森下暢仁とは (モリシタマサトとは) [単語記事]

森下暢仁（もりした　まさと、1997年 8月25日-）とは、大分県出身のプロ野球選手（投手）である。現在は広島東洋カープに所属。

概要

小学校から軟式野球を始め、中学校では軟式野球部に所属する。

大分商業高等学校では1年夏からベンチ入りし、2年からは三塁手も兼ねる二刀流となる。2年秋からエースとなったが、3年夏は県予選で敗退。甲子園大会未出場ながらU-18ワールドカップの日本代表に選出された。

明治大学に進学したが、1年夏に右肘を骨折。3年春からエースとなる。4年のリーグ戦で5季ぶりの優勝に貢献した。世界大会は2年夏・3年夏の日米大学野球、3年夏のハーレム大会と3回出場している。

2020年は開幕を一軍で迎え、6月21日の横浜DeNAベイスターズ戦でデビュー。7回無失点と好投したが、9回にサヨナラ負けを許したためプロ初勝利はならず。6月28日の中日ドラゴンズ戦では8回3失点7奪三振でプロ初勝利を挙げた。1年目は18試合に登板し10勝を挙げた。

2021年は5月22日に球団で新型コロナウイルスの集団感染が発生し、PCR検査で陰性だったが濃厚接触者とされたため、登録を抹消された。その後東京五輪に日本代表選手として選出され、2試合に登板した。シーズンでは24試合に登板し、8勝を挙げた。

2022年は27試合に登板し、10勝8敗を記録した。WBC日本代表入りを目指していたが、10月に右肘関節鏡視下骨棘切除、右肘関節内滑膜切除の手術を受けたため、出場は絶望的となった。

2023年は前年に手術した影響もあり、5月に一軍に昇格。20試合に先発登板し、9勝6敗だった。

2024年は開幕前に右肘の張りで離脱し、4月13日から先発ローテーションに加わる。23試合に先発登板し、10勝10敗だった。

2025年は開幕投手に選ばれたが、7回2失点で敗戦投手となった。22試合に先発登板したが、6勝14敗と負け越した。

年度	球団	登板	先発	完投	完封	勝利	敗戦	勝率	投球回	被安打	被本塁打	与四球	与死球	奪三振	暴投	失点	自責点	防御率
2020年	広島	18	18	2	1	10	3	.769	122.2	102	6	32	4	124	2	30	26	1.91
2021年		24	24	1	1	8	7	.533	163.1	144	16	52	3	132	6	55	54	2.98
2022年		27	27	3	2	10	8	.556	178.2	195	13	44	8	133	3	67	63	3.17
2023年		20	20	3	1	9	6	.600	131.2	127	10	36	2	94	3	49	44	3.01
2024年		23	23	2	1	10	10	.500	151.2	137	6	29	7	98	2	46	43	2.55
2025年		22	22	3	0	6	14	.300	152.1	140	6	37	5	92	1	53	42	2.48
NPB：6年		134	134	14	6	53	48	.525	900.1	845	57	230	29	673	17	300	272	2.72