西純矢とは (ニシジュンヤとは) [単語記事]

概要

小学校2年時から軟式野球を始める。中学時代には野茂英雄が総監督を務め、中学の有望選手を選抜しアメリカ遠征を経験させるNOMO ジャパンのメンバーにも選出された。

創志学園高等学校では1年春からベンチ入りし、2年夏からエースとなり、チームを夏の甲子園大会出場に導くと、創成館高等学校戦で16奪三振を奪い完封勝利を挙げ注目を集める。3年時は甲子園大会出場はならなかったものの、U-18日本代表に選出され投打に渡り活躍。佐々木朗希、奥川恭伸、及川雅貴と共に「高校 BIG4」と呼ばれた。

2019年ドラフト会議にて奥川の抽選を外した阪神タイガースから1位指名を受けて入団した。背番号は15。ちなみに、同じく「高校 BIG4」と呼ばれた及川雅貴もドラフト3位で阪神に入団している。

2021年は5月19日にプロ初昇格を果たすと、その日の東京ヤクルトスワローズで先発投手起用されプロ初出場。5回を無安打に抑えプロ初勝利を挙げた。この年は2試合に登板し1勝1敗、防御率3.38の成績を残した。

2022年、チームに離脱者が相次いだことから5月1日に昇格。序盤戦は先発ローテーションで、中盤戦以降は登板感覚を少し空けて先発起用され安定した投球を続けた。14試合の登板で6勝3敗、防御率2.68だった。
クライマックスシリーズでは切り札的存在としてリリーフで起用されたが、長岡秀樹に本塁打を被弾する苦い経験も味わった。また、シーズン打率が.231で、クライマックスシリーズでもチャンスに代打が送られず、エスコバーの154km/hの直球を打ち返し、タイムリー二塁打を放っているなど二刀流らしさも見せた。

2023年は先発で迎えたが、打ちこまれたこともありセ・パ交流戦前後はリリーフに回る。リーグ戦再開後再度先発として登板する機会が多かった。打撃では中日ドラゴンズのエースの小笠原慎之介からライトオーバーの二塁打を放つなど.227 5打点を記録した。

2024年は4試合の登板で1敗に留まった。

投球面だけでなく打撃面も優れており、高校時代には通算25本塁打を記録。プロ入り後も打棒は健在であり、8番ピッチャーで起用された試合で本塁打を放った事もあった。

高校時代、ピンチを凌いだ際に天を仰ぎ全身を使い思いっきり叫ぶガッツポーズが話題となった。このガッツポーズは亡き父に対して報告するパフォーマンスであったが、球審から「必要以上にガッツポーズしないで」と注意を受けた。現在はガッツポーズすることはあるが当時よりアクションは控えめになっている。

西勇輝は三従兄（又従兄弟）にあたる間柄。ともに阪神に所属しているため、メディアやスコアボードには「西純」と表記されている。

ピッチングのみならずSNSが炎上したとき、岡田監督から「おい問題児」と言われてしまったことがある。