創世竜アムネスティ・メサイアとは (イチマンエンサツとは) [単語記事]

混沌を斬り裂き、白き翼で描け未来！
ストライド・ジェネレーション！
《創世竜アムネスティ・メサイア》！！

《創世竜アムネスティ・メサイア》とは、TCG「カードファイト!! ヴァンガード」における単位である。

スペック

《創世竜アムネスティ・メサイア》
Gユニット
クラン：リンクジョーカー　種族：メサイア
グレード：4　パワー：+15000　クリティカル：1　シールド：なし
効果：【超越】（お互いのヴァンガードがグレード３以上で解放！） - ストライドステップ - [あなたの手札からグレードの合計が３以上になるように１枚以上選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【超越】する。
自【V】：[【CB(1)】] このユニットがヴァンガードにアタックした時、コストを払ってよい。払ったら、呪縛_{（ロック）}カードを好きな枚数選び、解呪_{（アンロック）}し、そのバトル中、解呪したユニット１枚につき、このユニットのパワー＋3000。解呪したユニットが３枚以上なら、そのバトル中、このユニットのクリティカル＋１。

世界を創世する為、「創り出す者」として覚醒した「ネオンメサイア」の可能性のひとつ。現時点のメサイアと同一存在であるかは不明であり、「クロノジェット・ドラゴン」の力を以てしても、未来・過去・別次元、どこの時空に存在しているのか感知する事ができない。一度だけこの世界に現れた折、滅びを迎える世界を救いたいと願った事で、神に限りなく近い生命へと変化した事だけを告げているが、秘めたる力は完全に未知数。あらゆる生命を超越した生命体――かつてこの世界に存在したと伝えられているドラゴンの始祖の伝承と酷似している特徴も多いが、すべてを解明する為には今一度対話の機会を得るより他ない。

「運命に抗う者は、運命を切り開く力を得る。」

概要

2015年 5月29日（金）に発売したブースターパックG3弾「覇道竜星」のパッケージイラストを務めるカード。
希少な特殊レアリティ「ジェネレーションレア」に属するカードであり、同パックでは初めてジェネレーションレアが2種類存在する（片割れはリメイク版《ファントム・ブラスター・ドラゴン》）。
だが、この制定がヴァンガードファイター達に悲劇をもたらすことになる。

その効果は、バトル中にリアガードを解呪し、解呪した数だけ自身を強化する能力。1枚につき3000はそこそこの上昇値。3枚以上ならばクリティカルも増加する。
自他問わず呪縛カードを解呪するため、枚数を稼ぐこと自体はそれほど苦ではないが、相手の呪縛カードの解呪は折角の拘束能力を相手のターンを待たず解除してしまうため、折角の呪縛を無駄にしてしまうことも少なくない。打点を確保するために呪縛を破棄するか否かは慎重に見極めたい。解呪の枚数は任意のため、最大限メリットのみを享受することができる。
リンクジョーカーにヴァンガードの圧力が高いGユニットは少ないため、これだけでも価値がある。
ただし、自身の解呪＝そのためのリアガードの数を要求するため、有効に効果を使えるだけのリソースは維持しておきたい。
呪縛・解呪については所属クラン「リンクジョーカー」の項目を参照。

このカードの真価は自陣の解呪である。
「メサイア」を軸としたリンクジョーカーは、他のリンクジョーカーと違い、自軍ユニットを呪縛することでメリットを得る効果や自身が解呪されたことにより発揮される効果を持つリアガードが多い。
《ネオンメサイア》はその代表例であり、解呪時に自身をコストにグレード３のメサイアをサーチできる。
それらの効果と合わせることで、バトル中攻撃を終えたリアガードを他の効果で呪縛し、このカードで解呪することで再攻撃を可能にしたり、バトル中に解呪された時の効果を発揮できるようにすることができる。
早い話が、それらのギミックを有効に使いたいならば、複数を一度に解呪できるこのカードはなくてはならない必須カードなのである。
さらに言えば、リンクジョーカー同士のミラーマッチの場合、ローコストで呪縛カードを解呪できるこのカードを多くデッキに投入している方がそれだけ有利になる。
通常のリンクジョーカーでも、同クラン同士のミラーマッチを考えると必須カードになってしまうのだ。

これだけ需要が集まったため、非常に出にくいジェネレーションレア、しかも「覇道竜星」には２種類存在するため、必須カードのこのカードは異常な価値をつけるようになってしまった。
次の弾「討神魂撃」ではシークレットパックに収録されているが、ジェネレーションレアより出にくい再録でレートが下がるとは口が裂けても言えず、暴騰を食い止めるには至らなかった。

