福田己津央(ふくだみつお)とは、アニメーター・演出家である。別名に『福田満夫』『ふくだみつお』など。
代表作は『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』『機動戦士ガンダムSEED』など。自称・神田武幸の一番弟子。
通称は「プクダ」「負債(妻・両澤千晶と合わせて呼ばれる)」など。
ケレン味の利いたヒロイック・スタイリッシュ・派手なアクション演出を得意とし、アニメ演出家として高い実力を持つことで有名。
一方で性格や言動に問題が多いことでも非常に有名であり、発言が二転三転したり、その発言や方針に傲慢・自信過剰・無知と取れる物が非常に多く(信憑性は別として)多くの人の怒りを買っている。
特に有名なのは『サイバーフォーミュラSAGA』以降での監督作品においてシリーズ構成・脚本家に自身の妻である両澤千晶を必ず起用している事や『SEED』『SEED DESTINY』の制作が遅れて総集編やバンクを多用しなければならない状況を生み出した事だと思われる(後者については当時作画監督をしていたアニメーターの椛島洋介氏からブログにて批判が来るほど。なお、その時のブログ記事は削除されお詫びイラスト(シン・アスカの笑顔)が掲載された)。
ガンダムSEEDシリーズの批判は彼(と両澤)が原因と言えるものが大半を占めていることからもその人物像が伺える。
ただし前述の通り、演出家としては高い実力を持っていると言われており、福田を批判した椛島氏は同時に福田の演出家としての腕を尊敬しているとも発言している。また、ガンダムSEEDシリーズのアンチの中にも好みや作品全体の出来などは別にして、ハイマットフルバーストやキラとアスランの死闘、インパルスとフリーダムの対決など個人的に気に入っているシーンやエピソードを挙げるなどして、アニメ演出家としてある程度評価する者も少なくはなかった。(一方で演出の幅が狭いとし、演出家としての腕を疑問視する声も存在する)
2006年に劇場版ガンダムSEEDの製作が発表される。が、続報は全く無いまま5年以上の時が過ぎ去ってしまった。
一応、両澤千晶の体調不良が原因で製作が遅れているという事になっていたのだが…。
2009年1月には情報を発表できればいいと発言していたがご覧の有様である。
そうこうしている間に新作『機動戦士ガンダム00』『機動戦士ガンダムAGE』『Gのレコンギスタ』『鉄血のオルフェンズ』といった新作が次々と発表され、久々の劇場版ガンダムも『00』に取って代わられてしまうこととなった。
正式にアナウンスはされていないが、事実上の製作中止であると世間には見られていた。
『SEED DESTINY』スペシャルエディション制作以降は『SEED』シリーズ関連の仕事以外で目立った活動はしていなかったが、2014年10月より放映開始となったアニメ「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」でクリエイティブプロデューサーとして参加している(ちなみに両澤千晶は本作に一切関わっていない)。
氏が関わる事で早くも賛否の声が上がったが、いざ放送されてみるとゲスい事極まりない作風になったものの一貫したキャラクター描写が好評となり、アニメーターとしての評価をある程度挽回する結果となった。
同時に「嫁と一緒に仕事しなけりゃそれなりにいい物が作れる」という説を裏付ける事にもなった
その後、2022年にSEEDが20周年を迎えるに当たり、SEED DESTINYの続編として劇場版が制作中であることが改めて公表された。
ストーリーは両澤が生前に組んだものであり、脚本自体は小説版SEEDを執筆した後藤リウ及び福田監督本人が務めている。
その前後にSUNRISE BEYOND、BNPictures等の制作作品に参加するなど演出業に復帰している。
氏を語る上で、よくセットで語られる脚本家。福田己津央の妻で、ドラマ脚本家の両沢和幸は実弟。
元々脚本家志望ではなく、あくまで私生活におけるアドバイザーのような役割(要するに素人)であった。
その後、『サイバーフォーミュラ』の脚本清書を手伝っていくうちに、ストーリーに対して意見するようになり「やってみるか」と福田に薦められ、脚本家として登板する事となった。
このためか、両澤が脚本を担当した作品は『サイバーフォーミュラSAGA』『SIN』『GEAR戦士電童』『ガンダムSEEDシリーズ』と福田が監督した作品にほぼ限られ、他には『星方武侠アウトロースター』を一本書いたのみである。
経歴の時点で身内人事である上に福田同様に問題発言や作品の私物化といった黒い噂も多く、書き上げたストーリーの内容とも相まって夫共々アンチが非常に多い。
なお、度々噂された病弱である事については本当らしく、実際2002年頃から子宮筋腫と卵巣嚢腫で体調を崩しており遅筆である一因にもなっている。
なお、上記の通りあまりのアンチの多さから、訃報に対してすら誹謗中傷が絶えない状態にあり、この点に関してはファンはもちろんアンチの中にも難色を示す人は多い。
掲示板
3126 ななしのよっしん
2024/11/20(水) 16:22:16 ID: 8s//eJBS0a
それについてはあなたのことではなく20年間の過激アンチたちの批判のつもりだったがもし誤解させたのなら申し訳無い
3127 ななしのよっしん
2024/11/20(水) 16:38:19 ID: dF5z86pCcS
この人に関して言えば、おそらくはとにかく「物語の大枠を作る取捨選択力」が乏しく、
短編の劇場版くらいの尺であれば演出力もあって押し切れるけど、間の空くTV放送の類は
「演出で押し切る」前に尺による水入りが入るために話の流れの違和感を認識させて
酷評が止まらない、というのが実情なんでしょうな。
まぁ、だからこそ原作者的立場の監督の粗を削いで見やすくなるよう補正する脚本家が
重要だったんだけど、種死はとにかく奥さんの遅筆も相まって問題が解決できずに
結果として現代まで評価が伸び悩んでいる、という状況だけど。
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最終更新:2024/12/22(日) 10:00
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