理解できぬ。 単語


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リカイデキヌ

2.0千文字の記事

理解できぬ。とは、理解できない時に使う表現である。

お前は概要を読み飛ばしてはならぬ。

ブルーアーカイブ -Blue Archive-」の無名の司祭という物語黒幕に近い名無しキャラが、最終編「あまね奇跡の始発点」で言ったセリフである。

なお、本来ゲーム中のテキストということで句点があっただけというのを義に踏襲した結果、テンプレコメントタグでも句点がつけられるのでこれを記事名とする(正直句点付けないと普通日本語と大差ないし)

つまり……何を意味する?

実際のところ、関連するミームである「驕るな——!!」に至る過程で黒幕の集団が発しただけの、特に重要でもないとるに足らないセリフに過ぎない。なお、ワンクリックも面倒だと思うので、こちらの記事にも経緯を書くと以下である。

  1. まず、この無名の司祭と呼ばれる黒幕にとっては、この物語メインヒロインたちは文字通り神的なモノであり、何らかの条件を満たすことで計画の核になるような存在だった
  2. 黒幕メインヒロインをいい感じに追い込んで、自分たちのシナリオに欠かせない神輿めいた存在(メインヒロイン)が、今まさに手中に収まろうとした
  3. それに対し、過去牙にもかけていなかった、黒幕にとっては取るに足らない存在の主人公が、自分の身を犠牲にすることでメインヒロインの代わりになろうとするイレギュラーが起きた
  4. その上、その主人公が、メインヒロインなどを助けるために、黒幕の神輿になりきるのではなく、あくまでも自分のエゴを貫こうとした
  5. 黒幕怒り心頭

簡単に言うと、上記の3の部分で、主人公の決死の覚悟でとった行動が、理解の範疇をえていたもののまだプランBとして組み込めるという段階だったため、感情を露にすることもなく淡々と感慨を述べただけの一セリフである。

理解できぬ。

のだが、これがネタにされるのは以下の経緯がある

  1. そもそもあまりにも彫像めいた個性な見たの集団が、黒幕として急に何人も新しくぞろぞろ出てきた
  2. 登場時は某ゼーレっぽく振舞っていた、文字通りの非人間的な集団だったのだが、モノリスとかにべるとまた人間の姿かたちをしており、デスマスクを思わせる能面的な顔をしていた
  3. そんなまだかろうじて嬌めいたものを感じられなくもない見たの集団が、無名の司祭F、無名の司祭A、無名の司祭Bと3回もこのセリフを続けて繰り返し、しかも全員が横並びという割と面い構図になってしまった
    (なお、この後さらに無名の司祭Cも復唱してこの話の結論にもっていこうとする)

少なくとも横並びのカットに限って端的に言ってしまえば、3回も言ったぞ!あのやずやですら2回なのに!理論である(限らなければセリフの回数自体は4回)。

お前は後日談を読み飛ばす選択を……未来永劫、後悔するだろう——!!

実のところ、ストーリー上はいったん幕を下ろすくらいのかなりの方に位置する、本当になんて事のないセリフであり、例えばこのゲームにおける最序盤のネタであるヒロイン銀行強盗べると、実体験するところまでたどり着く難易度もそこそこある。のだが、「驕るな——!!ミームによって無名の司祭が散々おもちゃにされた結果、そもそも彼らの出番自体少ないこともあり、彼らのほぼどのセリフネタ扱いされるようになったのである。

そのことに加え、このセリフがあまりにも日常的な汎用性の高いセリフであったがために、特に使い勝手がよかったことも作用した。例えば、「驕るな——!!ミーム素材と化して遊ばれている無名の司祭動画に、無名の司祭になりきったかのようにリアクションするといった具合に、動画イラストの内容が理解できなければ理解できぬ。と返す、というコールレスポンスにちょうどいいテンプレコメントと化したのである。

さらに、別の要素が加わる。2022年を通してブルアカMADの勢力が増した結果、どこの界隈にも見られる、分が増えたことによる一部アバンギャルドなネタ動画などの出現である。ニコニコ動画に限って言えば、この段階に至るのが2023年初頭であり、ちょうどこの無名の司祭が初登場した前後くらいになる。結果、前衛的ブルーアーカイブタグが使われる動画頻出のコメントとなり、添えられるようにタグとしても機し始めた、というわけである。

ということで、何度も繰り返す通り、ゲーム中大して意味のあるセリフではないのだが、上記経緯でこのゲームの有名なセリフの一となってしまった(まあこのゲームは期間限定イベントしょうもないセリフMAD化の類なんてよくあることだし)。なお、当然改変しやすいので、個人的に理解できてしまったときは理解できる。などとコメントされる。

関連動画があるのは僥倖であった。

ここに新たな関連静画を迎え、閲覧するのだ。

関連項目を見るまで、ブラウザバックは許されぬ。

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