天国のススメ!とは (テンゴクノススメとは) [単語記事]

天国のススメ!とは、宮成樂による涙腺崩壊 4コマ漫画である。

概要

漫画
天国のススメ！
作者	宮成樂
出版社	芳文社
レーベル	まんがタイムコミックス
掲載	まんがホーム
掲載期間	2009年 10月 -
巻数	既刊13巻（2023年 12月時点）
漫画テンプレート

　2009年 10月の読みきりを経て、2010年 2月より芳文社「まんがホーム」にて隔月連載を開始。
　その後2011年より基本毎月連載となった。一時期休載が頻発したが、最近は毎月掲載されている。

　霊力・霊感ともに、超一流の修験者も真っ青の主人公「羽鳥太一」が、その能力をもてあまし気味に送る生活を描くハートフルコメディ。
　霊や妖怪も出てくるが、基本まったく怖くない。しかも油断していると本気で泣かせに来やがる。
　やさしい世界。

登場人物

主人公

羽鳥　太一（はとり　たいち）

　本作の主人公。高校生。1hyde未満。サクラ町さいずの春田信一朗といい勝負。
　霊力・霊感ともにすさまじく、霊はおろか物の怪・妖精・天使のたぐいまではっきり見える。
　霊力も強すぎてもてあまし気味で、図工の授業で作った粘土細工が式神になり、腹に書いた顔がしゃべりだす。
　霊力があるため、人外のものを祓うことは可能。
　しかし頼まれたらいやとは言えない性格のため、よくそれらのものから相談やお願いをされても祓うことなく、協力してしまう難儀な性格。　

主人公のクラスメート

藤　十子（ふじ　とうこ）

　主人公の許婚。
　黒髪美人で性格はイケメン。寺の一人娘だが霊感は0。
　このため主人公を婿にすべく日々アプローチし、近づく美人（物の怪含む）を排除している。
　自分からせまるのは問題ないが、せまられるととたんに乙女になる。
　（主人公の未来の嫁でもある。）

草間（そうま）

　イギリス人を祖父にもつクォーター。
　長身のイケメン、成績優秀・スポーツ万能と神から二物どころか三・四物以上与えられているが、極度のオカルト好きという余計なものまであたえられているため別にもてたりはしない。
　日本に越して来た頃は聞く人の涙が干からびるほどのボッチ（ひとり遊びっぷり）だった。
　オカルト体験できれば襖に突き刺さっても喜べるタフなメンタルの持ち主である。
　「イケメンの無駄遣い」最近では「玉にキズ」が服を着て歩いていると形容されている。
　しかし、霊・妖精への裏表のない真摯な態度が物事を解決することもあり太一も一目を置いている。

橘　悠介（たちばな　ゆうすけ）

　太一と同じ中学出身の生徒で、骨董品屋の息子。
　いわくつきの商品を太一に見てもらうこともある。
　先祖代々おっちょこちょいらしい。そのせいか色々とトラブルに巻き込まれがち。
　（御先祖様のおっちょこちょいのせいで子孫七代に渡って祟られている。）

桜沢（さくらざわ）

　橘の幼馴染であり、太一と同じ中学出身の生徒。

主人公の家族

小町

　太一のおばあさん。
　故人であり、幽霊として帰省してきている。
　外ではおかさんの作ったうさぎのぬいぐるみを依代としている。
　孫をいろんなところ（墓地・教会等）で自慢しているため、太一に問い合わせがいくようになってしまった。
　ポルターガイスト現象により物を動かすことができるが、基本ノーコンであり、狙ったものと違うものが動いてしまう。

おかあさん（羽鳥　雪緒）

　家族を溺愛する人形作家。
　子供達の危機には必殺仕事人のごとき姿となる。

おとうさん（羽鳥柊一郎）

　普通の会社員のようだが、描写は少なく不明。

ムギ

　主人公の妹。かわいい。家族全員から溺愛されており、過保護気味。

その他人間

担任の先生（友ちゃん）

　メガネをかけた太一のクラスの担任。
　極度のこわがりで、太一が引き寄せる物の怪や怪現象にビビり気絶すること多数。
　お見合い33連敗中。（しかしそれは子供の頃に結婚の約束をした可愛いフィアンセ（物の怪）のせいだった。）

社会の先生

　骨董品集めが趣味の初老の先生。
　いわくつきの高額品を購入し、家族から白い目で見られている模様。

花城　椿（はなしろつばき）

　おかあさんの兄で、主人公太一の伯父。
　婚活中のけなげな頑張り屋。おなか兄さんの本体である。

物の怪

星見兄妹

　天狗四兄妹。
　2015 年4 月現在3番目の方は未登場。三つ目であり、背中に黒い羽を持つ。ただし普通の人の姿になることもできる。
　天狗は霊力が非常に強く、柘榴＞琥珀＞太一（＞翡翠）の順で霊力が強い模様。そのため太一でも手に負えないトラブルがあると、相談に乗ってもらうことがある。

柘榴（ざくろ）

　長男。
　非常に強い霊力をもっており、太一もかなわない。
　生真面目な性格で、兄妹の琥珀と翡翠に振り回されているところがある。

琥珀（こはく）

　次男。
　柘榴ほどではないものの強い霊力をもっている模様。若干軽い性格のイケメンで、大食漢。

翡翠（ひすい）

　末っ子（妹）。
　見た目は幼（妖）児。能力も弱いく力は強くない。かなりの甘えん坊。
　人の姿になった時は太一より背が高く（カカシを参考にしたため）、見た目女子高生。
　天狗としての相対年齢は高校生ぐらいだが、子供の姿のままなのには訳があるようだ。　

幽霊

小町さんの先輩（横ゆうれい）

　小町さんの学生時代の先輩。流行病で早逝した。
　駅で若い男性に時間を聞く幽霊として登場。時を訪ねるのにはある理由が・・・
　登場方法は個性を大事にしすぎてコワい。

木琴の幽霊

　太一の学校の音楽室で「ミ」が外れた音を奏でている女学生の幽霊。
　（保健の先生の友達だった）

妖精

桜の精

　桜並木の一番奥に立っている桜の精。
　美人の女性型だが、性格や行動は完全におっさんである。
　よく太一を拉致っている。

緑のおっさん

　全身（白目も）緑色のおっさん。
　ステテコにバーコード頭と往年のサラリーマンコントのような姿をしている。口の中まで緑色の息子が自慢。

カーネーションの精

　母の日のプレゼントを花屋の陰謀と言われてやさぐれている。

その他

おなか兄さん

　花城椿の腹にかかれた似顔絵。太一が描いたためしゃべりだした。
　椿と同じ記憶をもっており、性格も同じらしい。

　他にも1度しか登場していない幽霊・物の怪が多数存在する。

パラレルワールド

太一（パラレル）

　身長 180 cmのイケメン。
　霊感は非常に高いものの霊力が無く、寄ってくる物の怪たちを祓うことができず難渋していた。霊団に絡まれていたところを十子（パラレル）に救われ、以後十子のことを追っかけている。

十子（パラレル）

　白髪の美少女。
　法力∞であり、太一を助けて以来追っかけられているが、法力目当てだと思っているためあまり相手にしていない。

草間（パラレル）

　性格はそのままで性別は女性とのこと。太一と十子の子供を願っている。

星見柘榴（パラレル）

　手のひらサイズの天狗。太一（パラレル）と友人らしく、協力してくれている模様。

天国のススメ! 単語

概要