玉村昇悟とは (タマムラショウゴとは) [単語記事]

玉村昇悟（たまむら　しょうご、2001年 4月16日-）は、福井県出身のプロ野球選手（投手）である。現在は広島東洋カープに所属。

概要

小学校から4年時から軟式野球を始める。

中学時代には地元で有名な選手となり強豪私立高校からスカウトもされたが、決して野球の強豪校とは言えない福井県立丹生高等学校に進学。

1年秋からチームのエースとなり、3年夏の甲子園大会予選では大会新記録の52奪三振を奪い、チーム初の県予選決勝まで勝ち進んだものの敦賀気比高等学校に敗れ、甲子園大会出場に出場できなかった。

2020年は体力強化や基礎技術の強化を目的に三軍でトレーニングに明け暮れる。一軍出場はなし。二軍戦でも1試合の登板のみ。

2021年は開幕二軍で迎え、4月29日に初の一軍昇格。その日の横浜DeNAベイスターズ戦に先発登板しプロ初出場、同じくプロ入り初スタメンの石原貴規とバッテリーを組んだが5回を投げ5失点でプロ初黒星に終わった。その後6月18日のDeNA戦で7回2失点と好投しプロ入り初勝利を挙げた。その後もローテーションの一角を担い続け、2008年に前田健太が達成して以来の高卒2年目で投球回 100イニング突破となった。最終成績は17試合の登板で、4勝7敗、防御率3.83だった。

2022年は投球フォームの違和感で長期離脱したため、9試合の登板で2勝2敗に留まった。

2023年は9試合に登板し、3勝1敗だった。

2024年は開幕を二軍で迎え、5月25日に一軍に昇格。7月30日のDeNA戦でプロ初完投勝利を記録すると、8月12日のDeNA戦で広島では21年ぶりとなる2試合連続完投勝利を挙げた。15試合に登板し、4勝5敗と負け越した。

しなやかな腕の振りでボールの出どころが見づらい投球フォームをしており、最速147km/hのストレートとカーブ、スライダー、チェンジアップ等を駆使して打者を打ち取る。一方で被本塁打の多さが課題となっている。

元々は右利きだが、グラブを購入した際に左利き用のほうが使いやすかったことから左投げになった。