地方自治体が主催する、いわゆる地方文学賞のひとつ。既成作家の作品を対象にした地方文学賞の中では最も長い歴史を誇る、伝統と格式ある賞である。
1973年、泉鏡花の生誕100周年に際して創設。対象は「前1年間に刊行された文芸作品(小説、戯曲など、単行本に限る)で、泉鏡花の文学世界に通ずるロマンの薫り高い作品」。強いていえば受賞者には純文学系の作家が多いが、第1回から半村良『産霊山秘録』に受賞していたり、眉村卓『消滅の光輪』のようなSFや、宮脇俊三『殺意の風景』のようなミステリにも受賞しており、新人・ベテランや純文学・エンターテインメントの区別なく、様々な作品に受賞している。
2002年の第30回までは候補作が公表されていたが、2003年からは公表されなくなった。なお、野坂昭如『文壇』や寮美千子『楽園の鳥―カルカッタ幻想曲』のように、最終候補でなかった作品が受賞することがある。
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最終更新:2024/11/08(金) 16:00
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