だが、これだけでは終わらない・・・。

《創世竜エクセリクス・メサイア》

Gユニット
クラン：リンクジョーカー　種族：メサイア
グレード：4　パワー：+15000　クリティカル：1　シールド：なし
効果：【超越】（お互いのヴァンガードがグレード３以上で解放！） - ストライドステップ - [あなたの手札からグレードの合計が３以上になるように１枚以上選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【超越】する。
自【V】：[【CB(1)】，Ｇゾーンから裏の「創世竜アムネスティ・メサイア」を１枚選び、表にする] このユニットがヴァンガードにアタックした時、Ｇゾーンに表の「創世竜アムネスティ・メサイア」があるなら、コストを払ってよい。払ったら、呪縛カードを好きな枚数選び、解呪する。そのターン中、この効果で解呪したあなたのユニットすべてのパワー＋3000。この効果で解呪した相手のユニットをすべて退却させる。この効果で解呪したユニットが３枚以上なら、そのバトル中、このユニットのクリティカル＋１。

世界の調和のため、「進化させる者」として覚醒した「ネオンメサイア」の可能性のひとつ。
「アムネスティ・メサイア」と同じく、現時点における「メサイア」と同一の個体であるかは不明。
“ギアクロニクル”の機密調査によれば、アムネスティ・メサイアと同様に、あらゆる時間軸・次元において感知できない謎の存在ではあるが、
出現時に観測する時空の乱れがほとんどないことから「オーラガイザー・ダムド」のような、禁忌の存在ではないと考えられている。

なお、神聖国家および“ギアクロニクル”は、スターゲートに発生した謎の種族に関する調査を凍結しており、その存在を知る者は少ない。

「全ての罪が許され、楽園が訪れる。」

2015年 11月13日（金）発売のブースターパックG5弾「月煌竜牙」に収録される特殊レアリティ「ジェネレーションレア」のカード２枚の片割れ。

やあ（´・ω・｀)
ようこそ、ヴァンガード普及協会へ。
このディペンドカードはサービスだから、まず当てて落ち着いて欲しい。

うん、「またジェネレーションレア」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、このカードイラストを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、このレアリティを制定したんだ。

じゃあ、超越しようか。

以上の通り、「ジェネレーションレアをコストに指定するジェネレーションレア」という暴挙に出たのがこのカードである。
「アムネスティ」をコストに要求するようになった代わりに、自身ではなく解呪した自分のリアガードにパワーを加算し、相手のリアガードを解呪した場合それを退却できるようになった。
ただし、事前に何らかの手段で「アムネスティ」を表にしておかなければ効果は使えない。つまり、このカードを使用しようとすると「アムネスティ」は最低２枚必要。

基本的な使い方は「アムネスティ」と変わらない。長所・短所も同様。
リアガードにパワーが加算されるようになったことで、ヴァンガードの攻撃が凌がれても圧力の高いリアガードで攻撃できるようになった。
火力がヴァンガードに集中しても、手札２枚で確実に防御される完全ガードを使われれば無意味と化してしまうため、リアガードを強化できる方がやや優秀。
退却効果は、カード・アドバンテージを取り、危険なリアガードを潰せるようになったが、反面空いたリアガードサークルに相手が展開して攻撃できるようにもなるため一長一短。しかし、解呪したリアガードの退却は強力であり、「アムネスティ」と比べてより相手のカードを気軽に解呪しやすくなったといえる。
ただし、効果を使うために「アムネスティ」を消費してしまう上に、Gゾーンの枠を食い潰してしまうのは注意。

このカードが「アムネスティ」を要求することで「アムネスティ」の価値はさらに上がってしまう。
需要が高まり、再録も再録にならない上でさらに「アムネスティ」を要求されたことで、通常の「アムネスティ」が何と１枚１万円近くにまで値段が跳ね上がってしまった。
「アムネスティ」が一万円札で殴り、「エクセリクス」は一万円札を支払うかのごとくコストを払って効果を使用する。
そんな異常な値段から、ヴァンガード界で「アムネスティ」は一万円を指すことができるようになってしまった。
2016年 3月現在でも安くて8000円近辺で取引されている。
かつての最安値ですら4000円を割らなかったことが、如何にこのカードの需要が高く、供給と釣り合っていないかが分かるだろう。
当然ながらシークレットレアは１万円を軽くオーバーする。

たとえば、

アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG ギアースクライシス編」のDVDBOX - 1アムネスティ（10000円）
プレイステーション４（500 GB）本体 - 約3.5アムネスティ（34980円）
他のカードゲームで世界に10000枚しか存在しないカード《光の創造神ホルアクティ》 - 最低値1.5アムネスティ（15000円）

となる。
これらよりこのカードを４枚フル投入したデッキの方が金がかかると言えば、如何にこのカードの価値が狂っているかが分かるだろう。
とてもとても、一般パックのカードで出していい値段であるはずがない・・・。

以降、あまりの批判の多さを受け止めてか、GRのカードは単体でその性能を全て発揮できるように調整され、過去にGRとして登場したカードも出現率は低いながら再録されはじめるという形になった。
「アムネスティ」もブースターパックG8弾「超極審判」にて稀にR仕様で排出されることが確定した。
ところが、同弾では似たような働きをするカードとなる《創世竜フラジオレット・メサイア》が登場したこともあり、このカードより前に登場した特別再録枠よりさらに安く手に入りやすい金額となったことで、予想以上に多くのファイターに行き渡りやすくなった。
逆に言えばエクセリクスが使いやすくなったということでもあり、今度はエクセリクスの値段が上がってしまうことになった。