楽曲入れ替えは実施されないことは明言されている。
ゲームのシステムを根本から変更するにあたり、譜面データを一から作り直さなければならない場合がある(この場合、必ずしも譜面が変更されるとは限らない)。
この時、元々収録されている曲数が膨大だと譜面データの復元・新規作成がリリースに間に合わず、結果的に楽曲削除になってしまうことになる。
この理由で削除された場合、長い年月をかけて古い楽曲を復活させることが多いのだが、そもそも曲が多い・新曲配信やアップデートにリソースを取られるため楽曲復活の機会が少ない・(版権曲の場合)権利料が高いためそのまま収録が見送られる、と言った理由からなかなか全曲復活とまでは行かないのが現状。
様々な仮説はあるが、制作側から何も発表されていないためはっきりとした理由は分からない。
最近ではKONAMIの音ゲーシリーズで、ある人物と、あるグループの楽曲が大量削除。
原因を突き止めようとしたが挫折した編集者もいる。
最近ではオンライン稼動の機種も増え、隠し要素に楽曲が存在する例も多く、特に一度も常時解禁しないまま削除対象になった曲(IIDXのTp-RZなど)もある。中には削除されると二度とプレイできる正規の手段がなくなる曲(版権曲に多い)もあるので、やりたい曲は早めにやっておくのが得策といえる。後悔先に立たず。
しかし、音ゲーを愛す者達よ、決して挫けたり、絶望せずにがんばろう。
音楽ゲームの将来のために・・・。
なお、一度収録から外れた後、以降のバージョンで再収録された楽曲を 「復活曲」という。
復活曲はしばしば一種のイベントとして扱われ、隠し要素として(稀に改修も行い)用意されたり、「復活させる曲」を決定するためのアンケートを開催することもある。(殆どの場合)元々製作側の都合で削除されたのにイベント扱いされても…という声もあるにはあるが、まあそこは触れないのがオトナ。
近年のbeatmaniaIIDXでは、ただ当時のまま復活させるだけでなく、多少の要素を追加・変更する形で再録されるパターンが目立ってきている。
掲示板
67 ななしのよっしん
2024/06/06(木) 12:46:06 ID: aCtCPsXZHL
ツユ
作曲者が殺人未遂で逮捕されたことにより事前告知無しで即削除
不祥事で削除という近年珍しい例になったな
68 ななしのよっしん
2024/12/24(火) 21:56:24 ID: AQlwUANeFQ
版権じゃない曲を削除し続けてるゲームなんて今時弐寺以外ないだろ 何のメリットがあるんだよマジで
69 ななしのよっしん
2025/03/05(水) 01:08:50 ID: 285fNLBto2
>>52
弐寺村はこういう文化が当たり前のように根付いてるから文句言ったとこで無駄。
岡村アニキの嫌ならやるなとしか言いようがない。
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最終更新:2025/12/05(金) 19:00
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