「エクスプロージョン!」
爆裂魔法とは、主に巨大な爆発を伴う高威力の攻撃魔法が命名・分類される呼称である。ここでは「この素晴らしい世界に祝福を!」に登場する魔法について解説する。
劇中での使用者はめぐみん、ウォルバク、ウィズ、???。作中最強の攻撃手段であるが、あまりに使い勝手が悪いのでもっぱら「ネタ魔法」とされている。発動時には「エクスプロージョン」と叫ぶ。
作中最強と述べたように、殆どの敵を一撃で消し飛ばし、その跡には数十メートルのクレーターが残るほどの絶大な威力を誇る。魔王軍幹部等のボス級のモンスターでも、食らえばひとたまりもない。
また、破壊力だけでなく、どんなに魔法耐性が高い敵でも完全に無効化されることはなく、神や霊体、魔王に対しても必ずダメージを与えられるというメリットや、全ての魔法で最も射程が長いというメリットもある。
最強の破壊力を持つ爆裂魔法だが、以下のようなデメリットがある。
どれもこれもが致命的で、魔法に長けた紅魔族の間でも「ネタ魔法」と呼ばれるほど。それぞれのデメリットを順に解説する。
爆裂魔法の消費魔力は非常に多く、よっぽどの才能が無ければ放つことすらできない(不足分の魔力は生命力で補われるため、魔力不足で無理して撃つと死に至る)。
非常に魔力が高い者でも、爆裂魔法を1発放つと魔力は殆ど無くなってしまう。場合によっては、不足分を生命力で補った結果としてその場に倒れ込んでしまうこともある(めぐみんは毎回倒れている)。当然連発は不可能で、魔力回復の手段が無い限り一日一発撃つのが限界。
このすばの世界では、レベルが1上がるごとに1ポイント入手できるスキルポイントを使用して、各種能力や魔法を習得する。当然、強力な魔法ほど、習得に必要なスキルポイントも多くなるため、習得までの手間は増える。(なお、才能がある者(紅魔族等)はある程度のスキルポイントを生まれ持っている他、希少ではあるがポーションで増やすことも可能)
上級魔法の習得に必要なスキルポイントが30であるのに対して、爆裂魔法の習得に必要なスキルポイントは50と非常に多い。上級魔法スキルは各属性の強力な攻撃魔法の他、光を屈折させて姿を消す、泥沼で足止めする等の多種多様な魔法を習得できる非常におトクなスキルなのに対して、爆裂魔法スキルは習得してもたった一つの魔法しか覚えることができない。
上級魔法に必要なスキルポイントを30貯めるだけでも非常に苦労するのに、更に苦労して使い勝手の悪い爆裂魔法を覚えるのは非常にコスパが悪いといえる。
先に述べたように爆裂魔法は圧倒的な破壊力を持つが、威力が高すぎて殆どの敵にはオーバーキルとなってしまうどころか、周りの地形まで変えてしまう。破壊した地形の修復費用や爆音の騒音被害に対するクレームはカズマ一行のサイフと評判に大きなダメージを与えている。
また、ダンジョン内部で使用すると壁が崩れて生き埋めになり、開けた場所で使うと、爆音であたりのモンスターを引き寄せてしまうといったデメリットもある。
なお、このすば世界の魔法は、込める魔力量を変更することで多少の威力の調整が可能だが、爆裂魔法は常に魔力を全開で使う必要があるため、威力の微妙な調整が不可能である。(一応、魔力を増幅する杖を使うか使わないかで威力を変えることはできる)
総じて、爆裂魔法を放つことができるほどの絶大な魔力があるのならば、習得が爆裂魔法より簡単で使い勝手も良い上級魔法を連発する方が、多くの状況で有意に攻撃することができるといえるだろう。
原作では細かな詠唱文は記載されていない。しかし、このすばの世界では高度な魔法を放つには詠唱が必須という設定がある。めぐみんが原作1巻にて「爆裂魔法は最強魔法。その分、魔法を使うのに準備時間が結構かかります。」と言っているように、他の魔法に比べて詠唱時間は長いものだと思われる。これも爆裂魔法の欠点の1つと言えるのかもしれない。
黒より黒く闇より暗き漆黒に我が深紅の混淆を望みたもう。 覚醒のとき来たれり。 無謬の境界に落ちし理。 無行の歪みとなりて現出せよ! 踊れ踊れ踊れ、 我が力の奔流に望むは崩壊なり。 並ぶ者なき崩壊なり。 万象等しく灰塵に帰し、 深淵より来たれ! これが人類最大の威力の攻撃手段、 これこそが究極の攻撃魔法、 エクスプロージョン!
アニメ版の詠唱は毎回微妙に異なり、場合によっては詠唱が行われないこともある。ただしこれは先述の原作の設定を鑑みれば、アニメ的演出の都合上詠唱がカットされている…と考えるのが自然だろうか。なお、アニメ版では爆裂魔法シーンでたびたび「詠唱は気分」「実は詠唱はいらない」というコメントが付くが、これは全く根拠が無く、むしろ原作の設定と矛盾するものである。
ただし、このすばの世界には詠唱が必要な高度な魔法でも、非常に熟練すれば詠唱を省略して放つことが可能になるという設定も存在する。爆裂魔法を放ち続ければ…?
原作9巻において、めぐみんは無詠唱で爆裂魔法を撃てるようになった。ただし、詠唱を省略した分威力は落ちてしまう。
このように強さよりもデメリットの要素が大きいため、紅魔族の間では爆裂魔法は「ネタ魔法」という扱いになっている。そして、それを使っているめぐみんも周りから笑い者にされている。
しかし、機動要塞デストロイヤーや魔王軍幹部等のボスとの戦いでは、メリットである超強力な攻撃力を活かし、一撃必殺の魔法として活躍した。そのため、紅魔族や周辺は爆裂魔法やめぐみんに対する認識を改めることとなった。その後もめぐみんはポイントを爆裂魔法に極振りし、爆裂道を極め続けるのであった・・・。
そして、その結果・・・
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掲示板
24 ななしのよっしん
2024/04/23(火) 22:25:38 ID: cfBOk/6uro
イオナズンかと思ってたが実質メガンテや良くてアルテマみたいな魔法
…作風が基本コメディなのとあの扱いだからネタ魔法だけど、シリアスな作風なら
仲間の一人が対ラスボス用に密かに習得した究極技で、危険な能力だから
本当に最後の手段としてしか使わないタイプの自爆技ってなるのかな?
そう考えるとそんなもんポンポン出すめぐみんはやっぱイカレてるw
25 ななしのよっしん
2024/05/12(日) 18:27:00 ID: TyZE4Hle9G
アニメの描写を見ると王都の3~4割が吹き飛ぶくらいの威力っぽいな
才能があるめぐみんがすべてを爆裂魔法に捧げたからの威力だとしても桁違いに強い
欠点だらけの魔法だけど、それを補ってあまりある魅力がある
26 ななしのよっしん
2024/09/02(月) 08:57:51 ID: kadh5/pjs+
>>24
めぐみんの問題点は「爆裂魔法しか使えない」ことなんだ
他の攻撃手段が無いから爆裂魔法が通常攻撃扱いなんだ
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最終更新:2024/11/08(金) 12:00
最終更新:2024/11/08(金) 12:00
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